概要
那須雪絵による少女漫画。1986年から1991年にかけて、雑誌「花とゆめ」に連載された。
2008年7月からは『ここはグリーン・ウッド 〜青春男子寮日誌〜』のタイトルでTOKYO MXなど11局にてドラマ化。全13話。
正式なタイトルは『ここはグリーン・ウッド』と中点がつくが、中点のつかない本タグの方が多く利用されているため、本頁において解説する。
SCHOOL STAGE「ここはグリーン・ウッド」
期間:2019年7月19日(金)~7月28日(日)
会場:天王洲 銀河劇場
あらすじ
主人公・蓮川一也は、薄幸体質。名門男子高校・私立緑都学園に合格するも、入学式前日に胃潰瘍となって入院したため、入学が約1ヶ月遅れてしまう。
退院した一也は、寮長の池田光流と生徒会長の手塚忍に、同室の如月瞬を紹介されるが、そこにいたのはどこから見ても女の子。 瞬は女である事を隠し、男として卒業しなければならないという。「この事は4人だけの秘密だ」「君を信頼しているが、間違いは起こさないように」と笑顔で脅迫され、愕然とする一也だが…。
主人公が学生寮の先輩達におもちゃにされながらも、たくましく(?)成長していく青春の日々をコメディタッチで描く。
普段の寮生活から、学園祭や体育祭、修学旅行、バレンタインデーなど様々な学生生活のイベントが中心となっているが、たまにファンタジーや時代劇バージョン、パラレルワールドなど非日常世界も描かれる。
題名の「グリーンウッド」は、緑都学園の寮「緑林寮」の愛称である。なお、「緑林」は漢語で「盗賊」または「盗賊の根城」を意味する語。また"Greenwood"にも「悪党の巣」という意味があり、一癖も二癖もある寮の住人たちをあらわしている。
登場人物
主要登場人物
不幸体質の主人公。幼い頃に両親を亡くし、兄に育てられる。
名門男子高校・私立緑都学園に入学し、学生寮「緑林寮」に入寮する。
学業成績はあまりよくはないが、運動能力は高い。
一也とは同学年で、尞のルームメイト。
静岡県出身。実家は有名な老舗旅館。腰まである美しい長髪が自慢。
緑林寮の寮長。一也の1学年上の先輩。
面倒見がよく後輩思いだが、一也のことをよくオモチャにして遊んでいる。顔が良く、さまざまな女性からモテるが女運は悪い。
緑都学園の生徒会長。一也の1学年上の先輩。寮生で、光流のルームメイト。
長野県出身。地方の名家の令息で父親は政治家。文武両道の天才。持ち前の頭脳と統率力で学園を支配しており、学園内の生徒はおろか、多くの教師の弱みを握っていることで恐れられている。
その他の寮生
九州出身。実家はみかん農家(必ず継ぐことを条件に緑都学園入学を許してもらった)。男らしい外見かつ性格。ルームメイトの渡辺と付き合っている。
北海道出身。藤掛と同室。可愛らしい顔立ちなうえに小柄で、女と間違われることが多々ある。
その他
一也の兄。25歳。緑都学園のOBで、現在は養護教諭として母校に勤務している。
11歳の時に父親が病死、高校2年の時に母親が事故死し、弟の面倒を見ながら大学を卒業した。
一弘の妻。一也の元家庭教師で、初恋の相手。
人気アイドル歌手。普段は地味で病弱だが、スポットライトを浴びると生き生きとして元気になるという特異体質。