概要
人間社会の裏で暗躍し、魔化魍やそれを育てる
童子と姫を生み出し力を与える一切言葉を発することの無い謎の存在。
黒装束あるいは白装束に身を包んでおり、顔は装束に隠れて見えない。
強い念動力で攻撃する事ができ、対象を吹き飛ばしたり抑え込んだり出来る。
様々な計器がついた錫杖を持ち歩いて様々な場所に出没し、謎の液体の入った試験管に様々な生物の体組織を入れて地面に突き刺す事で魔化魍や童子・姫を誕生させ、何らかの目的で魔化魍や童子・姫を利用して実験を重ねている。その正体は洋館の男女が製作し彼らの指示通り動く傀儡であり、装束に隠れて見えないその顔はそれぞれベースとなった洋館の男女と瓜二つの容姿を持ち、言葉を話せないが、自身の見聞きした様々な事をテレパシーで伝える役割を持っている。
生み出す魔化魍の種類に応じて黒と白のタイプが存在しており、
洋館の男女の指示で様々な実験を行うが、全ての魔化魍を育てられるスーパー童子・スーパー姫が生み出された為に用済みとなり、「人員整理」として洋館の男女の命を受けたスーパー童子・姫により全て始末された。
持田ひとみが攫われてクグツに改造されそうになった事から元は人間、あるいはなんらかの人造生物である事が窺える。また、洋館の男女やその上司、童子・姫は皆同じ顔をしている事から彼らも広義的にはクグツあるいはそれに準ずる存在なのではないかと思われる。
なお、存在自体は猛士も認知している模様。
黒傀儡
主に巨大な魔化魍を生み出す存在で、物語で初めて登場した傀儡。
物語で最も多く登場した傀儡であり、その殆どが男性だが、
二十八之巻『絶えぬ悪意』のみ女性の黒傀儡が登場している。
なお、“謎のイガイガ”を飲み込んだ傀儡は瞳が赤くなり、爪が鋭く伸びるなどの変化が起きていた。
白傀儡
主に夏にしか出現しない等身大の魔化魍を生み出す傀儡。