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曖昧さ回避編集


概要編集

「悪党には嘘ついていいっていう…!! おめェさんらの暗黙のルール およしよォ〜 ケヘヘヘ!!!」


「おォ神よ!! このおバカさん達 埋めちゃいますよォ!!!」 


「フフフ〜〜ン♪ おれのォ〜〜 体はァ〜〜♪ 底なしさんよォ〜〜〜〜♫」


マリンフォード頂上戦争の2年後、麦わらの一味が再集結したシャボンディ諸島超新星と呼ばれるルーキー海賊の一人として登場した男。

残虐性が高く、海兵殺しで有名である。弟のコリブーと共にカリブー海賊団を率いる。


プロフィール編集

本名カリブー
異名濡れ髪のカリブー
年齢32歳
身長228cm
懸賞金2億1000万ベリー
所属カリブー海賊団船長
所属船ヌマブー号
悪魔の実ヌマヌマの実 (自然系)
出身地北の海
誕生日7月4日 (底なし沼=7,4)
星座かに座
血液型XF型
好物ババーのミートパイ
初登場単行本61巻 第598話『2年後』
CVてらそままさき

性格編集

非常に残虐性の高い男で、原作でも命乞いをする海兵に発砲をするなど極悪非道な振る舞いをしている。また、麦わらの一味(偽物だったが)の傘下に入って油断したところを殺そうと企むなど、したたかな性格でもある。

ただし、本物の麦わらの一味と出会ってからはしたたかさを感じる描写は激減、逆にギャグシーンが増え、むしろドジキャラの雰囲気が強くなっている。


もっとも、このドジ要素は自身の運の悪さではなく、自身の能力に対する自惚れや、弟や部下に対して稀に薄情な行動をとる残念さによるところが大きかったようで、成り行きで対峙することになったビッグ・マム海賊団部下からも、その言動と挙動の悪さを呆れられている。


一応、番外編ではなけなしながら精神力が上がった他、どうも情報収集や隠密に関しては、アブサロムコラソン程とまではいかないが才覚のようなものがあり、下記の能力による物品運搬・圧縮要素もあって、稀に侮れない動きを見せる。


能力編集

悪魔の実編集

あァ~にすけェ~~~!!

名称ヌマヌマの実
分類自然系
能力
  • 体を底なし沼に変化させる
  • 触れたものを体内に取り込むことができる
  • 体内に取り込んだものを自由に外に出すことが可能
欠点
  • 能力の性質上、閉じ込められてしまうと自力での脱出ができない
注意点
  • 読者からは「ヌマヌマの実の能力は弱い」と思われがちだが、それは単に能力者の実力と練度不足により、能力を殆ど発揮できない状態になっているからに過ぎないため、ヌマヌマの実の能力自体は自然系であることを考えても、そこまで弱いわけではない
補足
  • 欠点ついては、能力者の実力と練度次第で幾らでも改善できる可能性がある

体が底なし沼のような泥状の液体に変化するため、打撃・斬撃・射撃を問わず通常攻撃ではダメージを一切与えられない。

これにより明らかに本人の容積を超えるものを体の中に収納し、顔に沼をまとわりつかせて敵を窒息させたり出来る。


彼は平時よりその沼の体の中に大やガトリング砲といった武器を収納しており、これを体内から引きずり出して急襲することも可能。

「底なし沼」とはいえ容積に限度はあり、限界が近づくと流石に食後のルフィのように太る。

とはいえ、そうなったのは武器工場を呑み込んだ際であり、大型建造物もゆうゆうと飲み込めるその格納能力は極めて高い。

そのため、収納性一点に関しては、シロシロの実ミラミラの実に負けず劣らずの高さを誇る。


一方で、流動体であるためか物理的な破壊力に乏しく、持ち主の近接戦の練度の低さや迂闊さもあって、その能力の潜在力を活かす間もなく退場することが多い。ただ、立ち回り次第では相手をアメアメの実ペロペロの実のように、体内・外に能力で纏わせ拘束すること等は出来るため、生け捕りに秀でた能力でもある。


また、他の自然系と同様、体全体を一定区域内で瞬間移動させる使い方はできる。しかし、カリブーが致命的な練度・実力不足であったことから、ヌマヌマの実の能力も殆ど発揮できない状態になっているため、ただの実体の無い自然系能力者で終わってしまい、高い体術を持っていたルフィには敵わなかった。


ヌマヌマの能力は防御面に関して無敵……と思えるが、悪魔の実の能力者に対抗できる覇気を用いた攻撃には一方的に弱い。ミンク族ならではの身体能力と体術を持つペコムズからは、 「自分を無敵と勘違いしてきた自然系の寿命は短い」 と吐き捨てられ、能力を活かす間もなく一蹴されてしまった。


もっとも後述の老婆との接触によって、精神力が多少伴ったのか、ワノ国編では雷ぞう等に加担した際に、一部の情報伝達手段の無力化や、ルフィの体力を回復させる為の食料を与えるという形で、その潜在性を発揮。雷ぞうからは”使える奴”と評された。


基礎戦闘力編集

現状、戦闘描写が極めて少ないが素の実力が高いかは正直怪しいと思われる。


編集

  • ヌマヌマの機関銃(ガトリングガン)

体内に隠していたガトリングガンを引き出し、掃射する。


活躍編集

第2部 最後の海 新世界編集

魚人島編集

シャボンディ諸島にて、デマロ・ブラック率いるニセ麦わらの一味の傘下に偽物と気付かず参加し、戦桃丸率いる海軍の攻撃を受けた。その後、海軍の包囲網を抜けたカリブーは、ニセ麦わらの一味に復讐をした後、本物の麦わらの一味を奇襲して皆殺しにしようと海底航行中の一味の母船サウザンドサニー号を奇襲した。

しかし、アクシデントによりサニー号に自分1人だけ取り残され味方が全滅してしまい、当人もフランキーに樽詰めにされ、一味と共に魚人島へ行く事になった。魚人島へ到着してからは一味の前から姿を消し、イシリー人魚を海上で売りさばき大儲けするため人魚を数人誘拐した(これが元で麦わらの一味にあらぬ疑いがかけられることとなる)。

その後はリュウグウ王国しらほしを狙い島内に潜伏し、ホーディ・ジョーンズのクーデターに便乗し、竜宮城に潜入。人魚達を開放し玉手箱を入手したりニコ・ロビンネプチューンとの会話を聞き、しらほしの正体を知り、あの人なる人物に報告ししらほしを誘拐し財宝もろとも自らの手柄にしようとした。だが気配に勘づいて駆けつけたルフィ達に瞬殺され、しらほしは奪還され財宝も奪われる。


その後、ビッグ・マム海賊団の手に渡った財宝を自らのものしようと企むもペコムズに一蹴され敗北した。


扉絵連載「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」編集

その後、しぶとく人魚を誘拐しようと企むも、今度はジンベエに倒され、再び樽詰めにされた後、新世界のG-5支部に放置され、同支部のヤリスギに捕まり火炙りにされる。そこへ、弟のコリブーらが再び救出のためG-5支部と交戦しコリブーに救出されるも、弟と部下を置いて、一人だけ海軍の船を乗っ取って逃げ去った。これは酷い。


しかし、そんな愚行が許されるはずも無く、一人逃げた先で嵐に巻き込まれるという天罰を受ける事になり、どこかの島(2年前、X・ドレーク四皇カイドウの部下であるアイアンボーイ・スコッチと戦った島らしき場所)に漂着。そこで老婆に助けられる。そしてその島で起きている紛争に巻き込まれる事になる。

容姿が似ていた事から、島の伝説となっている革命の指導者「ガブル」と間違われる事になったカリブーは、島の支配者であるスコッチに命を狙われる事になる。ガブルの祖母であった老婆がかばってくれた隙に一人逃げ出すも、そこへ海軍の戦艦を奪って自身を探していた弟や部下と再会。弟コリブーから「ばあちゃんから兄弟仲良くといわれた」と言われ、裏切ったにもかかわらず助けに来てくれたコリブーや老婆に思うところあったのか、カリブーは革命の指導者であるガブルに成りすましてスコッチを倒し、更には島の住民達を苦しめていた工場も自身の能力によって消滅させる事に成功する。


島の支配者達を倒して、瞬く間に島の英雄としてもてはやされる事になったカリブー達であったが、そこへ突如X・ドレークが現れ、圧倒的な実力でカリブーを捕縛。ドレークによって一人、カイドウの元まで連行された。


ワノ国編集

第二幕

モンキー・D・ルフィユースタス・キッドが投獄された囚人採掘場及び武器工場に同じく投獄されていたことが判明。初登場時はモブ扱いで、前述した二人と看守の衝突をハラハラしながら見守っていた。

海楼石手錠をはめられたせいで大幅に弱体化しており、(元の体力がずば抜けて高いため大して困っても居なかった)ルフィに接近し脱走を唆そうとするも、これと言って絡みもなく突き放されてしまった。


しかし、雷ぞうがルフィを助けるために奪取した手錠の鍵が実はカリブーの物であったため、雷ぞうに手錠を外され復活。その後は雷ぞうに協力し、兎丼に設置されていた親分タニシをヌマヌマの能力で取り込む事で敵の通信手段を奪い、これがルフィ達による兎丼の制圧に繋がる事となった。


なお、ルフィには「協力する代わりに一緒に脱走させて欲しい」「昔の事は反省してる」と再度懇願しており、今度は「心を入れ替えたのならよし」とあっさり許可された(カリブー自身はあまりにあっさり過ぎて逆に罠ではないかと困惑していた)。


第三幕

金色神楽当日には討ち入りには参加せずに本土で待機していたが、常影港にてカイドウに敗北し海に落とされた後ハートの海賊団によって回収されたルフィを回復させる為(元々ルフィ達が勝たなければ一向にワノ国から出られないのも有ったので)、能力で蓄えていた1ヶ月分の食料をルフィに与え復活させた。


その後は無事生き延びており、決戦決着から1週間以上経過したある日、ルフィ達の会話を盗み聞きしたことで古代兵器プルトンの情報を入手。2つ目の古代兵器の情報を得たカリブーは魚人島の時と同様「あの人に知らせないとな」と独りほくそ笑んでいた。

しかしどういう経緯かは不明だが麦わらの一味がワノ国から出航する際には再び樽詰めで確保されている。一応「帰りの船に乗せてくれ」という約束であり、前科が前科なので当然ではある。


エッグヘッド編集

何とかワノ国から出られたは良いものの、よりにもよって世界政府の島であるエッグヘッドに上陸してしまった事で、船番担当のゾロブルックに抗議するも、ゾロに軽くあしらわれてしまい一味の船から降ろされてしまう


そんな中、現れた黒ひげ海賊団の幹部であるカタリーナ・デボンヴァン・オーガーと遭遇。彼らに「黒ひげに憧れ海賊になった」と告げ傘下にしてほしいと告げる。

その結果、情報が黒ひげにとって期待を超えるかどうかを判断すべく一度黒ひげの元に連れて行かれるという形で、一先ずバスターコールが発令されたエッグヘッドからの脱出に成功し、そのまま黒ひげ海賊団の本拠地である海賊島ハチノスへと向かう。



関連人物編集

カリブーの弟。兄であるカリブーの命令に従順で、ピンチに陥った兄を助けようとする場面が多く存在するが、クラーケンにヌマブー号を破壊されたり、G-5支部の海兵と戦っている間に兄に裏切られ見捨てられるなど散々な目にばかり遭っている。しかしコリブー自身は「兄弟何があっても仲良く」という祖母の教えから、兄の裏切りについては全く気にしていないらしく、むしろその後に兄と再会できた事を喜んでいる様子だった。


  • ババア

スコッチが治める島に漂着したカリブーを救って手当てした老婆。労働者革命軍を率いて戦っていた革命家ガブルの祖母。ヨボヨボの見た目の割りに身体能力は高く、カリブーをガブルと勘違いして迎えに来た革命軍兵士を投石で追い払ってしまった。ミートパイつくりが得意で、孫のガブルが大好物としていた他、カリブーも気に入ってしまうほどの美味しさ。

……実は、カリブーがガブルでない事には気づいており、彼女をかばいつつ連れ去られたカリブーに対し、彼の手配書が張り付けられたガブルの墓の前で祈るように礼を述べつつ、コリブー達がそれを見て両手を上げつつ驚愕していたのが扉絵連載のオチである。


  • ガブル

スコッチが治める島の労働者革命軍の指導者。既に戦死しているが、島の抵抗運動の火蓋を切って支え続けた英雄として多大な影響を遺しており、現在でも革命軍の精神的支柱となっている。体格や顔付きはカリブーと瓜二つであったため、革命軍の兵士らに間違われてしまう。

おそらく元ネタはチェ・ゲバラ。顔は似ていないが。


百獣海賊団の傘下で、カリブーが流れ着いた島にて圧政を敷いていた機械のような体を持つ男。住人たちを武器工場に駈り出して強制労働させていた。カリブーよりも格上の海賊だったが、激戦の末にヌマヌマの肉体に取り込まれて敗北した。


彼に憧れて海賊になった。しかもカリブーは黒ひげが求めているであろう古代兵器の居場所を知っており今後も黒ひげにとっての重要人物になりかねない。


余談編集

顔は尾田栄一郎氏の漫画短編集「WANTED! 尾田栄一郎短編集」収録の「一鬼夜行」に登場する悪の妖怪「人食い」に似ている。


作中ではロビンネプチューン以外でしらほしの正体(古代兵器ポセイドン)を知っている他、3つの古代兵器の内2つの在処を知る数少ない人物であり、今後の動向が気になるところである。


ちなみに麦わらの一味がワノ国を出港した後、ルフィが船員達に自身の夢の果てを語るシーンがあり、カリブーも樽詰めされた状態ながらしっかりその場に居合わせていたため、一部の読者からは「一味と無関係のカリブーが夢の果てを知ってしまうのはまずいんじゃないか」と心配されていたが、幸い彼は樽の中にいてルフィの話がほとんど聞こえていなかったことがSBSにて作者から明かされた。


関連タグ編集

ONEPIECE 超新星 コリブー

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