ヒビキ(仮面ライダーディケイド)
ひびき
演:デビット伊東
『仮面ライダーディケイド』第18話「サボる響鬼」、第19話「終わる旅」に登場。
アロハシャツを着た遊び人風の男性で、他の流派が争っているのを他所に一切合切の責任を放棄して、のんびりとしたグータラ生活を満喫しているが、弟子のアスム曰く何をやっても駄目だと諦めていた彼に鬼の才能を見出してきちんとした指導や稽古を付けて鬼に育ててくれていたが、ある日を境に突然鬼の引退を宣言し、今のだめ生活を送るようになってしまったという。
その放任主義は徹底しており、修行はアスムに任せっきりにして自分は椅子に座って寝転ぶ。伝説の大師匠の道着を着た士を見るなりアスムに育成を丸投げにする。突然アスムを破門にして海東に預ける等の行動を起こしている。
しかし腐っても音撃道師範だけあって背後から忍び寄る海東にディスクアニマルを投げつけ隙を全く見せず、魔化魍を瞬く間に撃退する等、桁外れの戦闘力を持っている。
魔化魍の襲撃に遭っても頑なに鬼への変身を拒んでいるが、実は魔化魍を倒すために力を求めすぎた事が仇となり、鬼の力を制御できなくなって自身が魔化魍・牛鬼となりつつあった。
現在のぐうたら生活も鬼の引退宣言も、そして弟子のアスムを冷たく突き放していたのも、全ては化け物になりつつある自分からアスムを護るための行為であった事が後に判明する。
そんな中、音撃道を一つにまとめて魔化魍と戦おうと奔走する弟子の姿を観た事で、アスムは自分とは違って決して力に溺れ、力に飲み込まれる事は無いと確信。
弟子を託した海東に「優しい心を持っているアスムなら鬼の力に飲まれない」、「今度、俺が牛鬼となったらアスムに俺を倒すように言ってくれ」と伝言を託す。
そしてアスムと再会した頃には既に力を抑えきれない段階へと到達しており、海東の挑発を受け遂に力が完全に暴走。
牛鬼と化して襲い掛かるが、師匠の思いを汲み、響鬼へと変身したアスムとの戦いを得て、人の魂と鬼の魂を受け継がせ散っていった…。
おっさんライダーという共通点こそあるものの、オリジナルのヒビキとは大きく異なるキャラクターである。
しかし、弟子想いの好人物ぶりや「響鬼の世界」の脚本の妙からリ・イマジネーションライダーとしては比較的人気が高い。
ファンからは差別化のために、親しみを込めてデビキさんと呼ばれることも。
仮面ライダーディケイド 響鬼の世界 アスム 牛鬼(魔化魍) 音撃道
福岡福男:同じくB21スペシャルのメンバーが演じた仮面ライダーシリーズのキャラクター。こちらは一般人枠。
9つの世界の主人公リ・イマジネーションライダー
ソウジ→ヒビキ
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