概要
1999年4月、宝塚音楽学校入学。
音楽学校入学前までは、県立佐世保西高等学校に在学していた。
2001年3月、宝塚歌劇団に87期生として入団。入団時の成績は42名中19番。
宙組公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台。その後、宙組に配属。
2006年、和央ようか・花總まり退団公演となる「NEVER SAY GOODBYE」で、新人公演初主演。
同年、貴城けい・紫城るい大劇場お披露目であり退団公演となる「維新回天・竜馬伝!」で、新人公演主演。
2009年2月24日付で、雪組へ組替え。
2011年、音月桂大劇場お披露目となる「ロミオとジュリエット」より、新生雪組の2番手として躍進。
2014年、「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-」で、全国ツアー初主演。
同年9月1日付で、壮一帆の後任として、雪組トップスターに就任。
2023年現在、宙組配属の出身者では初のトップスター誕生である。
2015年、相手役に咲妃みゆを迎え、「ルパン三世/ファンシー・ガイ!」で、大劇場お披露目。
2017年7月23日、「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
その後は舞台や、テレビ朝日『科捜研の女』やWOWOW『異世界居酒屋「のぶ」』リオンティーヌ役で出演。
2021年に『ドラゴン桜』に有紫有雨子役として出演。唯一のテレビドラマレギュラー出演となった。
2023年6月1日をもって芸能界引退(2022年9月末をもってファンクラブが解体されており、予兆を感じていたファンも多かった)。
最後の出演作は『ハリー・ポッターと呪いの子』(ハーマイオニー・グレンジャー役)となった。
SNSはInstagramのみ閲覧できる。
人物
愛称はちぎ。
3人姉弟の長女で、妹はフリーアナウンサーの千北英倫子。
宝塚音楽学校入学前はソフトボールに打ち込んでおり、芸能とは程遠い生活を送っていた。
宝塚音楽学校は3度目の受験で合格し、大学受験と併行していた。
『ニジンスキー~奇跡の舞神~』でニジンスキーに抜擢されるほどダンスに定評があった一方、男役としては低身長(168cm)で声が弱く、時には観客からの心無い手紙に傷つくこともあった。
しかしそれらが「精一杯舞台を務める」精神を育むことになった。
下級生の自主稽古にはできるだけ合流し、時には努力が不足している下級生に厳しく叱責し、上手くいけばともに喜んだ。
反面、稽古に熱が入りすぎて手元の飲み物をひっくり返して謝る等親しみやすさもあり、当時の雪組生からはとても慕われていた。
その甲斐あってか主演大劇場作品の観客動員100%と驚異の数字を叩きだした。
トップ娘役の咲妃みゆと、当時の2番手スター望海風斗(元雪組トップスター(2017-2021)とのトリオは定評があり、本人も「運命」と語っていた。
トップスター就任まではミステリアスなイメージだったが、100周年記念運動会で捲し立てながらインタビューを受ける姿に熱血漢というイメージを周囲に植え付けた。
また早花まこ(2020年退団。退団後はエッセイストとして活動)からは『歌劇』内でよくいじられていた。