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水ルフィ

みずるふぃ

少年漫画「ONEPIECE」の主人公、モンキー・D・ルフィの強化(?)形態の一つ。
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概要編集

アラバスタ王国編のクロコダイルとの戦いの中でルフィが披露した変身(?)形態。


ゴムゴムの実の能力者であるルフィは内臓もゴム質であるため、常人を遥かに上回る「容量」を持っている。この容量を利用して大量の液体()を一気に飲み干し、体内に蓄えた姿がこの「水ルフィ」である。不自然に膨らんだ腹がルフィの動きに合わせてタプタプ音を立てながら上下に揺れる様子はまさしく「水風船」。その特性上、やろうと思えば水以外の液体でも可能と言えば可能と思われる。


発動の経緯と戦績編集


一戦目にて完敗を喫するも最後の最後でクロコダイルの能力の弱点が「水」である事に気付いたルフィは、水が目一杯入った樽を背負い、時折体に水を掛けながら戦い、隙あらばクロコダイルに樽ごと水をぶちまけて水浸しにするという作戦を立ててリベンジマッチを仕掛ける。しかし、自分の弱点についてもしっかり分析しているクロコダイルは、一時的に不意を突かれはしたものの即座にルフィの作戦に対応し、全身に水を浴びるという最悪の事態だけは回避する。


「これじゃ初戦と何も変わらねェじゃねぇか!!!」と、なおも余裕を見せながら嘲笑うクロコダイルに対し、ルフィはその言葉を認めた上で突如持ち込んできた樽の中にある水を全て飲み干し、水ルフィとなった。

正気を疑う行動と珍妙な姿に唖然とするクロコダイル(と捕らえられているコブラ)。しかも初戦でクロコダイルに貫かれた傷が治り切っていないためか腹から水漏れを起こし、その場に居合わせたミス・オールサンデーは思わず笑い出す始末。仮にも一つの命運と自分たちを含めた数えきれないほどの人命が掛かった重要な戦い、しかも相手側からすればタイムリミットも刻々と迫っている緊迫した状況の中で、あまりにも緊張感が足りないマヌケな姿を見せつけられたクロコダイルは「フザケてんじゃねェぞ小僧ォ!!!」と思わず逆上して襲い掛かる。


しかしルフィは至って大真面目。体内に収めた水をポンプのように逆流させ、巨大な水の塊として吐き出し、真正面から突っ込んできたクロコダイルを頭からずぶ濡れにしてしまう。完全に不意を突かれ、能力も動きも封じられたクロコダイルは、ほとんど無防備のままルフィの渾身の一撃を喰らって吹っ飛ばされた。

この一撃で直前とは別のベクトルで怒りを覚えたクロコダイルは、遂にスナスナの能力の真髄と言える大技「干割」(グラウンド・セッコ)、そして「浸食輪廻」(グラウンド・デス)を解禁。右手に触れ伝う全てから「水」を奪い、戦場となっている王宮ごと砂に還そうとする。芝生や石像までもが砂と化し、地面が死んでいく様を見たルフィは咄嗟に王宮の屋根まで跳び上がって難を逃れるが、その隙にクロコダイルの最接近を許してしまい、彼の右手に捕まってしまう。またも水を吐いて反撃に出るも避けられ、そのまま能力によって全身の水分を奪われたルフィは、まさかの二度目の敗北を喫するのだった。


その後、干からびた姿のままその場に捨て置かれたルフィだったが、勝敗が決する直前に吐いた水の塊が重力に従って落下してきた事でルフィ自身に直撃、その水を飲み干してギリギリ復活を果たす。死にかけながらも砂が飛び去っていく方向を確認していたルフィはまたも立ち上がり、クロコダイルを追って走り出すのだった。


以上、水ルフィの戦績は黒星一つのみである。あくまでクロコダイルの能力の対策として披露した姿であるため、今後再登場するのか、そして白星を飾る事ができるのかについては一切不明。


編集

水水の銃(みずみずのピストル)

体内からポンプのように水を汲み上げ、大きな水の塊として勢いよく口から噴き出す水ルフィ時限定の技。

数発程度なら連射も可能。


余談編集

初披露した原作200話のサブタイトルも「水ルフィ」である。


関連タグ編集

モンキー・D・ルフィ

サー・クロコダイル

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