概要
ジョン・トラボルタ主演。ジョン・バダム監督。パラマウント映画・CIC配給。1977年上映。
娯楽的な部分だけではなく、庶民街と都会との格差がストーリーからはっきりと表されている。
実はストーリーだけを追って見ると「明るくスカッとする娯楽映画」では全くない。むしろ、ブルックリンの若者の青春の暗さ、その中での成長の描写がメイン。そんな暗い作品なのに大きくヒットしたのは、音楽や宣伝の力が大きいと言える。
さらにこの作品がきっかけでディスコがブームになった。この作品のサウンドトラックもかなり有名。
1983年にはシルヴェスター・スタローン監督・脚本の続編『ステイン・アライブ』が撮影された。
タグとしては映画本編を題材とした絵ではなく、もっぱら「あのポーズ」をとっている絵に付けられる。
ストーリー
ブルックリンのペンキ屋で働くトニーは、変わりばえのない毎日の生活にウンザリしていた。彼の生き甲斐は土曜日の夜(サタデーナイト)にディスコで踊り明かすことだけ。
ある日、ディスコで年上の女性ステファニーに出会う。インテリで自立しており、将来設計を持つマンハッタンのステファニーに影響されたトニーは、自分の生き方を考え直すようになる。
後日談
トニーが踊ったフロアは、その舞台となったクラブの閉店に伴いオークションにかけられた。が、その購入したクラブも閉店したため、2017年に再度オークションにかけられている。
あのポーズ
映画DVDのパッケージにも使われた、天を指差す特徴的なポーズ(劇中ではダンスを踊り終えた時の最後の決めポーズ)は、この映画の象徴的なものとして広く知られており、様々なキャラクターにこのポーズをとらせた絵が見られる。
『東方Project』の永江衣玖がスペルカード発動時にあのポーズとよく似たポーズを取るため、さらに広く知られることになった。
『がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由』のとある場面でゴエモンインパクトがこれのパロディを披露する。
『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』のパッケージでは、ダンスを主題としたゲームということで本作を意識しているようで、主要キャラクター全員でこのポーズを決めていた。
『ダンシングオールナイト』だけども、もんた&ブラザーズではない。
フィーバー
余談ではあるが、「熱狂する」といった意味で使われる「フィーバーする」という言葉は、この映画が公開されたことにより作られた和製英語である。
関連動画
ポーズと共に、多くの日本人の脳裏に「サタデーナイトフィーバーと言えばコレ」と刻み込んだ曲。
これを歌ったBeeGeesの代表曲、「Stayin' Alive」。