概要
区画が細かく分かれている土地に大きな建物を建てる際、その土地の所有者や住人と交渉して土地を買い集めることが必要になる。この時の交渉や買収を請け負うのが地上げ屋である。
それ自体は何の問題もない企業活動であるが、バブル期には、脅迫、放火、暴力などで強引に交渉を進める悪質な地上げ屋が横行し、社会問題となった。
これらの悪質な地上げ行為には暴力団が思いっきり関わっており、「地上げ屋=ヤクザのシノギ」というマイナスイメージが定着してしまう。
『ドラゴンボール』に出てくるサイヤ人やフリーザは、住みよい惑星を発見して原住民を捕縛、あるいは殲滅して乗っ取り別の宇宙人に売り渡すことを生業としており、いわば宇宙レベルの地上げ屋と言える。
実際、作者の鳥山明もフリーザ軍のこの商売を、当時社会問題となっていた地上げ行為をイメージした事を語っている。
ぶっちゃけサイヤ人ができる唯一のお仕事。
このタグが付けられやすいキャラクターは、ベジータ・ナッパ・ラディッツの地球来襲3人組。
関連タグ
超力ロボガラット:当初の敵・宇宙シンジケート配下に「宇宙不動産」があり、狙いを付けた惑星を、地上げ屋よろしく侵略させて売買することを生業としていた。(他の配下に宇宙ゴミの不法投棄もする者もいた。)
激走戦隊カーレンジャー:作中の敵・宇宙暴走族ボーゾックをスポンサーとして操る宇宙の地上げ屋「暴走皇帝エグゾス」が途中から登場する。
龍が如く0:バブル期絶頂時代の日本を舞台にした作品。当時の地上げ行為が登場する他、大規模な地上げの最中突如見つかった謎の空き地『カラの一坪』がストーリーの核となる。