「ないんだろう 中身が……」
「お前には必ずいい仲間が見つかる!!」
「“ワンピース”はお前が見つけて 世界を買っちまえ!!」
概要
東の海(イーストブルー)にある珍獣達が住む無人島(珍獣島)で生活する男性。
20年以上連載されている本作内で物語本編の初期にたった1回登場しただけのキャラクターだが、その強烈すぎる設定から現在でも古参読者からしばしば語り草になる。
プロフィール
本名 | ガイモン |
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年齢 | 43歳→45歳 |
身長 | 130cm |
所属 | 海賊団の船員→珍獣島住人 |
所属船 | マチナ・ハレルヤ号 (海賊時代) |
出身地 | 東の海 |
誕生日 | 8月5日 (箱入り=8,5) |
星座 | しし座 |
血液型 | X型 |
好物 | 珍獣島で採れるメロン |
初登場 | 単行本第3巻 第22話『あんたが珍獣』 |
WT100 | 60位(15041票) |
CV | 大平透→茶風林 |
経歴
海賊から箱入り息子へ
元は東の海である海賊団の一員として活動していたが、22年前に上陸した珍獣島を総勢200人で3週間探索し、壊れた空の箱以外の目ぼしいものがなかったため一同が撤収を始めた際、周囲が切り立った崖になっている高台の上が気になり、最後に確認しようとよじ登ったところ、頂上に5つの宝箱を発見。急いでみんなを呼び戻そうとしたが誤って崖から落ちてしまい、下に置いてあった空の箱に身体がはまって気絶してしまった。目が覚めた時には船がすでに出港しており、仲間もガイモンが戻っていない事に気付いていなかった事もあって、島に一人取り残されてしまった。
島に取り残されてからは島の珍獣達と仲良くなり、宝を独り占めしようと目論むも、箱に嵌ったことで高所に上れなくなったため自力で取りに行けなくなった崖上の宝箱を死守する目的で(本心は島の動物達を守るため)、森の番人として島に現れる海賊達を「森の裁き」と称し拳銃で追っ払いながら生活していた。
ちなみにガイモンの体は長年の運動不足のせいもあって完全に宝箱の中にミラクルフィットしてしまっているらしく、本人曰く『抜けやしないし仮に箱を壊せば体がイカれてしまう』らしい。
宝箱の真実
東の海を航海中の麦わらの一味が島に上陸してきた際に出会う。当初ガイモンは、一味を宝箱や珍獣目当てに現れた海賊と勘違いして、一味を追い払おうと攻撃をしかけた。しかし、すぐに誤解は解けて意気投合し、自分の身の上話と宝箱の話をする。話を聞いたルフィは崖の上の宝を取ることになる。
しかし、登ってみると宝箱は空で、ガイモンの行いは完全な無駄であった事をルフィは知る。そこでガイモンを気遣ったルフィは、「宝箱を下に放り投げて中身を見せてほしい」と頼むガイモンの依頼を頑なに拒否した。
すると、ガイモンは薄々そうではないかと感じていたのも相まってルフィの意図を察して涙を流し、ルフィに礼を言った。その後、ガイモンはルフィから仲間の勧誘を受けるが、「自分の居場所はここだけ」と断り、一味を見送った。
原作ではガイモンの登場はナミ加入(厳密には『一時的に手を組んだ』)直後でルフィとナミの二人としか出会っていないが、アニメ版ではウソップ加入直後になっているためゾロやウソップとも出会っている(原作ではこの時点でもゾロは加入しているが船で寝ていたため島の探索には参加していない)。
一味が出航した後の様子は原作では描かれていない。だが、扉絵連載では2回登場している。
扉絵連載
1度目の扉絵連載「バギー一味冒険記」では、ルフィとの戦いに敗れて頭と手足だけになって漂流していた海賊バギーと出会った。当初は一味の時と同じように戦闘になったが、またすぐに打ち解け、友人関係となった。この際アニメ版のほうではバギーとの会話がしっかり描かれており、バギーは「あいつ(ルフィ)のせいでひどい目にあった」、ガイモンは「そいつ(ルフィ)は心優しいやつだった」とお互いに同じ人間のことを話してるのに評価が正反対というシュールな会話を繰り広げた(ちなみにお互いにルフィの名前は出していない)。
2度目の扉絵連載「世界の甲板から」では、樽にはまってガイモンのような状態になった女性サーファンクルと出会い、島で一緒に生活している様子が描かれた。
エッグヘッド編では一カットのみ登場。
島には電伝虫が生息していないらしく、ベガパンクの世界に向けての演説が行われている事など一切知る事は無く、ただサーファンクルと共に楽しく過ごす様子を見せていた。
余談
名前の由来は嫁のサーファンクルも合わせて、アメリカの音楽デュオ「サイモン&ガーファンクル」を頭文字だけ入れ替えたものだと思われる。ただしサイモンとガーファンクルの方は二人とも男性である。