「バホホホホ… 他の誰かのものになるくらいなら!!! 血しぶきを上げて死ね しらほしィ〜〜〜〜!!!!」
概要
フライング海賊団船長でネコザメの魚人。神に呪われて深海を彷徨う事になったとされる海賊バンダー・デッケンの子孫。
リュウグウ王国の人魚姫しらほしを、先祖が追い求めていた「海王類をも従える伝説の人魚姫」と確信し、彼女を手に入れるためストーカー同然の求婚を繰り返している。
足が4本あるのは、ネコザメが胸ビレ、腹ビレのみならず、臀ビレのある種類のサメであることに加え、低生魚で海底を這うように泳ぐスタイルの魚だからだと思われる(そもそも魚人族は魚や水棲生物の特性を持つため、多腕・多足の者もザラにいる)。
プロフィール
本名 | バンダー・デッケン九世 |
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年齢 | 35歳 |
身長 | 352cm |
所属 | フライング海賊団船長 |
所属船 | フライングダッチマン号 |
悪魔の実 | マトマトの実 (超人系) |
出身地 | 偉大なる航路 魚人島近海 |
種族 | ネコザメの魚人 |
誕生日 | 8月22日 (バホホ=822) |
星座 | しし座 |
血液型 | XF型 |
好物 | サザエのつぼ焼き |
笑い方 | バホホホ |
初登場 | 単行本62巻 第606話『深海の冒険』 |
CV | 高木渉 |
人物
基本的に自己中心的な性格らしく、口癖のように「○○○のハズだ」と度々勝手な解釈を言い出したり、協力者も巻き込む可能性がある場所へお構いなしに飛ばそうとしたり。
また断じて人の下につかない男と語っており、かつてアーロンから部下に勧誘された際は拒否している。ホーディ・ジョーンズの協力関係を受け入れたのは上下関係ではなく同盟という基本対等な関係であったため。
戦闘能力
悪魔の実
的にできる対象は手の数(2つ)だけとなっているが、片手はしらほし用に手袋でキープしているので実質一つだけ。
“投げる”という動作に関しては、少し押すだけで十分のようで、そのため島を押しつぶす程の超巨大な船も投げられる。
投げられた物は、的に当たるか能力者本人(デッケン)が意識を失わない限り的を追い続け、対象や追尾経路が水中であろうと止まらない(隔離された空間で防護することは可能)。ただし、的となる対象は新たに触れた物体に更新されてしまうらしく、しらほし等キープしておきたい的を司る手には手袋で防護している。
戦闘においては大型の斧を振り回すのを基本とし、4本足の前側のサンダルには棘が仕込んである。
なお作中初の魚人にして悪魔の実の能力者だが、当然カナヅチであり、水中では力が抜けて動けなくなってしまう。なので水中で活動するにはシャボンによって全身を覆う、もしくはコーティング船のシャボンの中に入らなければならないという、魚人として致命的な弱点を抱えている。
ただしあくまでも「泳げない」だけでエラ呼吸と水圧に耐えられる体は健在なので、溺れ死ぬことはない。
通常は能力者が死亡すると世界のどこかに再び悪魔の実が復活し、入手は非常に困難になるが、デッケンの一族は先祖代々能力を受け継いでおり、何らかの伝達条件を利用していると思われる。
活躍
元は普通に魚人島に住んでいたようで、10年前しらほしが母オトヒメの危機に無意識に海王類を呼んだのを目撃し彼女が一族が求め続けた人魚姫だと確信、しらほしと結婚し一族の願いを果たそうと考える。
その後オトヒメ暗殺事件のどさくさに紛れしらほしに触れ的の対象として記録し、彼女がどこにいようと求婚の文を送るように。王女でもある娘に迫り続けるデッケンを父ネプチューンは手配をかけさせるも、捕まることなく能力でメッセージを送り続けた。
合意の返答がこない腹いせからか、やがて「自分のものにならないくらいなら殺す」と武器を飛ばしてまで迫るようになり、しらほしは身の安全を確保するために甲殻塔での軟禁生活を10年も続けることを余儀なくされた。
魚人島編到着直前の深海で麦わらの一味を襲うが、海底火山が噴火し失敗する。
魚人島へ上陸してからは新魚人海賊団の船長ホーディ・ジョーンズと手を組み、リュウグウ王国へのクーデターに参加。
しらほしに求婚を迫るが「タイプじゃないんですっ...!!」という周囲のツッコミ必至のセリフと共に断られて、傷心から逆上。そのまま斧で襲い掛かるが、しらほしに同行していたモンキー・D・ルフィによりあっさり撃退される。
その後失恋のショックでヤケを起こしたデッケンは魚人島近くに置いてあった巨大船「ノア」(魚人島の1/2ものサイズ)をしらほし目掛けて投げる(触れる)が、自分達も巻き込む勢いでやらかしたことに激怒したことと「ノア」を魚人島に落として島を破壊しようと企んだホーディに刺されてしまい重傷を負って気絶。
終戦後に、ネプチューン軍により投獄された。
原作漫画及びアニメでは投獄直後を除き、エネルギー・ステロイド(E・S)の反作用で老化した新魚人海賊団一味の入れられた牢には入っていない(たまたまコマ(画面)上から見切れていただけかもしれない)ものの、原作者監修のギャグマンガ『ワンピースパーティー』においては未だダルマやヒョウゾウらと共に投獄されていることが明かされた。同作では懲りずに脱獄し、しらほし姫抹殺を狙うホーディの元にルフィが向かう折に、マトマトの呪いを利用させられている。
ちなみにこいつ自身はE・Sを服用していないため、ホーディたちのように老化はしていない。
余談
- 中の人について
声優の高木渉は、ベラミー海賊団船長ベラミーなどの声も担当している。
- 容姿について
髪型や髭の形が、尾田の師匠・徳弘正也の代表作、『ジャングルの王者ターちゃん』に登場する賞金稼ぎワイアット・アッパパに似ている。
関連タグ
ワダツミ:元部下