概要
東の海某所(ゴア王国の近く)のとある島にある村。麦わらの一味、ロロノア・ゾロの生まれ故郷である。
偉大なる航路にあるワノ国からの移民によりつくられた村で、55年前、禁を破って出国した刀鍛冶「霜月コウ三郎」と同志たち25名は冒険の末に東の海に到着。52年前とある島で村人を虐げていた山賊を撃退し、一行の内10名はそのまま定住を決意し「シモツキ村」を築いた。なお偉大なる航路を抜けてたどり着くまでに犠牲者が出たのか、他の15名はさらに旅をつづけたのかは不明。
そのため、村にはワノ国の文化が根付いており、多くの村人はワノ国の血筋を引いている。コウ三郎は現地の女性と恋仲になり、生まれたのがコウシロウである。またゾロの祖母霜月フリコも定住した者に含まれており、村の剣士であるロロノア・ピンゾロと結ばれている(ただゾロは自分のルーツを知らなかったため若い世代にはワノ国の事は教えてないのかもしれない)。
基本的にゾロの回想シーンと扉絵連載のみでしか登場していないのだが、革命軍の船が補給に立ち寄り、コウシロウから食料などの支援物資を受ける描写がある。
一心道場
ゾロが幼い頃足しげく通っていた道場。道場主はコウシロウ。
大人も数多く通っていたがそれでも頭一つ抜けてゾロ(当時8歳)は強く、そのゾロが一勝も出来なかったのがコウシロウの愛娘・くいなだった。
ゾロはある月夜の晩にくいなに決闘を申し込むが敗れ、くいなはいつかゾロが必ず自分を超えることを確信し自分が女性に生まれたことに涙するも、ゾロは彼女を励まし、どちらかが必ず天下一の剣豪になることを誓うのだった。
だが翌日、くいなは事故で帰らぬ人となる。
ゾロはくいなの愛刀「和道一文字」を継ぎ、自ら三刀流の開祖となって、天国のくいなにも名が聞こえるような大剣豪を志すことを誓う。そして世界一の剣豪「王下七武海」ジュラキュール・ミホークを倒すべく海に出た…。
…のだが、生来の方向音痴によってゾロはシモツキ村に帰れなくなってしまい、仕方なく糊口をしのぐために賞金稼ぎを行う。そしていろいろあって海軍に捕まっていた所をモンキー・D・ルフィに救われ、麦わらの一味へと加わることとなった。
ゾロの悪名は果てしなく轟くこととなるが、コウシロウはそれを咎めることなく、彼が自ら選んだ道を進んでいることを喜ぶ。そしてくいなの墓前に、ゾロのことを伝える新聞を置き、今日も未来の剣士たちを育てるためにコウシロウは道場へ向かうのだ…。
…が、最近は余りに練習生たちがゾロに影響されまくっているのを危惧しているフシもある。
ゾロの回想に出てきたゾロのかつての兄弟弟子だった二人が現在指導者となったようだ。