概要
偉大なる航路(グランドライン)前半部と後半部「新世界」の中継地点となる魚人島周辺の深海を縄張りとする、海のならず者集団。
当然ながら、メンバーの全員が深海1万mでも暮らすことのできる魚人や人魚である。
新世界を目指す海賊船や商船を片っ端から襲撃して略奪を繰り返していたようで、ナミが言っていた「魚人島を目指す船は7割が沈没する」という恐ろしい環境の一因を担っていたようだ。
ペットのアンコロと最強の戦闘員・ワダツミはサウザンドサニー号を超す体躯を有し、船長のデッケンが保有する旗艦のフライングダッチマン号もサニー号の数倍の巨大幽霊船である。上記の2人と1匹を除く船員たちの強さは、戦っているヤツが殆どいないので不明。恐らく新魚人海賊団の精鋭部隊よりは劣ると思われる。
メンバー
バンダー・デッケン九世
初代船長「バンダー・デッケン一世」の子孫でネコザメの魚人。先祖の探し求めていた秘宝がリュウグウ王国王女・しらほしであることを知り、彼女と結婚して竜宮城を乗っ取るべく執拗な求愛を行ってきた異常者。
マトマトの呪いを有しており、魚人だが生まれながらに泳ぐことができない。
アーロンがジンベエの王下七武海加盟を機にタイヨウの海賊団を離脱した際には「おれの部下にしてやる」と勧誘を受けたが、その傲慢な態度に腹を立て一蹴。
後に新魚人海賊団船長ホーディ・ジョーンズから同盟を持ち掛けられ、クーデターに協力した。しかし、しらほしからフラれると、逆上して魚人街に眠る箱舟ノアを魚人島にぶつけて彼女の抹殺を図る。それを好機と見たホーディにより槍で刺され、「キサマが意識を失えばそのままノアは落下して魚人島を滅ぼせる」と切り捨てられるハメになった。
ホーディがモンキー・D・ルフィに敗れた後はネプチューン軍により捕縛された。
ワダツミ
船員。オオトラフグの魚人で、オーズやナイトメアモリアをも凌駕するほどの巨体。実に間の抜けた顔としゃべり方をする。
発狂したデッケンに見捨てられてノアから振り落とされ、新魚人海賊団の口車に乗って麦わらの一味と戦うも、ジンベエとサンジにより丸焦げにされてKOされる。
入れる牢獄が無かったため魚人島永久追放刑を受け、気を失っている間にスルメによって新世界に投棄された。
しかし死んではいなかったため、新世界で予期せぬ事態を引き起こしてジンベエに叱られ、行き場所を失ったためジンベエの子分になってタイヨウの海賊団の船員となる。