「“最強の剣”とは… 守りたいものを守り 斬りたいものを斬る力」
「…たとえ何者になろうと…… 君の剣道を大切にしていればそれでいいです…」
プロフィール
本名 | 霜月コウシロウ |
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年齢 | 49歳→51歳 |
身長 | 184cm |
所属 | 一心道場 師範 |
出身地 | 東の海 |
誕生日 | 5月4日 (コウシロウ) |
星座 | おうし座 |
血液型 | S型 |
好物 | 道場の縁側で食べるスイカ |
初登場 | 単行本第1巻 第5話『海賊王と大剣豪』 |
CV | 石塚運昇 → 乃村健次 |
概要
“東の海”の外れに位置する、和風の文化が色濃い村落「シモツキ村」で暮らす男性。剣術道場「一心道場」の師範で、麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロの師匠でもある。
かつてはゾロと年端の近い一人娘・くいながいたが、10年程前に自宅の階段での転落事故により他界しており、彼女の愛刀であった和道一文字を娘の好敵手であったゾロに譲った。
現在も変わらず村の道場で門下生たちに剣を教えており、海賊として億超えの賞金首となったゾロの活躍にも喜んでいるようで、くいなの墓前に彼の記事が載せられた新聞をお供えしたりしている。一方で、ゾロに影響された少年の弟子たちが彼の“三刀流”の真似ばかりしていることには頭を悩ませている様子。
父はワノ国出身の刀鍛冶「霜月コウ三郎」。コウ三郎は55年前にワノ国を違法出国し東の海に辿り着く。そこで知り合った女性と恋に落ち、息子コウシロウが誕生した。つまりコウシロウはワノ国の英雄にして伝説の侍・霜月リューマの遠い子孫に当たる人物でもある。
人物
常に温和な笑顔を絶やさない優しげな風貌をしており、丸眼鏡と後ろ結びにした総髪が特徴の壮年男性。登場初期は尖った顎だったが、作画の変化からか次第に丸顔になっている。元々は黒髪だったが現在では髪が白髪交じりとなり、目尻や額、ほうれい線のシワが目立つようになった。
一人称は「私」、落ち着きのある丁寧な言葉を用いる。
外見に違わず性格も非常に穏やかであり、ゾロをはじめ弟子たちには剣の心得を丁寧に説いている。剣士としての実力は不明瞭だが、「触れるもの皆傷つけるような剣は私は最強の剣などとは思わない」という台詞が示す通り、“剣”やそれを扱う“剣士”というものの在り方について深い考えを持っている。ゾロが亡き娘のために「天国に名が届くほど有名な大剣豪になる」という夢にも理解を示し、彼がそのために海賊として悪名を上げることにも彼が望んだ道として決して非難しない。
一方で、女性が剣士になることについてはかなり保守的な考え方を持っていたフシがあり、くいなが生まれた際には「この子には道場を継がせるつもりだったが、女の子ではねぇ…」と些か残念そうに言葉を漏らす場面もあった。成長したくいなは大人の門下生相手にも負けないほどの剣の実力を身につけ、道場で一番の実力者と呼ばれるまでに至るが、それでもコウシロウからは「女性が剣豪になることは難しい」という言葉を向けられていたらしく、剣豪を夢見ていた彼女は密かに心を傷めていた。
その他
アニメ版
ゾロの過去のエピソードが一部補完されており、それに準じてコウシロウの出番も大幅に追加された。ゾロは当時、各地で道場破りをして廻っていたらしく、コウシロウも一心道場を訪ねてくるまで全く面識がなかった様子を見せている。
くいなの死後、ゾロを呼び止めて彼と戦っていた頃の娘のことを話し、女流剣士として大きく成長しつつあった娘に期待していたことを明かし、くいなの死により心を乱していたゾロを戒めた。
また、劇場版第5作目『呪われた聖剣』では、ゾロと同門(=コウシロウの弟子)のサガというキャラクターが登場している。
革命軍との繋がり?
ルフィやエース、サボの過去の回想シーンにおいて、革命軍の船がシモツキ村らしき土地の船着き場に停泊している描写があり、少年時代のくいなやゾロと思しきシルエットも登場している。
組織のリーダーである“革命家”ドラゴンの口から「食料を分けてもらった」という台詞があり、シモツキ村、もしくはコウシロウと革命軍に何かしらの接点を匂わせる描写があるが、今の所その詳細は不明。…単にお人好しなだけなのかもしれないが。
声優について
故・石塚運昇氏は、後に海軍大将“黄猿”や世界政府全軍総帥コングなども演じていた。
2022年放送の『FILM RED』と連動した過去編から、クロマリーモやブラハム、ボビー・ファンク、ジャックなどを演じてきた乃村健次氏が引き継いだ。