プロフィール
概要
『ONE PIECE シルバーマイン篇』で登場したアニメオリジナルキャラクター。
ギルド・テゾーロの傘下であるシルバー海賊連合のリーダーを務める海賊で、新世界にある鉱山の島「シルバーマイン」を拠点としている。
人物
容姿
顎髭を生やした長髪の男性で、赤いバンダナを巻いており、ファー付きの革ジャンを羽織る等、ストリートギャングを思わせるファッションが特徴的。
性格
仲間思いで面倒見が良いカリスマ的なリーダーであり、団結力があれば上を目指せると豪語している。
作中では手柄を立てた部下を労ったり、過去の回想シーンで海賊に襲われて行き場を無くしたデザイアを保護して仲間に引き入れたりする等、頼りがいのある存在として振る舞っており、彼に賛同する人間も多い。
しかし、その本性はエゴイストそのものであり、部下達に対しては内心「搾取のための道具」としか見ておらず、ノルマを達成できなかった部下をシルバーマインの鉱山に幽閉して奴隷として働かせている。
また、デザイアを保護した件に関しては実は「統率力に長けたデザイアを仲間に入れるために、自作自演で彼女を襲撃して恩人を装った」というのが真相である等、海賊に相応しく目的のためならば手段を選ばないペテン師でもある。
しかし、主であるテゾーロに対しては頭が上がらず、むしろ恐れている節がある。
過去
かつては仲間と共に自分達の海賊団を結成していたらしいが、物語開始以前に新世界で出会ったテゾーロに敗北してしまい、その挙げ句に金の力で屈服させられて現在に至る。
圧倒的な力の差を思い知らされた経験から、強者の配下として生きるしかない現状に甘んじると同時に夢を見る海賊を毛嫌いしている。
戦闘能力
悪魔の実
悪魔の実 | グツグツの実 |
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解説 | 食べた鉱物で武器を作り出せる「溶鉱炉人間」となる |
鉱石を食べる事でそれを溶かし、武器を精製したり、溶かした鉱物を相手に浴びせて固めたりできる。
また鉱物を大量に食べる事で自身の戦闘力を上げる事も可能であり、高温の液体金属を火山弾のごとく放てるものの、それと同時に熱量も上がって周囲の建物や足場にも被害を与えるというデメリットもある。
後述の場面で鉱物を過剰に摂取して全身が赤熱化して上半身が肥大化した異様な外見であったが、クライマックスでは元の体型に戻って全身銀色の姿へと変貌していた。
作中での活躍
当初は様々な策を駆使してルフィとバルトロメオを捕らえたものの、その過程で自身の本性に気づいたデザイアの裏切りでルフィや奴隷達が解放されてしまう。
終盤で対峙したデザイアが涙ながらに怒りをぶつけてきた際には「くせェ涙だ」と笑い飛ばして返り討ちにしようとしたが、直後に下劣な本性に激怒したルフィに殴り飛ばされ、グツグツの実で作り出した武器で応戦するも作った武器は武装色の覇気を纏った腕で簡単に破壊されてしまい、更には部下達が次々と倒されて形勢逆転してしまい、トドメと言わんばかりにテゾーロの部下であるタナカさんから「このままだとあなたはテゾーロに切り捨てられる(意訳)」と発破をかけられた事で後が無くなってしまう。
最後の手段としてありったけの鉱物を限界以上に食べ、体内の溶鉱炉が肥大化し、中身が溢れ出した姿となり、熱波と熔解した鉄をまき散らしながらルフィ達の前に立ちはだかる(この姿を見たバルトロメオは、まるでロギア系のようだと驚愕していた)も、バルトロメオのサポートを受けたルフィに敗北。
そして自身の能力の余波でシルバーマインが崩壊し、文字通りに全てを失って海に沈んだ。生死は不明だがどのみちテゾーロには見限られたと思われる。
余談
高橋広樹氏はのちに本編で厄災のクイーン役も演じている。
直接の描写が少なかったものの、上述の通りビルもかつてはデザイアと同様に己の力でのし上がろうとした矢先に強大な相手の傘下となった海賊であり、そのような意味ではビルは「間違いを正してくれる同業者に出会えないまま破滅したデザイアのIF」とも呼べる。
関連タグ
ONEPIECE シルバー海賊連合 ギルド・テゾーロ デザイア(ONEPIECE)
ランボル・ブギーニ→USJの『ワンピース・プレミアショー』に登場した方のグツグツの実の能力者。ただし効果は異なっており、何でも沸騰させる沸騰人間となっている。
ベアキング→映画「ねじまき島の冒険」のボス。カチカチの実の能力者で、鉄のような硬度に加えて高温に発熱することができる。
エリック(ONEPIECE)→アニオリの能力者で生死不明になったつながり。
こちらは東の海の「千年竜の巣」で一味と対峙し敗北するが、密かにメリー号に乗り込んで仕返しを狙った。だがナミの機転でリヴァースマウンテンの運河に蹴落とされ今度こそ敗北した。
ダーツ(遊戯王DM)→ジャンプ掲載作品のアニオリキャラ繋がりで、ビルと同じく「手駒にする為の人材を組織に引き入れる為、自作自演で彼等の関係者を抹殺した上で自身の部下にした」と言う共通点を持つ。