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概要編集

偉大なる航路新世界”を彷徨う、1000歳を超える巨大象の背中の上に存在する国家。半獣民族であるミンク族の国家である。


1000年近い歴史を持つ古い国で、住民であるミンク族が先天的に戦闘能力が高いため国の防衛力は非常に高い。

常に二人の王によって治められており、正式な国の王は昼の王「イヌアラシ公爵」だが、代々神聖な”くじらの森”を守る夜の王「ネコマムシの旦那」も同等の権利を持っている。

元は親友同士だった二人だが長年激しい仲違いをしており、対面しただけで殺し合いをやりかねないほど顔も合わせたがらない事から「王の鳥」という王の側近を務める役職の者以外はイヌアラシが朝の6時から18時まで街の者とネコマムシが18時から6時までを森の者達がと、起きて活動する時間を分担して生活する習慣としてきた。それによりそれぞれの時間帯に切り替わると一方は半強制的に眠りについてしまい仲違いだけでなく活動の自由が効かないのが国民の悩みの種であった。親交を交わした客人とは衣服を交換し合う文化を持つ。

一般的に国の存在は認識されていないようで、幻のミンク族の国、幻の都などとも呼ばれている。


ドレスローザで別行動となった麦わらの一味ハートの海賊団海賊同盟の合流地点となった場所で、ハートの海賊団航海士のベポビッグ・マム海賊団ペコムズの故郷でもある。


基本情報編集

国名モコモ公国
首都不明
君主イヌアラシキャロット
領土ゾウ

原作での関わり編集

主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味パンクハザードで同盟を組んだトラファルガー・ローと共にドレスローザでのドンキホーテ・ドフラミンゴとの激闘を制し、一足先にゾウに向かったナミサンジチョッパーブルックを追いかける。ルフィたちは無事にゾウにたどり着くが、ゾウの背にある国「モコモ公国」は壊滅しており、再会したナミは姿がないサンジの名を聞くとルフィの前で涙を流す。

国が崩壊していたのはルフィたちが到着する10日程前から干害のジャック率いる百獣海賊団の襲撃を受けたためであり、襲撃の理由はワノ国の忍者雷ぞうの身柄引き渡しに応じないからというものであった。国の住民ミンク族の命が助かったのはナミたちが間一髪ゾウに上陸して懸命な救護活動をしたからであり、ジャックが撤退したのは百獣海賊団の取引相手であるドフラミンゴが撃破されたからであった。このため、ミンク族は一味を恩人と認識し迎え入れた。

しかしサンジが姿を消したのは完全に別件であり、ルフィたちの到着2日前にビッグ・マム海賊団から「お茶会の招待状」がサンジに向けられたためという理由であった。四皇ビッグ・マムの脅しを前にサンジは招待に応じるしかなく、たった一人で一味のもとを去ってしまっていた。ルフィはサンジを連れ戻すためにビッグ・マムの本拠地ホールケーキアイランドへ向かうことを決意する。


翌日、絶縁状態であったモコモ公国の2人の王イヌアラシネコマムシが鉢合わせしてしまい一触即発の状況になるも、一味とパンクハザードから共に行動していた錦えもんとドレスローザで合流したカン十郎たちワノ国の侍がゾウに遅れて上陸したことで事態が急転。実際には雷ぞうはくじらの森に匿われており全員が知ったうえで立ち向かっていたことが判明する。彼らが主君とするワノ国の「光月家」とミンク族は遥か昔からの兄弟分の契りを交わしており、錦えもんたちが海へ出たのは四皇百獣のカイドウによって制圧状態のワノ国を取り戻すべく、ミンク族がいるゾウに救援を要請するためだった。そしてモモの助の正体がカイドウに殺されたワノ国の大名光月おでんの息子であることが判明し、モモの助の一言でイヌアラシとネコマムシは和解し、くじらの樹で雷ぞうも合流した。その後モモの助の頼みを聞いたルフィは侍たちと同盟を組むことを提案。麦わらの一味は元々同盟を組んでいたロー率いるハートの海賊団とワノ国の侍たち、そしてミンク族の戦士たちによる打倒百獣海賊団を目的とする「忍者海賊ミンク侍同盟」を結成する。


ルフィはサンジを連れ戻すまで戦うのを待ってほしいと伝え、侍たちもそれを承諾。同盟はサンジの奪還や戦力確保など決戦の準備をするために4つのチームに分かれて行動を開始する。


錦えもんたちワノ国の侍の目的が判明し、今後の行動方針を確認していくのが主な話であるが、サンジの姓名や最後の島“ラフテル”への到達方法、歴史の本文(ポーネグリフ)の製作者が判明する短いながらも情報が多いストーリーとなっている。


王国の主要人物編集


くじらの森編集

  • ネコマムシ(モコモ公国夜の王)
  • ペドロ(くじらの森侠客団団長/通称“木の上のペドロ”)
  • ロディ(くじらの森侠客団構成員)
  • BB(ブラックバック)(くじらの森侠客団構成員)

  • ひつギスカン公爵(イヌアラシ・ネコマムシの青年時代に務めていた王)

  • ワーニー:象の背に生息する鰐。足が馬のように下に長く伸びており走るのが早い。鰐だけに水陸両生で噴火雨が収まっていない中でも動き回ることができ大人しい(余所者が数日で乗りこなし利用してしまえるほど)ので外界の馬のように利用されている。

地理編集

  • クラウ都:ゾウの背の中心にある、数十万人は住める程の都市。ゾウが一日二度行う水浴び「噴火雨」で降りかかった海水をろ過装置を設置しており生活用水に変換している(落ちてくる魚も食用としている)。

  • くじらの森:中央にその名の通り鯨の形をした巨木が生えている。内部にとある異物が安置されており、侠客団が常に警護に当たっている。

  • 右腹の森:ルフィがナミたちと合流した砦がある。

関連タグ編集

ONEPIECE 新世界 ゾウ ミンク族


本編の流れ

ドレスローザ編→ゾウ編→ホールケーキアイランド

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