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ダーツ(遊戯王)

だーつ

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のアニメオリジナルキャラにして、ドーマ編におけるラスボス。
目次 [非表示]

CV:絵麻緒ゆう(現:えまおゆう)


概要

中性的な容姿を持つ男性(中の人は宝塚歌劇団出身で男役を演じていた)で、緑の長髪とオッドアイ(左目黄色、右目エメラルドグリーン)が特徴。

表社会では大企業『パラディウス社』の総帥として通っているが、裏の顔は秘密結社『ドーマ』の長。


人間ではありえないような超常能力を多数備えている。

光さす道を作る

炎の中から現れる

鏡の中から現れる(同時に衣装もチェンジ)

体格も声も全く違う別人に変身する

気象を操って津波を起こす

遠く離れた地域にいる人間に雷を落とす

など、千年アイテムを軽く凌駕する力の持ち主である。


オレイカルコスの神を復活させる為にドーマの三銃士を使って生け贄を集めていた。

しかし彼にとっては三銃士も手駒に過ぎず、最終的には神への生け贄にすべき存在としか見ていなかった。


遊戯海馬といった強い決闘者の魂が必要であったためか、オレイカルコスの結界が発動した時の彼の殺気は半端なものではなく、本田にすらハッキリと感じられ戦慄するほどだった。


また、ドーマの三銃士の他にとヴァロンがつれて来たや、遊戯に勝ったラフェールについていき、闇遊戯と城之内に復讐する為に力を求める羽蛾竜崎にも『オレイカルコスの結界』を託してパワーアップさせた。


三銃士の悲しき過去の真実

闇遊戯&海馬戦の途中で乱入してきたラフェールから、戦いを中断して同じ仲間であるアメルダヴァロンの魂を開放して欲しいと頼まれ、さらには人は闇の心に打ち勝つ事ができると説明するが、そんな彼の意見を否定するようにとダーツはとんでもない真実を伝えるのだった。


アメルダ

海馬コーポレーション社長海馬剛三郎による新兵器の実験のせいで弟が死亡し、その結果戦争のはびこる世界に絶望し全てをリセットしようと考えた。

だが、彼が目撃した剛三郎はダーツが変身した姿だった。(本物の剛三郎も結構な悪人なのでやりかねないが)


ヴァロン

自分の唯一の居場所である孤児院が地上げ屋によって焼き払われ、激昂して地上げ屋を殴り殺し収監されたが、そこで誘いを受けドーマに入った。

しかし孤児院を焼いた犯人は地上げ屋ではなくダーツであった。さらに、彼が収監された刑務所自体がダーツの所有物であり、全ては彼をドーマに入らせる芝居であった。


ラフェール

幼い頃家族と豪華客船に乗り合わせていた所、海底火山の活発なルートに移動した事で海難事故に遭い、無人島で3年間孤独な生活を送る。

奇跡的に生還するものの、残された遺産をめぐる親戚を見て人間の汚さを思い知らされ、自らの運命を憎んでいた。

この海難事故は、ダーツがオレイカルコスの力で人工的に発生させていた。



つまりは、ダーツこそがドーマの三銃士の人生をメチャクチャにした張本人である。結局、ドーマの三銃士が悲劇的な境遇に陥り心の闇に染まるきっかけとなった事件は、彼が自分自身を崇拝させ三人を手駒とするための自作自演であった。

真実を聞いたラフェールは激怒し、『ガーディアン・エアトス』を召喚してダーツに攻撃しようとするも(この時エアトスの翼が2戦目の遊戯のデュエルでラフェールが「オレイカルコスの結界」を使用した時と同じように漆黒に染まっていた)、ダーツはその怒りをトリガーに心の闇を増幅させ、結界の中に魂を封印して一蹴している。


激戦

『オレイカルコス・キュトラー』の効果によって『オレイカルコス・シュノロス』を特殊召喚し、攻撃力20000の状態で『ミラーフォース・ドラゴン』を破壊して海馬のライフを0にし、残った闇遊戯に対しても心を揺さぶりサレンダー(降参)寸前に追い込む。しかし仲間との絆により自己を再認識した闇遊戯は寸前でサレンダーの誘惑を振りきる。


そして闇遊戯はペガサスから託された最後の切り札、『レジェンド・オブ・ハート』を発動して伝説の竜を伝説の騎士へと本来の姿を取り戻させ、『オレイカルコスの三重結界』コンボを破壊。

その力で『シュノロス』を破壊されるが、全てのライフをコストに『蛇神ゲー』を召喚。

攻撃力∞と言う反則級の力で遊戯のライフも0にするが、『魂のリレー』の効果で特殊召喚された『ブラック・マジシャン・ガール』に勝敗を託されてしまい、最後は伝説の騎士が1つへと融合した彼の最後の切り札『合神竜ティマイオス』との戦闘で『蛇神ゲー』が破壊され、敗北してしまうが……


最後の戦い

敗北の直後に浮上したアトランティスに逃れ、自身の魂を捧げてオレイカルコスの神を復活。

闇遊戯と復活した城之内と海馬の3人が力をあわせて自分達の上級モンスターを大量に召喚して一斉攻撃させるも、今までに無い力で返り討ちにする。

しかも伝説の騎士達をも瞬殺し、3人をオレイカルコスの神に取り込もうとするも、遊戯が三幻神を召喚して、天空にて怪獣大決戦を連想させる程の神々の戦いの末、ついにはオレイカルコスの神が敗れ、囚われた人々の魂は解放される。


正体

彼の正体はかつての古代アトランティスの王。

妻も子もおり、至って平和的に国を治めていたが、彼よりも何代も前の時代に火山から未知の鉱物が発見され、アトランティス人はその鉱物を“オレイカルコス”と名づけて資源化し、それを基に国は更なる発展を遂げた。


しかし、オレイカルコスの力を乱用したアトランティス人は徐々に心が闇に呑まれていった。ダーツが気付いた時には既に手遅れで、人々は次々と魔物へと姿を変えていき、とうとう自身の妻すら魔物に変貌。彼自身もオレイカルコスの神によって操られてしまい、アトランティスは破滅への道を辿ることとなる。操られた彼はこれを人類を見限った地球の意思と受け取り、最終的には人類そのものを滅ぼすために活動するようになった。


その後、オレイカルコスの力で一万年もの時を生き長らえ、人間の歴史を見てきたが、この過程で人間の脆さと醜さを熟知している。

さらには三千年前のエジプトつまり闇遊戯の時代に起きた戦いさえも間近で見て知っていた。ダーツはこの時代もオレイカルコスの神で滅ぼすつもりでいたが、邪神ゾークの復活などもあり当時のエジプトは滅びたため、ダーツが動くことはなかった。


そして、三千年後に心の闇を操る強き魂…つまり、遊戯、海馬、獏良の三人が蘇ったのを知ったダーツは遊戯こそが当代の心の闇の根源であると考え、遊戯の魂を生贄にオレイカルコスの神を蘇らせて世界を滅ぼす決意をした


心の闇を起点とした人類の歴史を作り、同時に《呪われた魂である闇遊戯》を葬ることで呪われた運命に終止符を打つために


最期

アトランティスの崩壊が始まって城之内と海馬が脱出した後でもダーツは生きており、地球の心の闇と共に現れて遊戯を闇の心に染めようとしぶとく襲い掛かるが、闇遊戯が地球の心の闇を封印した事によりオレイカルコスの神から解放され正気に戻り、彼のもとに現れたアイアンハートとクリスの魂と共に眠りに付いた。その後、おそらくドーマの三銃士や舞や羽蛾や竜崎が使用した「オレイカルコスの結界」のカードは眠りについたと同時に消滅したと思われる。


デュエリストとしての強さ

実力の高さ

2対1という不利な状況で初期ライフ4000から始めることに異論を唱えることもなく(乃亜編のBIG5総出のデュエルでは初期ライフ8000だった)、王様と社長を同時に相手にしながら(しかもセルフドローロックまでかけた上で)圧倒するほどの驚異的な実力を誇る。この時の2人は三幻神こそ無いものの、代わりに伝説の竜があったためデッキの強さも半端ない状態だった。


使用デッキ

もちろんの事『オレイカルコス』モンスターと『オレイカルコスの結界』を中心としたオレイカルコスデッキ。

彼だけが持つ第二の結界『オレイカルコス・デウテロス』によってありえないほどライフを回復したり、同じく第三の結界『オレイカルコス・トリトス』によって魔法・罠が無効だったりなど、反則級のカードも入っている。

エースモンスターは『オレイカルコス・シュノロス』であり、切り札は『邪神ゲー』。


余談

手段こそ確かに悪辣そのものであるが、『人間は平等』というある種の性善説を可能性という曖昧な尺度では平等であると認めながらも、『富』『才能』『容姿』という不平等が現実として存在し、それが心の闇の源泉であると遊戯達に説いた。同時に現在の社会をかつてのアトランティスのように際限なく豊かさを求めて大地を荒廃させた環境破壊豊かな暮らし等が原因で心が病んでいく人間など、現実で起きている問題そのものを厳しく指摘している。

また彼がおかしくなったのも母国が滅び、家族が亡くなったのが原因なので同情の余地はあるのだが。


一万年に及んで人間の歴史を見守ってきたからこその価値観であり、遊戯達もそれら全てを否定することは出来なかった。



関連タグ

オレイカルコスの結界

アメルダ ヴァロン ラフェール

黒幕 だいたいこいつのせい


ラウ・ル・クルーゼ…似て非なる動機だが、人類を憎むようになり、数々の悲劇を起こして人類を滅ぼそうとした黒幕。

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