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少女☆寸劇オールスタァライト

しょうじょこんとおーるすたぁらいと

『少女☆寸劇オールスタァライト』とは、スタリラのミニアニメであり、『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の外伝作品。……と同時に、スタァライトシリーズの黒歴史作品になってしまった作品。
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概要

『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』(『スタリラ』)をベースとしたミニアニメで、2019年7月から12月まで、『スタリラ』内で視聴することが出来た。なお、本作品は、『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の外伝作品(設定もアニメ版ではなく、『スタリラ』の設定になっている)として扱われている。現在はYoutubeで1話のみ視聴可能、この他にも、DVDで発売されている。


略称は『オルスタ』。なお、非常に間違いやすいが、『寸劇』は『コント』と呼ぶ。


製作開始までの経緯

2018年7月、『少女☆歌劇レヴュースタァライト』が放送開始。最初は設定にも謎が多い部分が存在し、視聴者からも賛否はあったが、第7話『大場なな』が放送されると、この作品の知名度が一気に上昇。話の展開については賛否があるとはいえ、舞台版の人気もあったこともあり、知名度が上がって有名な作品になった。その後、その作品の知名度を上げるために配信されたゲームアプリが『スタリラ』である。


同時期、ブシロードのミニアニメとして『ガルパ☆ピコ』も配信された。この影響を受けたのか、『スタァライト』もミニアニメを制作することが決定。後にスタリラ限定の舞台少女が登場するという情報が出た後はさらに期待値が高まった。


しかし、蓋を開けてみれば、多くのファンからは大不評になった要素が多く、多くのスタァライトファンでも覚えていないレベルの黒歴史作品になってしまった。現在でも、ブシロードのアニメ作品全体から見ても評価が悪い作品の一つになっている。


本記事の内容を読む前に

YouTubeでは、オールスタァライトの宣伝の動画や第1話が無料配信されている。オールスタァライトを見る前に、まずは以下の動画を見ることをオススメする。

上の動画を見た人ならもう分かるかもしれないが、本作では問題点がかなり多い。


全話一覧

話数サブタイトル
第1話開演!? はちゃめちゃオーディション!
第2話えるは謎のナビゲーター
第3話王者シークフェルト参上!
第4話トップバッターは誰だ!?
第5話愛してます!? 究極の演技力レヴュー!
第6話輝く伝統! 凛明館、参上!
第7話ロミオとジュリエットとプライドと!
第8話WE ARE フロンティア! YEAH!
第9話名言は誰のもの!?
第10話カニチャーハンは王者のオーダー!
第11話歌声はダイアローグ
第12話ひかりとまひるの自由な時間
第13話凛明館のバレエ特訓!
第14話頼りないです!珠緒先輩!
第15話凛明館のティータイム
第16話ななのケーキは、ばなナイス!?
第17話エチュードは自由演技!?
第18話女子の心とフィジカルと!
第19話アゲアゲ!?フロンティアの猛特訓!
第20話放課後の双葉と香子
第21話使える!?フランス語講座
第22話ひかりからのクエスチョン
第23話これが気高き王者のしりとり!?
第24話伝説の演技力チャレンジ! 前編
第25話伝説の演技力チャレンジ! 後編
第26話舞台少女を待ちながら

舞台少女に襲い掛かる悪い方向のキャラ改変(キャラ改悪)

ある意味本作にとって最大の問題点。

原作を用いたミニアニメは、主にコミカルな作品になることが多く、それが理由でキャラ崩壊やキャラ改変が起こることが多い。

だが、本作の場合は、他のミニアニメよりも(悪い方向で)キャラ改変される舞台少女が多く存在していたため、不評な意見が目立っている。

例えば、第2話では、えるが子供のように号泣するキャラになっている、第3話では、大場ななが原作の設定から考えると有り得ない行動をするなど。

前述の動画を見た人ならもう理解している人も多いかもしれないが、実は、第1話でも、あまりにもおかしい展開が多く、多くのスタァライトファンは第1話で視聴終了する人も多かった。


第4話『トップバッターは誰だ!?

この話の内容は、オールスタァライトの話の中でも評価がかなり低い。リュウ・メイファン夢大路栞のキャラ改変がかなり悪化してしまい(もはやキャラ改悪レベルである)、何故か喧嘩をするという話であったことから、一時期炎上問題が発生してしまった(詳しくは『トップバッターは誰だ!?』を参照)。

第4話により、数多くのスタァライトファンは、その話の出来の悪さによって、この作品を見限るという出来事が起きた。


一難去ってまた一難

第4話のような酷いキャラ改悪の話に続いて、第5話でも、男性プロレスラー登場という唐突な展開が繰り広げられ(これについては後述)、第6話以降でもキャラ崩壊&面白くないギャグが続いたこともあり、一部の人にとっては、第4話の夢大路栞やリュウ・メイファンのことも含めて、『凛明館やフロンティアの舞台少女もキャラ改変されるのでは?』と懸念する人も多かった。


第14話『頼りないです!珠緒先輩!』

このような悪評が多かったこともあり、第10話以降は、舞台少女の日常を描いた話が多くなったが、その内、第14話は非常に賛否両論になっている。この作品が配信されている間に、シークフェルト音楽学院凛明館女学校のメインストーリーが追加されたが、凛明館女学校のメインストーリーが追加された後の第14話では、巴珠緒が凛明館女学校の舞台少女に対して怒るという、新たなメインストーリーを読んだ後になると、かなり違和感を感じる内容になってしまい、再び炎上問題になりかねない状態に。これによって、オールスタァライトを見限る人が続出し、もはやキャラ崩壊が多すぎた本作は、一気に過疎化が進むようになってしまった。


(スタリラ限定の舞台少女を中心に)かなり悪化したキャラ改変を行うことが多く、ファンから批判された話が多い上に、聖翔の舞台少女も、アニメ版があるのにもかかわらず、やはり悪い方向のキャラ改変が行われている(前述の第3話の大場なながそれである)ため、キャラ改変に耐性がない人はまずオススメできない作品になってしまった。


このように、改悪に近いレベルのキャラ崩壊が酷い話が続いた結果、次々とオールスタァライトを見限る人が続出。スタァライトシリーズの作品としては最低の評価になってしまった。


キャラ改変以外の問題点

さらに、『オールスタァライト』の問題点は、キャラ改変だけではない。他にも数多くの問題点があった。


聖翔優遇による弊害

原作のメインストーリーでも聖翔音楽学園を中心に進んでいたこともあったため、聖翔の舞台少女しか登場していない話が多い。これもあり、スタリラ限定の舞台少女の出番がかなり少なくなってしまっている(その聖翔も、前述のキャラ改変(キャラ改悪)のことを考えると……)。特に凛明館女学校フロンティア芸術学校が中心の話が5話しかない。また、シークフェルト音楽学院はそれらよりも少し多いが、それでも少なく、しかもシークフェルト音楽学院が中心となった全ての話で登場した雪代晶を除いて、登場しない舞台少女がいる話まで存在する。

また、初期エピソード(第1話~第9話まで)は、聖翔vs凛明館orフロンティアorシークフェルトのような感じであり、後期エピソード(第10話以降)でも、単独の話になることが多かった。そのため、凛明館vsシークフェルトなどのように、スタリラ限定の舞台少女が対決する話が存在していない。これによって、他校を越えたカップリングの一つである夢大路姉妹の話が見られないという問題点が出てしまった。


服装のバリエーションの少なさ

聖翔の舞台少女の服装は(ED曲の体操着を除くと)制服とレヴュー衣装と練習着しかなく、さらにスタリラ限定の舞台少女に至っては、なんとレヴュー衣装と練習着の二つだけしかない。そのため、食堂に行っている話などでも練習着のままになっていたり、聖翔に雪代晶夢大路栞が乱入した時も、レヴュー衣装のままになっていたり(ちなみに、この時の聖翔の舞台少女の服装は制服)していたため、かなり違和感を感じる雰囲気になる場合もある。


男性プロレスラー

前述したように、第5話ではとあるプロレスラーのゲスト出演をするが、こちらも賛否両論になった。何故なら、この作品はヒーロー不在作品であり、男性のキャラ(とはいっても、現実の人物ではあるが)を登場させることは物凄く違和感が生じることに繋がる。しかも、よりにもよって、不評意見が多かった第4話の後だったため、さらに本作を見限る人が増えた可能性もあり、最悪の場合、打ち切りの可能性もあった。


『スタリラ』限定での配信

『オールスタァライト』では、『スタリラ』内での配信だけであり、放送は一度もされていなかったため、知名度を獲得することが出来なかった。

一応YouTubeで2週間限定の配信はされていたが、YouTubeの配信時期は、『スタリラ』内での配信から1週間後。その間に、多くの人は、(ネタバレを嫌う人を除いて)Twitterなどで情報を経ている可能性が高いため、本作の出来の悪さを知って視聴しない人も多かった可能性もあるだろう。


おまけ:アンドリュー青嵐総合芸術院が未登場

気にしていない人も多いが、何故か『スタリラ』に登場したアンドリューが登場していない。

このキャラは、ファンからも、そして舞台少女からも嫌われている、所謂ウザキャラのマスコットであり、正直扱いに困っていたキャラクターでもあるので、その点は仕方ないのだが……。

なお、当初スタリラ未参戦(後に2020年12月に実装)だった青嵐総合芸術院は登場しない。また、当然のことであるが、2022年に追加されたシークフェルト中等部も登場していない。


総評

劣悪なキャラ改悪唐突な展開(男性プロレスラーなど)などの問題点が響いたこともあり、スタァライトシリーズの中でもかなり評価が低い作品になってしまった。一応ED曲となった『舞台少女体操』の振り付けが可愛い(メイン画像がこれ)など、好評な部分がある話も含まれているということは明記しておく(実際にオールスタァライトが好きな人もいる)が、前述したように、中には1話で視聴終了した人も数多く存在していた。

一部のファンの中には、「キャラ崩壊とかのレベルを超えてブシロコンテンツの”最悪”が詰まってきた」「スタリラとの乖離がどんどん酷くなっていく気がしてつらい」といったような批判的な意見が相次ぎ、多くのファンからも酷評されている他、海外でもオールスタァライトはdisられている(参考)。ということもあり、多くのスタァライトファンにとっても評判の悪いミニアニメになってしまっている。


原因

スタリラ限定の舞台少女の(悪い方向での)キャラ改変が多くなってしまった理由としては、配信開始から1年も経っていない時に配信されたこともあって、情報量が少なかったということが原因だと思われる。しかし、様々な期間限定イベントによって、舞台少女の関係がいろいろと判明していたため、それを考えると、情報量の少なさを擁護の意見として使うのは難しい(特に前述の第4話のメイファンと栞に至っては、期間限定イベント『シークフェルト総合病院』で二人の関係が描かれたのにもかかわらずである)。

また、製作スタッフの多くがアニメ版(及びスタリラ)に関わりを持っていなかった説もあり、脚本がスタァライトやスタリラに魅力を知らなかったという理由が多い。


その後

配信後の扱い

かなり評価が低い作品になってしまったため、現在は、オールスタァライトをシリーズに数えない、黒歴史作品として数えるファンも多い。


一応、前述したように、現在は第1話が無料配信されている&DVDで販売されているのだが、実質スタリラ限定の舞台少女、特にシークフェルト音楽学院を見たい場合は、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight』などの舞台版を見た方が良いだろう。ただ、フロンティア芸術学校の舞台少女は、声優の都合もあり、舞台や朗読劇に登場する機会がかなり少ない。特に叶美空に至っては、スタリラ以外では実質オールスタァライトが唯一の出演作になってしまっているという欠点が出てしまっている。


pixivのイラストも、本作のタグが入っているイラストは、メイン画像になっているイラストだけしか公開されていない。


スタリラのアニメ化の希望

『オールスタァライト』を黒歴史だと認定しているファンは、現在でも『スタリラ』のアニメの制作を希望している人も多い。しかし、本作に出演している声優の殆どは様々な作品で忙しくなっているということもあり、スタリラ関連のアニメは未だに制作されていない状況である。


なお、アニメ版の評価は、本作配信後も衰えていない状態で、本作配信から1年後に再生産総集編を劇場で公開。その後、続編となる『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』が2021年6月に公開。この作品は、公開から半年以上経ち、DVD・Blu-rayが販売した後も、一部の劇場で公開していることがあるという、スタァライトシリーズ史上最高の傑作になっている。


また、スタリラ関連のアニメに至っても、2022年10月5日には、『アフレぐ!〜Aufregendes leben〜』のアニメーションPVが制作され、YouTubeで公開された。PVのメインとなっているのは、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight』で登場した後にスタリラにも参戦したシークフェルト中等部であるが、それ以外にも、シークフェルト音楽学院の舞台少女(特に雪代晶)もアニメーションPVに少しだけ登場している。


余談

2023年8月以降、「ラジオスタァライト」&「え~でるラジオ」が合体したラジオが配信されているのだが、そのラジオの名前は偶然にも「少女☆歌劇レヴュースタァライト presents オールスタァラジオ」であり、本作と同じく「オールスタァ」が用いられている。


日本の元号が令和になった後、初めて配信されたブシロード作品のミニアニメである(ガルパ☆ピコぱすてるらいふは、また元号が平成だった2018年に配信されたため)。しかし、ぱすてるらいふと共に、2020年代に新作が配信されていないブシロード作品のミニアニメになってしまった(前述のガルパ☆ピコは2020年にシーズン2である「大盛り」が配信されているため)。


関連タグ

少女☆歌劇レヴュースタァライト スタリラ



キャラ改変(キャラ崩壊キャラ改悪):この作品にとっての最大の問題点。



少女寸劇オールスタァライト:表記揺れ



劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト:こちらは本作とは真逆に、非常に評価が高い、スタァライトシリーズの最高傑作


ラブライブ!スーパースター!!(ラブライブ!スーパースター!!アニメストーリー炎上問題):オールスタァライト同様、ストーリーの展開やキャラ描写が問題視されているという点で共通している。


イナズマイレブンオリオンの刻印:同じく新旧のキャラが混合して登場するオールスター作品。一部のキャラや必殺技の改悪、過去キャラの軽視、サッカーアニメなのに毎回同じような反則ばかりのつまらない試合、など、ファンからの不評を買ったという事で本作品との評価で共通する部分がある。


きかんしゃトーマス:第8シーズンから第16シーズン 22期であるBWBA以降のシーズンで原作の設定崩壊、ポリコレ盛り込みや新しいアニオリキャラを出しては再登場させず使い捨てにする(例:第11シーズンの「なまいきなビリー」しか登場していないビリー)といった今作にも見られる問題点のせいでクラシック期に比べると圧倒的に低評価をつけられている。また、夢大路栞やリュウ・メイファンと同じように突然性格を悪くされそのエピソードが低評価になってしまったキャラも存在している(例:第10シーズンの「エドワードのしっぱい」)。


ブシロード作品のミニアニメ

ぱすてるらいふ:第1話では男性のモブキャラが登場している。また、第6話では男性のモブキャラと思われる声が存在していた。

ガルパ☆ピコ:本作が配信されていた際に、何度もあちらと比較されたことがある。また、『ふぃーばー!』第5話では、男性声優が担当する動物(?)キャラが登場した。

りばあす:男性声優がナレーターを担当していた話が存在している。

ぷっちみく:『りばあす』同様、男性の声優がナレーターを担当している。また、製作スタッフが『ガルパ☆ピコ』と共通していたこともあり、本作同様、何度も『ガルパ☆ピコ』と比較されたことがある。

アサルトリリィふるーつ:こちらも男性プロレスラーが登場する話(第12話)が存在し、やはり賛否両論になってしまった。さらに、全13話中9話が一柳隊の話になっているなど、オールスタァライトよりもキャラの出番の偏りが完全に悪化してしまっている。なお、原作であるラスバレでも、とあるイベントで男性キャラに関連する騒動が起きたことがある。

にじよん:流石にとある事情もあり、本作や『アサルトリリィふるーつ』とは違い、男性キャラや男性声優が担当しているキャラは一度も登場していない。

D4DJショートアニメ:前述の『ぷっちみく』の後継作。『ぱすてるらいふ』同様、ブシロード作品のミニアニメの中では男性のモブキャラが何度も登場している。

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