概要
このイベントに伴ってシンフォギア装者を演じる真矢とクロディーヌが期間限定排出され、また、ふたりがカバーした「不死鳥のフランメ」がゲームに実装された。
Twitter上では「#スタリラでシンフォギアだッ」とのハッシュタグも宣伝に使用された。
また、のちにシンフォギアXD側で開催されたRevue_Must_go_Onとはストーリーが繋がっており、前編または前日譚としての役割も担っている。
シンフォギアの側から見ると、「どうして唄いながら戦ってるの?」と聞かれなかった珍しい異世界でもある。
あらすじ
これまで伝承で語られるのみだった『オレステイア』の外典が発見され、それに伴って演技のコンクールが開かれる。
『外典オレステイア』のコンクールに向けて練習を続ける真矢とクロディーヌだったが、その最中、謎の黒い怪物、そしてそれを迎え撃つ戦う歌姫たちが現れた。
登場キャラクター
クローズアップ
聖翔99期生主席。ご存知真矢様。
『外典オレステイア』の主役のひとりである「アメノ」の役作りにいそしむ中で、シンフォギア装者のひとり、風鳴翼にその影を見る。
最終幕では天ノ羽々斬に酷似した衣装に身を包む。
聖翔99期生次席。天堂真矢についていけるのは私だけ。
こちらは「アメノ」のライバルである革命軍「アガート」の役作りに打ち込む中で、マリア・カデンツァヴナ・イヴに相談に乗って貰ったり、立花響に振り回されるいっぽうで、シンフォギア装者たちのリアルに揺れ動く。
最終幕にて装者の心意気を知ったからかアガートラームに似た衣装を纏う。
ゲスト
「撃槍」の聖遺物「ガングニール」とともに戦う少女。困っている人を見かけると人助けを我慢できない。
真矢クロに対してもすぐに打ち解けたどころか、世話を焼かれるようになる。得意の空元気は「演技が下手」とあっさり見破られた。
本イベントでは彼女を模したキャラは登場しないが、かわりに響が聖翔の制服を着る。
「絶刀」と呼ばれる聖遺物「天ノ羽々斬」を身に纏い災いを斬る歌姫。
防人(さきもり)であると同時にアーティストでもあるからか舞台少女たちとの親和性も高く、信頼関係を築いた。
真矢との類似点は「孤高の天才」以外に、「家族に縛られている節がある」ことだろうか。
運命に翻弄されたすえ、「銀腕」・「アガートラーム」で戦う道を選んだ歌姫。
今回もキャラクター全体の心理的な支えとして抜群の安定感を発揮した。
足りないリーチを根性でカバーして這い上がって行く様はクロディーヌに通じるものがあるといえるだろう。
『外典オレステイア』
かつてより存在がささやかれ、最近出土した戯曲。
ギリシアの国王軍隊長「アメノ」と、革命軍の代表「アガート」の対決を通して義のあり方を問う物語。
ちょうどマリアが初登場した戦姫絶唱シンフォギアGあたりの展開がベースになっていることが窺える。
その正体は異端技術の結晶・聖遺物のひとつであり、役者が情熱を注ぐほど人を襲う怪物・カルマノイズを生産するという性質を持っている。
この影響で舞台少女たちの練習の裏で装者たちは防衛に徹し、しかもそれを悟られない必要があった。
最終的に真矢とクロディーヌが与えられた役を演じきったことでこの厄介な能力を失い、ただの戯曲となった。