カードテキスト
特殊召喚・効果モンスター
星12/闇属性/爬虫類族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドのモンスターが相手の攻撃・効果で破壊された場合、
LPを半分払って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードは効果の対象にならない。
(3):このカードが相手モンスターを攻撃するダメージステップの間、
そのモンスターの効果は無効化され、攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。
(4):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力は、フィールドのモンスターの一番高い元々の攻撃力と同じになる。
概要
遊戯王OCG初のレベル12の爬虫類族の特殊召喚モンスター。発音は同じだが「邪神」ではなく「蛇神」である。長大な体躯を誇り、全体はイラスト内に収まり切っていない。アニメでは上半身の一部を除いて全身を異空間に収め、攻撃は頭部が行っていた。
遊戯王DMのドーマ編のラスボス、ダーツが闇遊戯との決戦のクライマックスにて召喚した切り札。アニメではレベル10であり、召喚時にコストとして10000以上ある自分のライフポイントを全て払った上で手札も全て捨てる(遊戯王DMではデュエル開始時のライフは4000なので、その2.5倍以上のライフが必要)、召喚後にフィールドから離れると相手側の勝利となる、攻撃時に自分のデッキを10枚墓地に送る(デッキの枚数が足りない場合は攻撃不可)などの非常に重い制約が課せられているが、なんと攻撃力、守備力、共に無限大という規格外のステータスを誇っており、基本的に一撃でも攻撃が決まればデュエルを終了させてしまえる恐るべきモンスターであった。無論、原作、OCG、アニメ作品の全てにおいて遊戯王史上最強のステータスを誇るモンスターである(一応、自身の効果や他のカードとのコンボで「一時的に」攻撃力が無限大になった例は他にもあるが、このモンスターは基本値が無限大である)。
さすがにそのままOCG化するわけにもいかなかったのか、OCG化の際には全体的に大きく変更された。
重すぎた召喚条件も大きく緩和され、攻撃時の条件に至っては完全に撤廃されている。それでも特殊召喚時にライフを支払う必要はあるが、自分のフィールドにモンスターさえ居れば、どんなモンスターでも特殊召喚のトリガーにできる。コストが「ライフポイントの半分」なので、特殊召喚のタイミングによってはかなりの負担になるが、ライフ不足で召喚できないという事は無いのは長所でもあるとも言える。
モンスター同士の戦闘においては圧倒的な強さを誇り、特にこちらから攻撃を仕掛ける場合は相手を間違えなければまず負けないだろう。しかし、決して無敵ではなく、装備魔法などで強化されたモンスターなどから攻撃されるとあっさり轟沈する場合もある。また、フィールド上のモンスターがこのカードだけの場合、そのままでは攻撃力0なので相手にダイレクトアタックしても意味が無く、返しのターンでモンスターを召喚されればそのまま相打ちで片付けられる危険性が高い。カードの効果に対する耐性もあくまでこのカードを対象とした効果に限られ、特殊召喚したと思ったら激流葬で退場、なんて場合も。
どんなデッキに投入しても一定以上の戦力として活躍できる可能性はあるが、無計画に召喚しても最悪自分のライフを大きく削っただけになってしまう危険もあるので、タイミングを上手く見計らう必要がある。
良くも悪くも普通のモンスターとなっており、原作の切り札的扱いよりもエースモンスターのような扱いの方が光るカードとなっている。