概要
作中世界の中でも、いわゆる0世代と呼ばれる世代の海賊。
未だに詳細については明かされていないが、センゴクによって海軍の若手将校にロックス海賊団の説明が行われた際に、金獅子のシキ、キャプテン・ジョン、ビッグ・マム、百獣のカイドウ、そして白ひげと言った本編や映画作品にも登場した名だたる強豪たちと共に紹介された海賊の1人である。
言及された当初は生死不明の存在であったが、1059話の黒ひげの発言から、最近まで生存していたことが明かされている。
人物
概要の項目にもある通り、詳細は不明。
1059話の段階で判明している事は、以下の2点。
黒ひげの発言から推察するに、ロックス滅亡後にはその結成地である海賊島ハチノスを拠点にしていたらしいが、ロッキーポート事件によって倒され、黒ひげ海賊団に拠点を奪われたらしい。
1096話にて兜を着用し右手に銃剣(ライフル)を持ち左手に爪(または多重ブレードナイフ)を握った人物が登場しており、彼が王直ではないかと予想されている。
来歴を見る限りでは、王直はスリラーバーク時点ではまだハチノスの支配人だったはずである。そのためほぼ確実に最近まで生きていた可能性が高く、仮に兜の男が王直であった場合時系列的な矛盾が生じてしまうため、未だに断定はできないと言えるだろう。
元ネタ
名前の元ネタとされるのは、実際に16世紀に存在した中国の商人であるその名も、王直と思われる。
当初こそ、塩の貿易を行う真っ当な商人であったが、商売に失敗したことで密貿易を行い、それをきっかけに海賊に転身した人物とされる。
また種子島に銃を伝来した倭寇の頭目として知られており、右手に銃剣を持った姿にも合致するとされている。