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日本では『ローマの休日』のタイトルで有名だが、ネイティブはローマの休日と言いたい時は『Holiday ㏌ Rome』というのが一般的。英語圏では『Roman holiday』(ローマ人の休日)は慣用句として使われていた表現で、『他人を犠牲にして得る娯楽利益』を意味する。

ここでいうRomanは『古代ローマ人』のことで、それの元になったのは詩人:ジョージ・ゴードン・バイロンの作った長編詩。『ぼくの目の前には剣闘士が倒れている 彼に勝利した哀れな男を賞賛する人でなしたちの歓声はまだやんでいない 剣闘士 その子らの父親は ローマ人の休日のために殺された』(チャイルド・ハロルドの巡礼 第四部)

映画『Roman Holiday』

映画のタイトルの意味は、王女も新聞記者も一旦『Roman Holiday』しそうな状況になるけど、しませんでした。ということ。

新聞記者→王女を騙して(犠牲にして)スキャンダル記事書いて報酬を得ようとする。→報酬を諦め、王女のスキャンダル記事を封印。

アン王女→国民・王室を犠牲にしてプライベートな利益(恋してその人と結婚)を得ようとする。→恋を諦め王女に戻る。

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