「キャハハハハハハハ!!」
「しょせん これが私達との格の差じゃない?」
概要
王下七武海(当時)サー・クロコダイルが組織する秘密犯罪会社「バロックワークス」のオフィサーエージェント。キロキロの実の能力者で、体重(ウエイト)を自在に変化させることが出来る。
当初はパートナーであるMr.5と共に、ウイスキーピークにて裏切り者のミス・ウェンズデーを始末するために送り込まれるが、麦わらの一味のルフィとゾロの喧嘩に巻き込まれ失敗に終わる。その後もリトルガーデンにてMr.3&ミス・ゴールデンウィークと合流し再び一味と戦うも敗北する。
その後はMr.3に取り残されて、ゴールデンウィークを含む3人でサバイバル生活を送っていたが、社長であるクロコダイル含む幹部たちの逮捕を知り、ゴールデンウィークの提案に乗り救出作戦を決行した。
現在は、救出した仲間たちと共に「NEWスパイダーズカフェ」を開業。
夢であった「チョコ屋さん(パティシエ)」として仲間たちと仲良く暮らしている。
プロフィール
本名 | ミキータ |
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異名 | 運び屋 |
コードネーム | ミス・バレンタイン |
年齢 | 22歳→24歳 |
身長 | 177cm |
懸賞金 | 750万ベリー |
所属 | 秘密犯罪会社バロックワークスオフィサーエージェント→NEWスパイダーズカフェ店員 |
所属船 | ポップロックキャンディ号 |
悪魔の実 | キロキロの実 (超人系) |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 2月14日 (バレンタインデー) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | XF型 |
好物 | レモンティー、チョコレート |
初登場 | 単行本13巻 第110話『夜は終わらない』 |
CV | 折笠富美子 |
人物
常に縞模様の日傘を携える。衣装はレモンをイメージした帽子とイヤリング、丈の短いワンピースを纏い、そこから大胆に出した長い美脚が特徴で、『ONEPIECE』の美女の例に漏れず足を組む座り方が魅惑的。そして当然ながら巨乳、巨尻の持ち主。(技によってはこの巨尻を思いっ切り押しつけてくれるので、本来は拷問用の技だがご褒美に感じる人もいるかもしれない。)
大人びた外見とは裏腹に「キャハハハ」と少女のような笑い方が特徴で、常に相手を嘲笑したような態度を取り、後述するキロキロの実の能力を活かしたえげつない戦術を好むサディストでもある。
そうした残忍な気質とは裏腹にファンは多く、作中でもバロックワークス社内にファンクラブが存在するとのことだったが、ウイスキーピークにてゾロの手で潰された。ちなみにアラバスタ編でたしぎに斬られたBW構成員の中に「I LOVE Ms.Valentine」と背中に描かれたジャケットを着てる者がいたりする。
戦闘能力
悪魔の実
「地面の下に うずめてあげるわ」
悪魔の実 | キロキロの実 |
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分類 | 超人系 |
属性 | キログラム(kg)単位での体重操作 |
能力 |
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自分の力量の範囲内で、自身の体重を自在に操作する事ができる能力を持つ。
その操作範囲は最低で1kg、最大ではなんと1万kg(10t)。能力者の意思により徐々に操作する事も一瞬で増減させる事も可能。
時には最大重量まで自身を重くさせてあらゆるものを圧し潰し、時には最小重量にまで自身を軽くして風に乗って宙に浮く。
後に、この1000倍重くなる「トントンの実」も登場している。
技
- 1万キロプレス
体重を1kg(つまり密度は水の4~50分の1、発泡スチロール並みの軽さ)まで軽量化して相棒のMr.5の爆風を利用し空に浮かび、そこから今度は1万kgまで体重を一気に増加、上空から相手を押し潰しにかかる。
直撃した相手は首から下まで地面に埋まり、ほぼ一撃で戦闘不能となる。ただし攻撃範囲はかなりピンポイントな上、上空から狙うという性質上必然的に的も小さくなりがち、しかも外れると自分だけが地響きを立てるほどの勢いで地面に激突する羽目になるなどリスクが非常に大きく、確実に当てるなら仲間のサポートが重要になる。
- 強くなる石(クレッシエンドストーン)
あえて体重を軽くした上で相手の体の上に乗り、自分の体重を徐々に重くしていく。
どちらかと言えば戦闘用の技ではなく、尋問や拷問でこそ真価を発揮する。
- 1万キロギロチン
体重を軽くして空へ跳び、片足を伸ばしたまま体重を増加して相手目掛けて落下する。
活躍
アラバスタ篇
初登場のウイスキーピークでは、バロックワークスに潜入して社長の正体を知ってしまったミス・ウェンズデーことネフェルタリ・ビビを、相棒のMr.5と共に急襲して始末しようとしたが、些細な事からケンカになっていたルフィとゾロに「ゴチャゴチャうるさい」「勝負の邪魔だ」と一蹴され、上空遥か彼方に吹っ飛ばされてしまった。
続いてリトルガーデンではウイスキーピークでの失態を帳消しにするため、Mr.3ペアの手先として麦わらの一味とビビを襲った。ウソップには有利に戦っていたようにみえたが、あと一歩というところでウソップの策に気付けずキャンドルサービスを解除されてしまい、復帰したナミとビビによって倒される。
失態による自身の抹殺命令を怖れたMr.3は、仲間を置き去りにして一人でリトルガーデンを脱出してしまい、残された3人は原始の島でサバイバル生活を送る羽目になる。
ミスG・Wの作戦名“ミーツ・バロック”
次の登場はゴールデンウィークを主人公とした扉絵連載『ミスG・Wの作戦名“ミーツ・バロック”』から。
幸いにも、Mr.3が残した蝋のアジトにて3人でサバイバル生活を送っていた。
(バレンタインに関しては石斧や毛皮のビキニを纏うなどシチュエーションを楽しんでいた様子)
ある日、ニュース・クーから買った新聞の一面記事で、バロックワークスの壊滅と、これまで秘密にされてきた社長のクロコダイルや構成員たちの正体を知る。ゴールデンウィークは、逮捕された仲間を救出しようと即座に旅立ちの準備をはじめ、バレンタインとMr.5も初めは止めようとしたが最後は従い、彼女の能力で友達になったプテラノドンに乗って島を脱出した。
その後、キューカ島に行き着いた3人は海軍本部大佐“黒檻のヒナ”の部隊に発見され、バレンタインは逃げ切れず一時捕縛されてしまうが、脱獄していたMr.2の助成により無事救出された。
その後、ゴールデンウィークの能力でヒナの軍艦の乗組員たちを操って海軍の留置所に連行を偽って侵入。クロコダイルにもう一度バロックワークスを再建しようと持ちかけるが、彼とMr.1は「気が乗らねェ」という理由で脱獄を拒否。結局、Mr.4&ミス・メリークリスマスペア(および銃犬ラッスー)、ミス・ダブルフィンガーだけが脱獄することになった。
去り際にゴールデンウィークはC・T“夢の虹色”を使い、仲間たちをそれぞれの夢の姿に変身させる。バレンタインは、夢であった「チョコ屋さん」の姿に変身した。
その後、脱獄した面々はかつての集会所でありダブルフィンガーの店でもある「スパイダーズカフェ」を新装開店した「NEWスパイダーズカフェ」にて新たな生活を始めた。Vol.40の一コマでは、クロコダイルの義手をイメージしたチョコケーキを披露していた。
余談
ミス・バレンタインの声を担当した折笠富美子氏は後にモコモ公国の犬のミンクの女性ワンダの声を担当している。
関連イラスト
関連タグ
Mr.5:バロックワークスでのパートナー