概要
聖翔音楽学園、青嵐総合芸術院、フロンティア芸術学校、シークフェルト音楽学院とともに、ゲームアプリ『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』(スタリラ)に登場する学校。
大和撫子の育成、活躍を志して創立された、聖翔音楽学園と並ぶ伝統ある女学校。
茶道、華道、書道、日本舞踊といった日本伝統芸能分野の教育を得意とし、扱う演目も日本の伝統を感じられるようなものを好む傾向があるが、他校との合同演目ではそのイメージを破るような役を演じることが多い。
花柳香子の師匠も、凛明館女学校で日本舞踊の特別講師をつとめていた。
校訓は「強く・優しく・麗しく」。
しかし近年は校舎や設備も古くなっていて生徒数の減少が続いており、学科の統廃合が進められ演劇科は廃科の危機にある。
演劇科の廃科を阻止するため、巴珠緒たちは活動を開始するが…。
制服のデザインは、巴珠緒の祖母が在学していた当時からほとんど変わっていないらしい。
「桐花荘」という学生寮があり、夢大路文を除く4人の生徒はここで生活している。
レヴュー衣装
色鮮やかな和服に和鎧の一部をアクセント程度に合わせている。靴は下駄やぽっくりを思わせる模様が入っているが、よく見るとハイヒールである。
上掛けは大袖を模した形だが、ごく小さい。右(利き手側?)の二の腕に巻かれている。
レヴューのルールを考えるとちょっとずるい気もするが、上掛けが舞台少女の誇りや伝統を象徴するパーツなら、それが消えかけていることを意味しているのかもしれない……
伝統演劇『凛命記』
凛明館に伝わる演目。桐の樹の寿命である三十年間、樹の視点を通して人の営みを見つめる大河作品。時代に抗い生きる人々は命を散らしていくが、最後は蝶が未来へ向かって羽ばたいていき、幕が下りる……という筋立て。
だが、革新を目指したかつての生徒たちによって古臭い演目として切り捨てられた結果、かえって方向性を見失い、演劇科の斜陽が加速した経緯がある。
ちなみに桐の視点から見ている形式であれば内容はあまり問わないようで、現実の歴史や既存の物語と合わせたようなものもあったりと内容はけっこう自由。
作中で語られるだけでも、源義経、新撰組、白虎隊など歴史ネタをテーマにしたもの、「幕末夜廻奇譚」なるオリジナル演目らしきものなど、多種多様な『凛命記』が存在する模様。
関連人物
生徒
名乗り台詞には共通して「命」が入る。
その他
- 宇梶まさ子
普通科2年学年主任。凛明館女学校のOG。
珠緒たちに演劇科の廃科が決定したことを告げに来るが、内心では『凛命記』を愛しており、卒業生たちに働きかけて演劇科の活動を「演劇同好会」として存続させるように計らう。
以降は演劇同好会の顧問として、活動をサポートしている。裁縫が得意。
呼称表
一人称 | 珠 緒 | いちえ | 文 | 塁 | ゆゆ子 |
---|---|---|---|---|---|
珠 緒 | 私 | いちえ | 文 | 塁ちゃん | ゆゆ子ちゃん |
いちえ | 珠緒 | あたし | 文 | 塁 | ゆゆ子 |
文 | 珠緒 | いちえ | 私 | 塁 | ゆゆ子 |
塁 | 珠緒先輩 | いちえ先輩 | 文先輩 | 私 | ゆっこ |
ゆゆ子 | 珠緒せんぱい | いちえさん | 文せんぱい | 塁 | 私 |
舞台等では
2019年に開催された、3rdライブ「Starry Diamond」では、キャスト5名全員が登場。
ユニット曲「蝶になってみませんか」と「鬼紅忍絵巻-おにくれないにんえまき-」を披露したが、結果的にこれが全員揃って出演した、最初で最後のイベントとなってしまった。
当時はメインストーリー「名門、落つ」が公開されたばかりだったということもあって、ステージ上での名乗りは「凛明館演劇同好会」となっており、カーテンコールでは珠緒役の楠木ともり氏がそのことに触れ「笑うとこじゃないぞ!」と会場にツッコミを入れる一幕も見られた。
関連イラスト
関連動画
【スタリラ】凛明館女学校 紹介ムービー(2019年2月)