声:石田太郎
概要
『デッドエンドの冒険』に登場する、“将軍”の異名を持つ元海軍本部の海兵(階級は不明だが、異名からして将校クラスではあったのだろう)。懸賞金は9500万ベリー。
見上げる様な巨漢の男で、上から×印を書いた海軍マークの描かれたコートを着ている。
海兵でありながら、悪魔の実の能力を得て、自身の乗っていた海軍の軍艦を奪って海賊となった。
残虐な男であり、その経歴も相まって「海軍最大の汚点」とまで言われている。
人物
傲岸不遜な性格で、弱者を容赦なく切り捨て犠牲にするが、実力を認めた者に対しては、例えそいつが自身の命を狙っている者だったとしても、仲間に引き入れようとする豪胆さを併せ持つ。
実際、彼の海賊団のNo.2だったニードルスも、彼自身の弱点を探し殺すためにあえて彼のそばにいるべく配下となっていた。
「力」こそすべてという考えを持ち主で、海賊になったのも手っ取り早く権力を手に入れる為であり、海賊をしているものの海や夢を嫌っている。
そのため、ルフィの力量は認めつつも彼の夢を嘲笑い、ルフィ自身も彼のことを「クズ」と呼ぶなど嫌悪している。
能力
悪魔の実 | アメアメの実 |
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解説 | 全身を水飴状に変化できる。 |
全身を自在に水飴状に変化でき、軟化させると物理攻撃を無効化し、硬質化させると体から鋭いトゲ状の武器を生やせる。
更に、水飴であるため直接攻撃してきた相手の体をそのまま体に捕らえることもできる。
水飴の性質上、弱点は小麦粉。
粉を浴びると身体が固まってしまい、攻撃を受け流せなくなるという欠点も抱えている。
また、不意打ちなどで能力行使してない際に攻撃を受けた場合は、スモーカーやポートガス・D・エースらと同じように身体が水飴状にはならないらしく、作中では折れたマストで串刺しにされて大打撃を受けていた。
ちなみに、ルフィによるといくら飴と言っても美味しくはないらしい。
完全な能力頼りではなく腕っ節も強く、作中では拘束したルフィを殴打してダメージを与えている。元海兵なので(当時はまだ黒ひげのセリフに出ただけだったが)覇気を習得していたのかもしれない。
来歴
本編の8年前に、シュライヤが住んでいた造船街を襲撃。
住民やシュライヤの両親を皆殺しにし、修理のために港に停泊していた蒸気船「サラマンダー号」を奪い、自らの海賊船とした。
本編では、海賊によるレース「デッドエンドレース」に一番手として参加。
実は、裏で賭け金の管理をする胴元と手を組んでおり、他の海賊たちに海軍要塞の「永久指針」を渡し、罠に嵌めていた。もっとも、自身も胴元を嵌めていたのだが、実は胴元も彼を嵌める気でいたらしく、お互いに心の底では信用し合っていなかった模様。
最後はルフィと対決することとなり、終始自身の能力でルフィを圧倒するが、麦わら帽子を大きく傷つけてしまい彼の逆鱗に触れる。更に、料理人であるサンジによって能力の弱点が見破られてしまい、ルフィの攻撃をまともに受けるようにされてしまう。
それでもなお、身体中をトゲで覆い追撃するも、最期はルフィの「ゴムゴムのバズーカ」で吹っ飛ばされ、サイクロンに巻き込まれていった。
余談
- 元海軍の海賊
後に原作で、元海軍少将X・ドレーク(及びその父であるX・バレルズ)が登場している。
- 元海軍の映画ボス
- 能力のタイプ
「体を流動化出来る」、「水飴状の物体」(餅状の物体に変わるシャーロット・カタクリは特殊な超人系と記載)という点からすると、ガスパーデも同じく「特殊な超人系」なのではないかと思われる。
関連タグ
ONEPIECE デッドエンドの冒険
海軍(ONEPIECE)
斧手のモーガン X・ドレーク(元海軍の汚点の皆様)
ゼット
シャーロット・ペロスペロー:後に原作で登場した飴系の能力者。ただしこちらは「ペロペロの実」であり、変化系(仮)であるアメアメとは異なり身体から変幻自在の飴を作る放出系(仮)。