CV:江川央生
概要
海軍の機密特殊部隊「SWORD」隊長及び海軍本部少将X・ドレークの父親。作中では故人。
息子の事は「ドリィ」と呼んでいた。
かつては海軍将校で息子からも尊敬されていたが、北の海で活動する海賊へと堕ちてからは息子に対して事ある毎に暴力を奮う父親と成り果てていた。
オペオペの実を入手した彼は世界政府相手に50億ベリー(ちなみに悪魔の実はどんな実も最低1億は下らないと言われているが、それでも50億ベリーというのは破格)で取引をしようとした。医学知識や悪魔の実の真価を知らなかったバレルズは金に目が眩み当然これを売り払おうとしたものの、海軍とドンキホーテ海賊団双方に内通していたドンキホーテ・ロシナンテにそのオペオペの実をトラファルガー・ローの珀鉛病治療のカギとして狙われ、襲撃を受けて実を盗まれる。
その後、逃走したロシナンテを探していたところにロシナンテの兄ドンキホーテ・ドフラミンゴ率いるドン・キホーテ海賊団に襲撃されて完膚なきまでに敗北、オペオペの実が手に入らなかったことに激怒したドフラミンゴの手によって射殺された。
ドレークとの関係
前述通り、かつては息子からも尊敬の眼差しで見られていたが、海賊へと堕ちてからは度重なる暴力を奮う自身に対して脅える眼差しで見られるようになっており、結果的にドンキホーテ海賊団襲来時に逃亡されている。この時のドレークは19歳で実力そのものは海賊団内でも相当の実力を有していたが、その環境下に居た為か、少年と誤認されるくらいに委縮した存在になっていた。
その結果、後に百獣海賊団の一員になったドレークは僚友達に父の顛末を話した後「昔のこと」「別に恨んでいない」と答え、海賊である僚友にすら「冷たい」と呆れられている。
余談
- SBSではおそらく父から預けられた帽子をかぶって喜ぶ子供の頃のドレークの姿が描かれている。
- 息子から尊敬されていたバレルズだったが、海兵時代は清廉だったのか、それとも昔から性根が歪んでいたのかは描かれておらず不明。因みに海軍時代の階級や所属先も不明。
- ドレーク達の故郷である北の海は裏社会が幅を利かせており、ドンキホーテ・ロシナンテは「ノースの闇」と評したほど。
- 酒浸りの最期だったが、もしバレルズが昔はまっとうな海兵だったのならば、案外世界政府の闇を見て心を壊してしまっていたのかもしれない。
- 後に息子ドレークは、ワノ国で世界政府が密かに海賊相手に取引している事実を知り、驚愕している場面がある。