概要
種類 | 超人系 |
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概要 | 死亡しても一度だけ黄泉の国から蘇生することができる |
能力 |
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弱点 | 能力は一度死ぬまでは何の効果も発揮しないため、能力者は生きている間は泳げなくなるというデメリットしかない |
形 | 実はオレンジのような形状で、底に4つのこぶがある |
色 | 橙 |
超人系の悪魔の実のひとつ。
死後に一度だけ蘇生する能力で、二度の人生を約束される「復活人間」になる。その為生きている間はカナヅチになるだけで何の効果もない。
実のビジュアルは、橙色に髑髏を彷彿させる見た目。
能力者の魂は死後に黄泉の国から現世へと舞い戻り、再び自身の体に戻る事で蘇る。ただし残った肉体は復元できないため、白骨死体や腐乱死体であればそのままスケルトンやゾンビと化す。
「一度だけの復活」という能力が行使されてもそれによって悪魔の実の呪いが消えるわけではなく、復活前後を問わず水に浸かれば体は思うように動かなくなる。
また、この能力自体は「魂だけでこの世に存在・行動できる」というものであり、肉体に戻って蘇るのは副産物に過ぎない(仮に遺体に戻って復活するまでが能力であれば、ブルックが自身の遺体が白骨化するまで迷子になることはない。また「器」に「魂」を入れることで自我を持った存在になるのは近縁種の悪魔の実が証明している)。
能力発動後、能力者の魂は「死した魂を現世に実存させる」という自然に反する現象を実現させるため、限りなく実体に近い強力なエネルギーの塊となっている。
このため、体そのものが傷つかない限りはたとえ首を切り落とされようともダメージを受けず、それどころか魂のエネルギーでくっつけて復活できる強力な再生能力を獲得できる。
さらにこの魂は黄泉の国と直結しており、黄泉の冷気を常に纏っている。このため、魂のみで移動すると黄泉の冷気で周辺を冷却・凍結させることすらも可能。
一度寿命が尽きていると言う関係上、寿命を抜き取るソルソルの実の能力を無効化できる上に、ソルソルで作ったホーミーズも無効化できる天敵といえる。
とはいえど能力者本人が過剰な覇気使いであるために分身たる存在には効かなかった(ただし魂を乗せた斬撃でダメージを与えることは可能)。
能力者
ルンバー海賊団全滅後、彼の魂は現世へと舞い戻ったが、魔の三角地帯の深い霧により自分の体を探すのに時間が掛かってしまい、一年後に自分の遺体を発見した時は白骨死体になっていた。
白骨化していたため内臓も脳もないが、それでも生命維持は可能であり、食事もすれば排泄もするし、涙も屁もゲップも出る。
また白骨化して超身軽になった事で高いジャンプや短距離なら水上を走って移動できる、水分吸収や電撃などを無効化できるなどの副次効果も得た。
さらに自由に幽体離脱する事も可能。
前述の通りエネルギーの塊なので、幽体離脱した魂は誰の目にも明らかなほどはっきりと見える。しかし実体は存在しないため、壁などに阻まれる事無くどこにでも侵入でき、呼吸なども必要ないので毒ガスの中などでも平気。これによって常人では侵入できない危険な場所を偵察したり、捕まってしまった時に仲間に直接助けを求めたりする事もできるようになった。
ただ、完全に霊魂の姿なので、本体を知っていても逃げたくなる怖さ。
そして魂が能力の媒体となっているため、魂に通じる行動をより強く相手に訴えかける事ができる。「魂に通じる行動」とは彼にとっては得意な「音楽」であり、自身の世界に他人を引き込み幻さえも見せる。
また、魂に直接干渉するため、ソルソルの実による「とってつけた魂」を引き剥がし無効化することも可能。
さらに魂を纏った剣が「黄泉の冷気」をこの世に伝え、「凍える剣」となって切り付けた相手を即座に凍結させ、打ち砕くという特性もあり、彼の剣技と相まって強力な武器になった。
能力を強力に使いこなしているのは、彼が一度死亡し、さらに非常に高い実力と熟練度故である。
黄泉の国について
ブルックは一度黄泉の国から舞い戻ったと言うが、その黄泉の国がどんな場所なのかは描かれていない。
だが、ウタウタの実の「ウタワールド」やミラミラの実の「鏡世界」など「能力に紐づけられた別世界・別空間」の存在が確認されていることから、ヨミヨミの実も同様に「黄泉の国と言う名の専用異空間」を持っているのでは? という考察もある。
余談
- 骸骨について
柳田理科雄氏によれば、骸骨だと全身全てが痛点のため、痛みが半端ないらしい。
骨身にしみました!といった台詞もあながち間違いではないのかもしれない。