概要
スケープゴート(Scapegoat)とは「贖罪の山羊」と訳される言葉である。
scapeに贖罪という意味はなく、escape(逃走)の変形という説がある。
旧約聖書「レビ記」16章に記された贖罪の日に行われる儀式で、人々の罪や苦難などを人々の代わりに受けさせるために野に放った山羊のことを指す。
転じて身代わりや責任転嫁の意味で使われる。例えば、『政治家の汚職の罪を代わりに着せられて逮捕される秘書』『ヤクザの幹部が殺人事件を起こしたとき、幹部が逮捕されるのを阻止する為に、代わりに犯人として名乗り出る部下』と書けば、どういうものか容易に想像できるだろう。
ピクシブでは遊戯王のカードにおけるスケープ・ゴート(羊トークン)のイラストが多い。
山羊?羊?
スケープゴートのgoatは山羊(ヤギ)を意味をしているはずだが、日本語では「身代わり羊」「贖罪羊」などと表記されることがある。
前述の遊戯王でも「身代わり羊」のルビが「スケープ・ゴート」になっており、羊(ヒツジ)を召喚するカードになってしまった。
関連タグ
レッテル貼り・認定厨(ネットスラング):ネット上にて、気に入らない人物やユーザーをスケープゴートの標的に仕立てる事がある。
スマイリーキクチ:女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人としてスケープゴートにされた被害者。