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解説編集

CIAの特殊チーム「IMF」(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)に所属するエージェント、イーサン・ハントが難易度の高い任務を遂行するスパイアクション映画のシリーズ。


トム・クルーズの代表作の1つで、劇中の彼自身によるノースタントのアクションシーンは多くの観客の心を鷲掴みにした。

またこの作品で彼は映画プロデューサーに挑戦し、以後製作にも参加するようになった。


1966~73年に放送されたアメリカのテレビドラマ『スパイ大作戦』をベースとしており、お馴染みのテーマ曲や「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺されても当局は一切関知しないから、そのつもりで」というセリフ、ロープで宙吊りになるシーンは有名。


シリーズ一覧編集

ミッション:インポッシブル編集

監督:ブライアン・デ・パルマ


1996年公開の1作目。

IMFのジム・フェルプス率いるチームは作戦中、イーサン・ハントを除くメンバー全員が次々と殺されてしまった。生き残ったイーサンは仲間殺しの疑いがかかり、その疑惑を晴らすためIMF内部の裏切り者を探すべく行動する。


終盤に登場する黒幕が意外すぎてテレビドラマ版のファンから批判の声があがるなど賛否両論となった。


キャスト



M:I-2編集

監督:ジョン・ウー


2000年公開の2作目。

感染すれば20時間で死亡する殺人ウイルスが元IMFメンバーによって強奪される。これに対しIMF本部は休暇中のイーサン・ハントを呼び出して彼を中心にチームを組み、ウイルス奪還の任務を与える。


作品評価がシリーズ中最も低いが2000年の映画の興行収入1位を記録しており、現代的にブラッシュアップされたスタイリッシュなマスクシーンやザ・ロックのテーマ等で有名になっていたハンス・ジマーによるメインテーマのロックアレンジはシリーズ中でも屈指の人気を誇る。

本作はイーサンの吹替を鈴置洋孝氏が務めた最後の作品である。


キャスト


M:i:Ⅲ編集

監督:J・J・エイブラムス


2006年公開の3作目。

諜報員の現場を退いたイーサン・ハントはIMFの教官としての仕事をしながら、本業を秘密にして婚約者と幸せな生活を送っていた。そんな時、かつての教え子である女性エージェントが捕まったという知らせが届く。イーサンは迷いながらも教え子を救うべく現場復帰を決意する。


前作がスパイ映画としてはかなり不評だったため、より良い続編を作るのに慎重になった結果6年の歳月が空いている。イーサンの性格が別人と言えるほどかなり丸くなり、スパイアクションを前作より増してチームで動くシーンが増えた。旧作からのシリーズファンから好評だった一方、前作の評判の悪さがイマイチ決定打に欠けたのか興行収入自体は歴代最低になってしまった。

イーサンの吹替は前任の鈴置洋孝が亡くなった為、本作からテレビ朝日版で演じていた森川智之氏に変更された。


キャスト


ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル編集

監督:ブラッド・バード


2011年公開の4作目。

ロシアのクレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント。アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、組織を存在しないもの(ゴースト)として扱う規定【ゴースト・プロトコル】を発令。イーサンと仲間はIMFの登録を抹消され、IMFは事実上解体、イーサンは後ろ盾をなくして逃亡者の身となってしまう。イーサンと仲間たちは濡れ衣を晴らすべく、孤立無援の中で新たな任務を遂行する。


シリーズ最高傑作と評され、興行収入もシリーズ最大のヒット作となり、シリーズを一気に持ち直した。

またドバイにある世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」を登るシーンも話題を呼んだ。(もちろん本人によるノースタント)


キャスト


ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション編集

監督:クリストファー・マッカリー


2015年公開の5作目。

謎の犯罪組織「シンジケート」の正体を探るため調査を進めていたイーサン・ハントは敵に捕らわれるが、謎の美女イルサに窮地を救われる。

一方その頃、IMFはCIA長官によって解散を命じられ、メンバーはバラバラに。

やがて秘かにベンジーらチームのメンバーを再集結したイーサンは、「シンジケート」を壊滅すべく史上最大の不可能ミッションに挑むのだったが…。


今回は軍用機にしがみつき高度1500メートルを飛ぶという離れ業をやってのけた。その他にも6分以上の潜水、ノーヘルでのバイクチェイスなど見所も満載。

評価も前作並みに高い。


キャスト


ミッション:インポッシブル/フォールアウト編集

監督:クリストファー・マッカリー


2018年公開の6作目。

盗まれた3つのプルトニウムの回収を⽬前にしていたイーサン・ハント。だが、突如現れた何者かの策略で仲間の命が危険にさらされ、その最中にプルトニウムを奪われてしまう。イーサンとIMFチームは、プルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の“同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッション”を受ける。この事件の裏側には、シンジケートの⽣き残り勢⼒が結成したアポストル(神の使徒)が関連しており、⼿がかりはジョン・ラークという正体不明の男の名前と彼が接触するホワイト・ウィドウと呼ばれる⼥の存在のみ。だが今回のミッションに対しイーサンの動きを不服とするCIAは、敏腕エージェントのウォーカーを監視役に同⾏させることを条件とした。イーサンはホワイト・ウィドウの信頼を得るため、やむなく収監中の敵“ソロモン・レーン”の脱⾛に⼿を貸すが、その影響で味⽅の⼥スパイ、イルサと対⽴してしまう。

⼀⽅、同⾏するウォーカーはイーサンへの疑惑を深め、2⼈はやがて対決の時を迎える。やがてタイムリミットが刻⼀刻と迫る絶体絶命の中で、チームの仲間や愛する妻ジュリアの命まで危険にさらされる等、いくつものフォールアウト(影響)がイーサンに降りかかる。


トム・クルーズは本作のビルからビルへとジャンプするシーンの撮影中に右足首を骨折してしまうが、その時の撮影シーンはそのまま使用されている。

このときトムは全治9ヶ月の診断を受けていたが、医師からの反対を押し切ってわずか6週間で現場復帰を果たした。

ウォーカーの吹替をDAIGOが担当したが、案の定不評の嵐であった。

シリーズで初めて監督が前作から続投し、以降も担当する予定。


キャスト


ミッション:インポッシブル/デッドレコニング編集

監督:クリストファー・マッカリー


2023年公開の7作目

ロシアの次世代潜水艦であるセヴァストポリに搭載された最新型のAI:「エンティティ」の使用テストのため推測航法(デッドレコニング)中にエンティティが急に自我を持ち始める。エンティティはNASAやFBIを始めとする情報機関の機密情報に侵入し始める。そんな中IMFにやってきた司令はエンティティを制御するできる鍵を探し出すこと。間違った人の手に渡らぬうちに、またエンティティを破壊するためにイーサンが動き出す。


当初はタイトルに「Part One」とついており、2部作を強調したタイトルであったが、後に外されている。


ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング編集

監督:クリストファー・マッカリー


2025年5月公開予定の8作目。

シリーズ最終作になる予定。


キャスト



外部リンク編集

ミッション:インポッシブルシリーズ - Wikipedia


関連動画編集

メインテーマ(第1作Ver.)


take a look around (Limp bizkit) from mission impossible 2


『ゴースト・プロトコル』予告編


ブルジュ・ハリファのシーンのメイキング


『ローグ・ネイション』予告編


『デッド・レコニング PART ONE』特報


『ファイナル・レコニング』特報


SPY×FAMILY』とのコラボ動画


関連タグ編集

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トム・クルーズ ミッションインポッシブル

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