「帰れ! クズ!! その程度の懸賞金でおれの傘下に入ろうとは片腹痛い!」
概要
離散した麦わらの一味が再集結したシャボンディ諸島で“麦わらのルフィ”を名乗り仲間を募っていた海賊である。
プロフィール
本名 | デマロ・ブラック |
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異名 | 三枚舌のデマロ・ブラック |
年齢 | 36歳 |
身長 | 245cm |
懸賞金 | 2600万ベリー |
所属 | ニセ麦わらの一味船長 |
出身地 | 東の海 |
誕生日 | 5月5日(本物のルフィの誕生日と同日) |
星座 | おうし座 |
血液型 | S型 |
好物 | ビールと唐揚げ |
初登場 | 単行本61巻 第598話『2年後』 |
CV | 粗忽屋 |
性格
姑息な性格であり、正体がバレるとすぐさま逃げ出す。
本物と異なり一般人相手に危害を平気で加える残虐さをもち、仲間に対しても薄情。
能力
それなりの巨漢だが肥満体であり、これといって身体能力が高い訳でもなく、覇気も全く使えず、攻撃スタイルも普通の拳銃を撃つだけ。悪魔の実の能力者ですらない。
『三枚舌』という通り名や、堂々とした嘘の貫きっぷりからも分かる通り、以前から名のある海賊の名を騙ったハッタリ頼りで生き抜いてきた事が窺える。
そんな経験から、もっともらしい詭弁で集団を形成したり煽動する能力だけには長けている。
それでも、その懸賞金額は偉大なる航路基準でなければ決して低いものではなく、自身を含むメンバー全員の出身である東の海からシャボンディ諸島まで辿り着いており、船長を務めていることからも、それなりには強い……のかもしれない。
一応パシフィスタにもデータは登録されており、海軍にも正体や通称を含めて把握されている程度の名は上げているようである。
活躍
2年後のシャボンディ諸島で海賊“麦わらのルフィ”を名乗り懸賞金7000万ベリー以上の仲間を集め、一時は超新星のリップ・“サービス”・ドウティや深手の・アルビオン、カリブー海賊団濡れ髪のカリブー・返り血のコリブーなどを傘下にした大海賊団を作り上げたが、戦桃丸率いるパシフィスタ2体を含む海軍の攻撃で海賊団は壊滅。
すぐさま逃げようとするが運悪く戦桃丸に鉢合わせしてしまい、往生際悪くルフィの背景を並べ立ててビビらそうとするが、そんなことが彼に通用する筈もなく「”麦わら”はおめェみてェなカスじゃねェよ!!!!!」と鉞で叩き潰され、そのまま失神した。
その後は戦桃丸達が海軍基地に麦わらの一味に関する報告を行っている傍らで、他の大量の海賊と共に縛られて放置されていた。
その後、1115話にて再登場。シャボンディ諸島での一連の事件で逮捕された後は海軍G-4支部の監獄に仲間と共に投獄されており、ベガパンクの配信を視聴している。そして今度はなんとキッドに扮していた。偽ルフィの件で痛い目にあったにもかかわらず、全く懲りてないようである。
余談
- 名前の由来
名前の由来は恐らくブラジルにコーヒー豆を持ち込んだポルトガル沿岸警備隊中尉のフランシスコ・デマロ・パルヘッタ+「デマ」+「ブラック(ブラックコーヒーと本性が腹黒い事のダブルミーニング)」と思われる。これらの由来からか、自身を含めニセ麦わらの一味のメンバーはコーヒーやチョコレートが由来の名前となっている。
- 新世界入りはできたのか?
カリブー海賊団の加入目的は麦わらの一味を内部から壊滅させることであり、例え海軍から逃げおおせたとしても彼に始末されていたと思われる。実際に、仲間の一部である偽サンジ(ドリップ)や偽ゾロ(マンジャロウ)などはカリブーに捕まっている。
- 声優
彼を含めたニセ麦わらの一味のCVは全員、(ニコ・ロビン役の山口由里子を除き)元の麦わらの一味を演じた声優があべこべに入れ替わって演じている(粗忽屋名義)。
アラバスタ編の裏話が語られている第6話に勝手に登場している。
また、ウソップのインペルダウン脱獄回である第31話ではドンキホーテ・ドフラミンゴと共に脱獄を図るも、途中で足をくじいてしまい捕まってしまう。同話ではルフィやクロコダイルのパロディも披露している