「アイツらの言う〝新時代〟ってのはクソだ」
「海賊が夢を見る時代が終わるって……!?? えェ!?? オイ!!!! ゼハハハハハハハ!!!」
「人の夢は!!! 終わらねェ!!!」
概要
"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチの台詞。
pixivでのタグは原作通りの半角表記で広まっている。
経緯
空島の存在を信じるルフィらを「夢追いのバカ」と蔑み、因縁を付けてきたベラミー海賊団。彼らのケンカを買わずさんざん痛めつけられたルフィとゾロは、誰が見ても酷いやられようだったが唯一ティーチだけはナミに向かって二人こそが勝者だと評する。
ティーチはベラミーたちが言うような夢を見ない〝新時代〟こそがクソだと言い切り、〝海賊が夢を見る時代〟は終わったという意見を嘲笑。同志であるルフィ達への共感を込めてこの自身の信条を主張した。
余談
- 夢追い人
原作本編においてこの台詞の際のティーチは四皇でもなければ七武海でもない、本名や異名すらも不明の(当時名前が出ていた黒ひげであることも明らかになっておらず、彼が登場した24巻と彼の名前が分かる25巻の間に発売された公式書籍においては「チェリーパイ男」として紹介されている)、知る人ぞ知る海賊といった存在であった。そんな絶賛駆け上がり中の彼が夢を追うことを否定しないのはある種必然だと言える。
ちなみに現在は世の誰もが認める大海賊となったティーチだが、今の地位に満足してはおらず野心を保ち続けている。
- 聞き手の反応
雑踏の真っただ中で急に持論を叫んだ無名の男に感銘を受ける者など当然いるはずもなく、空島を持ち出したルフィ達と同じように奇異な目で見られてバカにされるばかりだった。
その一方で、読者間においてはこちらとその前後の台詞でルフィ達を擁護したことが黒ひげへの評価に繋がっているところがある。
- ルフィとの関係性
後のインペルダウン編で、ティーチは再びルフィと邂逅。そこで彼は「空島はあったろう?ひとつなぎの大秘宝もそうさ!!必ず存在する!!!!」と、激励とも受け取れる言葉を送った。こちらも読者間での評価に繋がっているが、この時点でのティーチはエースを処刑台に送った元凶であり、ルフィは彼に決して好印象を抱いていない。
また、ルフィの夢はしばしば〝夢の果て〟と表現されており、これは「夢の終わり」とも捉えられることから、他の要素同様両者の対比になっていると考えることもできる。
- 知名度
こちらはONEPIECEを象徴するセリフと言っても過言ではなく、多くのCMやゲームなどで用いられている。
ONEPIECEを詳しくない人でも知ってるであろう名ゼリフ中の名ゼリフである。