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カパ野郎!おにいたまと呼べって言ってんだろが!


同情するぜ おれも似たようなモンかもしれねェしな…… どうせ誰からも疎まれ、孤独で哀れな人生を送ってきたんだろうぜ



概要編集

チョッパーが加入した「ドラム王国編」をアレンジした映画『ONE PIECE エピソードオブチョッパー+』のボスキャラクター。原作には登場しない。

 

プロフィール編集

名前ムッシュール
年齢33歳(登場時)
悪魔の実ノコノコの実(超人系:推定)
出身地偉大なる航路ドラム王国(現:サクラ王国)
家族ワポル(弟)
声優みのもんた

 

人物像編集

割と血の気が多いらしく、好戦的かつ力尽くで物事を解決しようとするタイプ。狡猾なワポルとは対照的。

意外にも弟思いな性格だが、そのワポルからは「バカ兄貴」「まんまとおれの思い通りに動いてくれる」などと内心見下されている。

一方で三枚目要素も持ち合わせ、ワポルとミニコントのようなギャグを行ったり、「ワポルハウス」を見た際にはルフィと同じ反応をしていたり、口癖は「ムッシッシ〜」「このカパ野郎が!!」「(ワポルに兄(アン)ちゃんと呼ばれて)お兄たまと呼べっつってんだろーが」とコミカルな顔も見せる。


戦闘能力編集

悪魔の実編集

名称ノコノコの実
分類超人系(推定)
解説毒キノコの胞子を体から生み出し、操ることができる

 

身体を胞子に変化させ、分身形成やキノコの菌糸による捕縛、ドリルのようなパンチ攻撃を放つ…といった多芸なラインナップを持つ(しかも毒キノコなのでその気になれば毒を浴びせることも容易)。

また能力だけにかまけず体術も会得しているようで、ギア2状態のモンキー・D・ルフィと互角にやり合える上に打撃で出血を負わせた事から覇気も体得している可能性がある。

 

かなり強力な能力ではあるが、燃えやすいという弱点を抱えているので炎系の攻撃を浴びるとたちまち火ダルマになってしまう。多芸な割に可燃性を逆手に取ったものがないのも、能力の強みを活かせないor引火して余計なダメージをもらうのは勘弁ということだろう。

 

編集

  • スピンドリル

腕をキノコ型に変形させ、回転を加えた強力なパンチを打つ。劇中ではルフィに使用し、ルフィを追い込む。

 

  • クロスシェード

背中から帯状の胞子を放つ。劇中ではルフィに胞子を浴びせ攻撃した。

 

  • 傘乱舞(シェードダンス)

頭から菌糸の弾丸を連射。

 

  • 雪胞子(スノウ・スポール)

前方に毒胞子を放つ。ルフィはこの技を受け弱り果てる。立っているだけが精一杯な状態となる。

 

  • 走菌糸(ラン・ハイファー)

地面を伝う菌糸によって相手を拘束。さながらキノコに取り込まれたような格好になる。ルフィの無惨な姿がそそられる。

 

  • 大増殖(ロット・ステイフイン)

胞子を使って分身を作り攻撃を仕掛ける。ルフィは分身体に殴りつけられ胃液を吐く。一個体に相当な威力がある。

 

  • 胞子爆弾(フェイタルボム)

体に溜めこんだ猛毒の胞子を砲弾として撃ちだし、広範囲に毒ガスをばら撒く。溜め込んだ時間が長いほど威力も増す。

いわばノコノコの実の真骨頂とでもいうべき大技だが、これを撃つには数年かけて胞子を充填する必要があるため連発ができない。

また燃えやすいという弱点も健在なので、火にくべれば無毒化できる。

 

ちなみにこの技、キノコはキノコでも「キノコ雲=核兵器」という暗喩。



活躍編集

いかにして能力者になったかは不明(危険極まりない能力を持った実を誰かが食べさせたとは考えにくいため恐らくたまたまあった実を悪魔の実だと知らずに食べてしまった可能性がある)だが、少年期から能力を得ていたらしく、20年前に暇潰し目的で島中に毒の胞子を撒き散らし、多くの国民を死に至らしめたとして父の先代国王により国外追放され、火の国「キラウエア」に幽閉されていた(マスクのような目元はこの時の煤らしい)。だがドラム王国が海賊"黒ひげ”により襲撃された際、対抗手段として弟のワポルが幽閉を解いたためドラム王国に戻って来た。

戻って来るなりワポルと共に悪政の復活を目論み、航海士ナミの治療のため上陸していた麦わらの一味と衝突、一時はルフィを寄せ付けない強さで圧倒したが、ロビンの助けにより島唯一の医療集団であるイッシー20の開発したムッシュールの毒に対する解毒剤をルフィが摂取した事で形勢は逆転。ギア2で一気にパワーアップしたルフィには敵わず、「ゴムゴムのJETバズーカ」で吹っ飛ばされて城に叩きつけられ気絶した。

 

その直後にワポルの「バクバク工場」で「ロイヤルドラムクラウン7連ブリキング大砲」共々合体し、"ムッシュール・ワポル・キャノン"となってチョッパーと交戦したが、あくまでワポルをベースとしているためかムッシュール単体と比べて強化されるどころかむしろ弱体化してしまっており、チョッパーの素早い動きに翻弄された末に腕力強化の「刻蹄"桜"」で打ち上げられた拍子に屋根に刺さってしまい、身動きがとれなくなる。

そして切り札「胞子爆弾」もゾロフランキーによって阻止され、ルフィに恐れをなしたワポル(withムッシュール)は「お前に地位と勲章をやろう……!! …じゃあ…!!"副王様"の座を………!!!」と提示するが、ルフィがそんな目先のエサに釣られるハズもなく、「ゴムゴムの巨人の銃(ギガントピストル)」で仲良く空の彼方へ殴り飛ばされる形で国外追放された。


余談編集

ゲスト出演編集

2019年公開の『ONE PIECE STAMPEDE』にてまさかの再登場。

ワポルと共に悪ブラックドラム王国にいる模様だが、残念ながら台詞は無し。

 

モデル?編集

コント「バカ兄弟」のコーナーのいかりや長介がモデルのようで、みのもんたも声をいかりやに似せて演じている。

それもあってかワポルも劇中で「ワポちゃんぺ」どこかで聞いたようなギャグを言ったりしていた。


「同情するぜ」編集

冒頭のセリフは、部下からチョッパーが「一時期ドラム王国を騒がせた"雪男"」だと聞いた際のもの。「おかしな生物がいたもんだぜオイ」と小バカにするように放った言葉ではあるが、小説版ではムッシュールも強すぎる能力を得た故の孤独を感じていた事が示唆されており、決して上っ面だけではない模様。


関連タグ編集

ONEPIECE 映画ONEPIECE ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜 ワポル トニートニー・チョッパー


前後の『ONE PIECE』映画ヴィラン編集

サー・クロコダイル→ムッシュール→シキ

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