「いきが良さそうな奴だなぁ……」
データ
身長 | 229.0cm |
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体重 | 193.0kg |
特色/力 | 剛腕から繰り出す強烈な打撃攻撃/腕部の変形機構を利用した伸縮パンチ |
進化元 | ロイミュード029 |
人間態のコピー元 | 益田信夫、澤井伊代など |
人間態/CV | 横山真史、麻亜里(人間態のみ) |
概要
『仮面ライダードライブ』第2話「仮面ライダーとはなにか」に登場。
自身の理想となる体を求め、次々と健康体の人間の優れた部分をコピーして取り込み続けたコブラ型ロイミュード 029が覚醒した進化体。フード付きのジャケットを羽織った男性の姿で行動している。人間態のメインになっているのはスポーツクラブに通う益田信夫と言う男性だが、体格や髪型などは他の人間をコピーして生成している為、顔以外は益田本人とは全く異なっている。
モチーフとなった願望は恐らく「鋼のよう(に頑丈)な肉体」で名前の通り紫色の筋骨隆々とした体躯と肥大化した手甲を装備した両腕を持つ。進ノ介には「筋肉野郎」と呼ばれた。
自らの進化にしか興味がなく、同胞はおろか人間に対しても「願望を満たすための単なる素材」としか認識していない。
成長や戦闘を援護する下級ロイミュード4人(042、093、088、071)を配下に持つ。
ロイミュード029
身長 | 200.0cm |
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体重 | 97.0kg |
特色/力 | 圧縮エネルギー弾による射撃攻撃、ヘキサ型のシールド展開、重加速現象の発生 |
アイアンに進化する前の姿。他のコブラ型と異なり首の周囲が赤く、重加速を起こすとナンバーと両耳が光る。第1話ではこの姿で戦闘を行った。
容姿こそ下級ではあるが、口から蛇を模した螺旋状の火炎弾を放って攻撃したり、鱗状のバリアを張ったり(ただしシフトカーの攻撃で容易く破られた)、両手で掴んだ人間の皮膚を赤く染めて行動不能にする(029の理想に合わない者のみ)等、多彩な特殊能力を持っていた。
仲間意識は非常に希薄で、ドライブに殴り飛ばされた088を足蹴にし、タイプスピードシャドーの攻撃を避ける為に088を盾にした程(これで088は死んだ)。その一方、棘を展開したファンキースパイクの上に尻餅を突いて悶絶する等コミカルな面も見せている。
能力
名前に相応しいパワーファイター型の怪人で、両腕に備え付けられた巨大な手甲は変形機能が備わっており、これを腕部前方にスライドさせることで攻撃のリーチを伸ばす事ができる。
足もかなり速く、トライドロンや飛行する071と同等のスピードで疾走していた。また、広範囲に重加速を発生させる能力を有しており、街全体をその影響下に置いてしまった。
動向
029時代
「人間を襲ってた」
仲間のロイミュードを連れて人間を赤色化させて意識不明にする連続殺人未遂事件を起こす。重加速を展開し、事件現場の捜査をしていた進ノ介を襲撃するもシフトカーたちに阻まれて失敗したため一時撤退する。その後はコピーした人間・益田信夫の情報を基に同じジムの男性を狙うが、コピー元を特定した進ノ介にまたしても阻まれる。そして、進ノ介の変身する仮面ライダードライブと交戦するもシフトカーとの連携攻撃に押されてしまい、行動を共にしていた042と088のコアが爆死。自身もスピードロップを受けて爆散(被害者も意識を取り戻し、無事に回復した)。
本体である数字の形をしたコアの姿で逃亡に成功し、苦しんでいたのを見つけたハートに新しいバイラルコアを与えられた。
第2話で何処かの芸能事務所にバイラルコアの姿で潜入し、パソコンから所属タレントのデータを取り込んで完全復活を果たし、その後タレント1人を赤色化させた。特状課の面々が動揺する中、再びギアの入った進ノ介によって彼の目的が明らかになる。
実は029が狙っていたのは健康的な人間の身体(の一部)であり、赤色化した被害者はアレルギー体質や風邪を引いているなど事件当時に健康状態が良くないハズレであり、人体の収集を目的をとした連続誘拐事件こそが真相だったのだ。
アジトにしていた廃墟の遊園地も特定され、拐った人間たちも全員救助されてしまう。
しかし、進ノ介と霧子の前に現れた姿は……。
「構わんぞ、もう必要ない。そいつらの優れたパーツは、全て我が身に取り入れた」
被害者女性の姿をコピーした029だった。
人間の持つ髪、顔とそれぞれの優れた人体を取り込んだ彼はアイアン・ロイミュードへと進化を果たす。
進化後
大規模の重加速を発生し、更なる自己進化を遂げるべく健康体の人間を襲撃しようとするが追いかけてきたドライブと街中で激しい攻防戦を繰り広げる。最後はタイプスピード ハンターの必殺技『ジャスティスマッシュ』を受け致命傷を負い、敗北。
「まさかお前……仮面ライダーッ!?」
重加速をものともせず立ち塞がる赤い戦士にそう叫び、自身のコアと共に自らの追い求めた理想の肉体ごと爆散した。
余談
ロイミュードはイナズマンやロボット刑事の敵怪人がイメージソースとされているが、アイアンは「伸縮自在の両腕」「自動車並みの速度で走る」等、ロボット刑事の第2話に登場したバドーロボット・テナガマンと類似する点がある。
スーツは第39話に登場したトルネード・ロイミュードへ改造された。
また、人間態の1つを演じた麻亜里女史は鎧武外伝にてアザミを演じていた。
ロイミュードが人間をコピーするのは、人間の強い感情や欲望を学習して進化する目的である事が主な目的だが、アイアンこと029はコピー元の人間の感情は二の次であくまで「パーツ」として人間達をコピーした末に進化すると言うロイミュードの中ではかなり特殊な条件で進化を果たしている。
関連タグ
仮面ライダードライブ ロイミュード 上級ロイミュード ロイミュード(コブラ型)
カマキリヤミー:4年前の作品に登場するテレビ本編最初の怪人で、仮面ライダーの存在や特性を知っていた顔繋がり。
オリオン・ゾディアーツ:3年前の作品に登場するパワータイプの最初の怪人繋がり。
ビャッコインベス ← アイアンロイミュード → 刀眼魔/槍眼魔
ロイミュードXXX
ロイミュード028 → アイアンロイミュード(029) → ボイスロイミュード(030)