※この記事は単行本未収録の内容を含みます。 |
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「ガープさんに『海軍の未来』と言われたコビー許さん
足を引っ張ってやるぜ!!」
「ガープさん おれも”海軍の未来”か!?」
概要
漫画『ONE PIECE』の原作1061話にて登場した人物。
海軍本部少将にしてX・ドレークらと同じ海軍機密特殊部隊「SWORD」の一員である。
プロフィール
本名 | プリンス・グルス |
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年齢 | 29歳 |
身長 | 205cm |
所属 | 海軍本部少将・機密特殊部隊「SWORD」隊員 |
悪魔の実 | グニョグニョの実 (超人系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 10月20日 (王子←10、プリンス←20) |
星座 | てんびん座 |
血液型 | X型 |
好物 | ポテトチップス |
趣味 | ソロキャン、ダンス |
初登場 | 単行本105巻 第1061話『未来島エッグヘッド』 |
CV | 日野聡 |
人物
つばの長い特徴的な帽子を被った男性将校。後輩であるひばりやヘルメッポ、コビーからは「王子」と呼び慕われている。
コビーが誘拐された際に考えなしに黒ひげ海賊団の本拠地である「ハチノス」に突撃しようとしたヘルメッポ達を諫めたり、即座に黒ひげ海賊団の船員の罠を見抜くなど知恵も回るが、自身が慕うガープに「海軍の未来」と言われたコビーに嫉妬したり、それを引きずって戦闘中に「おれも海軍の未来ですよね?」と聞いたりするなど人間らしさも垣間見せる。
同僚の孔雀からはその言動を「温室育ち」と評されているが、尊敬するガープに「自分を置いてこのまま脱出しろ」と命令された際には、涙をのんで命に従うなどいざという時には非情な判断にも踏み切れる。
能力
粘土を生み出したり、地形を粘土にして操ることが出来る「粘土人間」。
己の体から粘土を生成することができ、それを自由に操れる。粘土を使って泥人形(ゴーレム)を作ったり、地形を粘土質に変えられたりも出来る。粘土を生み出すという意味では蝋を生み出すドルドルの実に似ている。攻撃面でも優秀で、ハチノスでの戦闘時には無数の鋭いトゲがついた棍棒を生成していた。
技
- 泥人形(ゴーレム)
彼の能力で泥で作られた人形を生み出す。独立した思考を持っており、大きさやディティールはおそらく彼次第でいくらでも調節が効くほか、泥の人形がダメージを受けても本体はダメージを受けない。使い勝手が良いためか、彼は普段から能力で生み出した巨漢を数体引き連れている。また人形は粘土であるため、身体の一部を斬り落とされてもすぐに再生したり、銃撃も無効化するといった自然系のような戦法が可能。
- 入道粘土(にゅうどうグニョ)
地面を粘土質にして隆起させる。劇中では空を飛んできた海軍の軍艦を受け止めるために使用された。
- 粘土の巣(グニョのす)
クモの巣状にした粘土で対象を受け止める。作中ではシマシマの実の能力でアバロ・ピサロが作り出した巨大な右腕の瓦礫を受け止めるために使用された。
由来はもちろん「クモの巣」。
活躍
扉絵連載『“ギャング”ベッジのオーマイファミリー』
ドレスローザの美容院で散髪中だったシャーロット・ローラをシャーロット・シフォンと間違えて逮捕するが、同じくローラをシフォンと勘違いしたゴッティによって助け出され取り逃がしてしまった。
エッグヘッド編
エッグヘッドの近くにある海軍G-14支部にて、“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチに拉致されたコビー救出を懇願するヘルメッポとひばりに対し、海賊島ハチノスの危険度とX・ドレークが消息不明であることを引き合いに出して焦る2人を落ち着かせようとしていた。
その後、コビー救出のためにモンキー・D・ガープがG-14支部に来訪したため、SWORDのメンバー及びガープの目的に賛同したたしぎをはじめとする一部の海兵と共にハチノスに向けて出撃。
ハチノスに到着すると、ガープとヘルメッポ、そして牢屋から脱走していたコビーと共に黒ひげ海賊団と交戦。
コビーが軍艦破壊を目論むアバロ・ピサロの島の手を破壊した際には、自身の能力を使って落石が船に直撃することを防いだ。
余談
- 彼が食べた「グニョグニョの実」は、その能力を桃ひげ海賊団の雑兵たちに「地面が粘土の様に動く」と形容されたオシオシの実と似ているが、あちらは「何でも押しのけることができる」という能力の関係上、それによって動く地面が粘土の様に見えるだけで、こちらは(推定とはいえ)粘土そのものを生み出すことができる能力である。
- グニョグニョの実の能力を披露した際、ハチノスの海賊達に「え〜!?自然系!?」と驚かれているが、今のところ自身の身体を粘土に変える描写は無く、生み出すのみに留まっていることから、現状は超人系という説が有力(粘土も自然物ではあるが)。
- 第1088話”最後の授業”では、まだ脂肪でダルダル(ルフィ談)だったコビーがガープの授業(?)を受けていた場面が描かれていたが、その後ろにグルスのような人物が映っている。まだ本人と確定したわけではないし、その頃の階級や立場も明らかではないが、コビーやヘルメッポと同じく、なんだかんだ彼もスピード出世の有望株なのかもしれない。
- 彼はやたらつばの長い帽子を被っているが、これについては巻百七のSBSにて言及がされている。これは、彼が元々暗い性格であり、よく下を向いて歩いていたときに、牛や人、海賊など様々なものにぶつかって、そして時折ひどい目に合ってしまうのを危惧した母親によって被らされたとのことである。
関連タグ
プリンス・ベレット:かつて国が滅亡した元王子の海賊。グルスとの関係は不明。
関連しないタグ
プリングルズ:名前が似ている為もしかして由来では?と思われる。