情報
種類 | 超人系 |
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特性 | 年齢操作 |
概要 | 自他問わず、使用対象の年齢を変えることができる |
能力 |
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弱点 | 生物に対する効果は一時的である。また、理想の未来になる能力は本人の想像力に依存する。 |
形 | 不明 |
色 | 不明 |
概要
『ONEPIECE』に登場する悪魔の実の1つ。能力者はジュエリー・ボニー。
食すると自身や相手の身体を乳幼児から老人までと、自由自在に年齢操作が出来る能力を得る「年齢自在人間」となる。
能力の対象は生物・無生物を問わないようで、無生物の場合は瞬く間に風化させて破壊、動物は卵から一気に成鳥に羽化させるなどの芸当も可能。
更に対象を若返らせるor老いさせて無力化する他、能力者の想像力が優れていれば、短時間ながら対象の肉体に可能性の未来を具現化させるなどのトリッキーな作用も起こせるため、戦闘から変装まで幅広く便利な能力である。
ただし生物に対して永久の効力はないため、しばらくすると元に戻る。
可能性の未来の具現化は能力者のイメージに依存しており、強いイメージさえ構築出来れば実在しない可能性をも顕現させられる。故に、想像力次第では非血縁者や異なる種族の特徴、自然な発育過程では有り得ない腕力、果ては他の悪魔の実の能力を得た姿まで具現化出来、望む未来のままに己を成長させることが可能。
反面、心が折れる、絶望するなどでイメージが描けない場合は正常に行使できない。
この特性について、サターン聖は「現実を知れば知る程、可能性の未来を顕現できなくなる(要約)」と評している。
この特性はいわば子供の万能感の延長線上にあり、実際に成長して現実を知っていくほどに「こうありたい」という未来を描けなくなっていくのは自然な流れである。
しかし、能力者の精神面に依存する特性である都合上、現実を知ってもなお未来のイメージを強固に保つことが出来る、あるいは学習した現実を取っ掛かりにイメージを補強することが出来れば、その未来を顕現させることは可能である。
「能力者の『こうありたい』という願望を現実に具現化する」というその力は、悪魔の実全体の中で最もその本質に近い実と言えるかもしれない。
余談
- 対象物の「年齢」を操作する能力としては他にモドモドの実及びジュクジュクの実が存在するが、細かい点できちんと差別化がなされている。総括するとトシトシの実は汎用性と応用力がある一方、他二つの実は方向性を特化した上で内容が強固になっているというところか。
- モドモドの実は「できるのは若返りだけ」「巻き戻せるのは一回につき12年きっかりで融通が利かない」代わりに「能力者が解除するか気絶しない限り能力の効果が永続する」点が明確な差異。
- ジュクジュクの実は「できるのは加齢だけ」「能力を行使した結果は永続する」が「一度行った加齢は元に戻せない」という点が明確な差異。
- ボニーが「自他の年齢を操作する」能力を持っている実態は初登場したシャボンディ諸島編の時点で既にわかっていたものの、その能力名が公式で明かされず(同じように肉体にまつわる数値を操る能力からの類推などで、推測していた読者も多かったが)およそ15年もの間名称不明のままだった。107巻のSBSで晴れてその名前が開示されたが、尾田っちによると聞かれるまですっかり忘れていたらしい。前例もあるしさもありなん。
- ボニーの過去エピソードでルフィの旅立ちのセルフオマージュされていたが、一部の読者はこの描写から「実はトシトシの実もゴムゴムの実と同様に隠された真名があるのでは?」と睨まれていた。
関連タグ
ジキジキの実:こちらも名前がSBSで判明