「見せてあげましょ プロのお仕事」
概要
アラバスタ王国の砂漠にあるカフェバー「スパイダーズカフェ」の女店主。
その正体は王下七武海(当時)サー・クロコダイルが組織する秘密犯罪会社「バロックワークス」のオフィサーエージェントである。コードネームは“ミス・ダブルフィンガー”。スパイダーズカフェの店主としてはポーラと名乗っていた。社長のMr.0(クロコダイル)による召集令を受け、指名されたエージェントたちが自身の店に集められた際にその正体を明かした。
「ダブルフィンガー」とは人差し指を2本立てて「1月1日(元日)」に見立てたものであり、他の女性エージェントと同様に曜日や祝日に由来する。
プロフィール
本名 | ザラ |
---|---|
異名 | 毒グモのザラ、酒場のポーラ |
コードネーム | ミス・ダブルフィンガー |
年齢 | 26歳→28歳 |
身長 | 187cm |
懸賞金 | 3500万ベリー |
所属 | 秘密犯罪会社バロックワークスオフィサーエージェント→NEWスパイダーズカフェ店主 |
所属船 | キルサスーン号 |
悪魔の実 | トゲトゲの実 (超人系) |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 7月30日 (ナミ◯(勝利) ) |
星座 | しし座 |
血液型 | X型 |
好物 | ハーブティー |
初登場 | 単行本17巻 第155話『海賊 サー・クロコダイル』 |
CV | 水原リン→橘U子 |
人物
パーマのかかったセミロングの青髪と、官能的な熱い唇が特徴の美女。
普段は髪を後ろ結びにしてバンダナキャップ、黒縁メガネを着用して正体を隠している。衣装はタンクトップにジーンズというラフな出で立ちだが、正体を明かしてからは顔の装飾を外し、蜘蛛の巣をイメージしたボンデージ衣装を纏ったセクシーな出で立ちに変貌。一歩歩くごとに大きく腰をくねらせる独特な歩き方をする。
普段は気さくで大らかな女店主を演じており、Mr.4やミス・メリークリスマスをはじめ、店を集会所として利用するエージェントたちとも顔なじみであり、彼らのお茶の趣味をしっかり把握しているなど細やかな気配りもみせている。
しかし、その本質はパートナーのMr.1(ダズ・ボーネス)同様に、社長ペアに次ぐ最高幹部の名に恥じぬ冷静沈着な殺しのプロ。上述のように幹部らから信頼を寄せつつ長らく正体を隠し通した周到さもあり、バロックワークスの中でも最もまともな殺し屋と言っても過言ではない。
…ただし、クリマ・タクトの余計な機能に振り回されるナミを見た際には大丈夫?と心配したり流石に不憫すぎて同情からくる悲哀の表情をみせた。
戦闘能力
悪魔の実
「じっとしていれば 楽に死なせてあげるわ」
体の至る所から石の壁をも貫通する鋭い棘を何本でも伸ばすことができる「棘人間」。腕や足を棘化して相手を突き刺したり、全身を棘化させウニのようになって相手に突進したりして攻撃する。
技
- ダブルスティンガー
両手を棘に変化させ、目にも留まらぬ乱れ突きを繰り出す。
- スティンガーヘッジホッグ
体育座りのように体を丸め、全身から棘を伸ばして相手の頭上から襲い掛かる。
攻撃が外れて地面に落下しても、そのまま転がって地面を抉りながら相手を追尾することができる。勿論轢かれれば一瞬のうちに蜂の巣。
- スティンガーステップ
足の裏に多数の棘を作り、相手を踏みつける。もしくは蹴りつける。
- シー・アーチンスティンガー
頭全体を髪の毛ごとウニのように長く鋭い無数の棘に変化させ、体ごと回転しながら頭から特攻する。
直撃した石の壁に焦げ目がつくほどの高速回転で、まともに喰らえば蜂の巣どころでは済まされない。
- トゲトゲ針治療(ドーピング)
自分の体に棘を突き刺して筋肉を刺激し、一時的に大幅な筋力強化を図る。
服がはじけ飛ぶほど急激に筋肉が膨張した両腕はそのまま武器として使えるほどで、その腕全体に太く硬い棘を生やしてから振り回す技”スティンガーフレイル”は石柱を一撃で粉砕するほどの攻撃力を誇る。
活躍
アラバスタ編
ミス・オールサンデーを介し社長であるMr.0の召集令に従い、失敗したMr.3ペア・Mr.5ペアを除くオフィサーエージェントたちと「夜8時のスパイダーズカフェ」に集結する。その後、オールサンデーに連れられて彼女が支配人を務めるカジノ「レインディナーズ」に招かれ、社長であるサー・クロコダイルと初対面する。そして、彼の掲げるアラバスタ王国乗っ取り計画である「ユートピア作戦」に加担することになる。
首都アルバーナにおいて、ターゲットである王女ネフェルタリ・ビビを狙うも、彼女に味方する麦わらの一味の攪乱作戦にまんまと騙され、偽物であったナミと交戦。当初は殺しのプロとして戦闘慣れした自身が圧倒的優位に立ち回ってみせるも、ビビを救いたい彼女の覚悟と、徐々に使いこなしていく新兵器クリマ・タクトの奇天烈な攻撃に翻弄され、最後は“トルネード=テンポ”の強力な回転で吹き飛ばされて敗北。その後、海軍本部大佐スモーカーの部隊に捕まって投獄される。
扉絵連載「ミスG・Wの作戦名“ミーツバロック”」
新聞でバロックワークスの壊滅と幹部らの逮捕を知ったミス・ゴールデンウィークたちによって救出される。投獄中は他の幹部共々海楼石の手枷をハメられていたにもかかわらず、ミス・メリークリスマスと二人で女性房の囚人たちを叩き伏せている。
脱獄後、ゴールデンウィークはカラーズトラップ“夢の虹色”を使い、仲間たちをそれぞれの夢の姿に変身させる。ダブルフィンガーは、再び「酒場のポーラ」の姿に変身した。
その後はとある荒野で発見したカフェの廃屋を改装し、かつての集会所でありポーラの店でもあった「スパイダーズカフェ」を新装開店した「NEWスパイダーズカフェ」にて新たな生活を始める。Vol.40の一コマでは、カウンターにいるザラが画家になったゴールデンウィークに似顔絵をスケッチされていた。