誘導
概要
偉大なる航路の後半の海新世界にある島の1つであり、「海賊島」と呼ばれている。
特徴としては全体的に南国のような環境であり、島の中央にドクロの形をした巨大な要塞がある。この要塞はシマシマの実の能力者であるアバロ・ピサロが能力を使用することでまるでドクロが生きて喋っているかのように動く。
島に滞在しているのは文字通り海賊ばかりであり、108巻SBSによると、島の住民は全員が犯罪者(店なども元犯罪者が経営している)で、無法地帯ではあるものの悪党なりの「ルール」があるとの事。そのため、海賊にとっては「楽園」と言える環境になっている。現在この島の元締めを務めているのは四皇の一角を担う"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチであり、この島は現在成長拡大中の黒ひげ海賊団の本拠地になっている。
また、かつて世界最強の海賊団と称されたロックス海賊団が結成された場所でもある。
なお、この名は「つつけば(= 上陸すれば)すぐさま大勢のハチ(= 海賊)が出てくる"蜂の巣"のようである」ことから付いた通称で、本来の名前が別にあることが示唆されている。
原作での関わり
大昔にロックス・D・ジーベックが"ある儲け話"のためにありとあらゆる無法者たちをこの島に集結させ、ロックス海賊団を結成した。また、作中から44年前には当時15歳だったカイドウは、この島にて大物海賊を撃破する等の実力を見せ、白ひげのスカウトでロックス海賊団に海賊見習いとして入団した。
ロックス海賊団壊滅後は、メンバーの1人であった王直がハチノスの元締めになっていたようだが、ロッキーポート事件に乗じたマーシャル・D・ティーチが王直を倒し、ハチノスの元締めの座を奪い取った。
麦わらの一味がワノ国で活動している頃には元王下七武海の1人であるゲッコー・モリアが連絡が途絶えた仲間のアブサロムを探すために上陸。しかしアブサロムは珍しい能力を求めて能力者狩りを積極的に行っている黒ひげ海賊団によって既に殺されてしまったようで、彼のスケスケの実の能力は黒ひげ海賊団の2番船船長である雨のシリュウの手に渡ってしまっていた。そして怒りに震えるモリアに対して黒ひげは「おれの船に乗れ」と誘った。
エッグヘッド編では黒ひげがある野望を叶えるために拉致したコビーの身柄を巡り、前線から退いていたはずのモンキー・D・ガープと海軍本部機密特殊部隊SWORDが島に残っていた元海軍大将クザンをはじめとする黒ひげ海賊団と激突。
結果、SWORDは当初の目的であったコビーの救出に成功したが、戦闘中に敵の罠にかかったコビーを庇って負傷したガープがたった1人で島に残留。そして多くの黒ひげ海賊団船員に囲まれながらクザンによって氷漬けにされてしまい、消息不明となった。
余談
麦わらの一味が上陸するかどうかはまだわからないが、ルフィにとって義兄ポートガス・D・エースが亡くなるきっかけを作った張本人である黒ひげの根城があるということもあり、上陸する可能性はある。
ハチノスは「海賊島」と呼ばれているため、この島がデービーバックファイトが誕生した地である可能性が高い。
またこの地で結成されたロックス海賊団には到底人の下にはつかない性格であるシャーロット・リンリンやカイドウ、シキが所属していることから、ロックス海賊団はこの島で行われたデービーバックファイトによってメンバーが構成された、或いはロックスの伝説からデービーバックファイトが出来た可能性がある。