『ヒッサーツ!フルスロットル!』
『スピード!』
概要
メイン画像を見るといつもの仮面ライダーのそれと同じライダーキックに見えるが、既存のライダーキックとは異なり、激しいコンボを決める連続キックである。
今までも仮面ライダーV3や仮面ライダースーパー1などのように多段蹴りを決める仮面ライダーは数多くいたが、ドライブは格が違う。
まず敵に向けてタイヤを積み重ねたような形状のエネルギー波を4連続で射出し、4方向から猛回転させて抑え込む。そして動きを止めると愛車・トライドロンを敵の周りで超スピードでぐるぐると走らせ、自身はメリーゴーランドのように走り続けるトライドロンの壁面を蹴って中点の敵に何十発もの蹴りを浴びせまくるという、歴代ライダーの中でも類を見ない程執念深い技なのだ。
威力は不明ながら、ドライブ(タイプスピード)のキック力が10.4t、第1話では10回以上蹴りを繰り出していたので連続蹴りバージョンの威力は合計で100t以上なのではないかと思われる。
この技を使用する際には余りのスピードのため、肉眼ではトライドロンは赤い帯のようにしか見えない。その速度の加わった飛び蹴りをピンボール台のバンパーの如くぶちかまされ続けるのだからたまったものではなく、敵ロイミュードもたちまち粉々になる(029はボディを破壊されただけであったが、それでもダメージは相当なものであった)。
着地した際には地面との摩擦でドライブの足の裏から炎や煙が上がることからも、威力は十分うかがい知れるだろう。
余談だが、これでも単独でロイミュードの本体を破壊したことはなかったりする(029や007はボディのみ、ボルト・ゴーストは本体無し、096はマッハとの同時攻撃など)。
装備するタイヤによって技の効果にも変化があり、『MOVIE大戦フルスロットル』ではマックスフレアを装備した状態で炎を纏ったスピードロップ(トライドロンは霧子が操縦)やオレンジアームズの武頼キック、トライドロンタイプフルーツの突進との合わせ技『オレンジタイヤ・ダブル果汁キック』(進之介命名)、『スーパーヒーロー大戦GP』ではミッドナイトシャドーを装備した状態で分身の術で3人に増えたドライブがスピードロップを繰り出している。
トライドロンを使用しない場合は従来のライダーキックのように放つ(『仮面ライダー4号』では4号のライダーパンチへのカウンターとして、地に伏せられた状態で使用している)。
装填するシフトカーによりエフェクトが変化する。
第40話ではブースタートライドロンが発した旋風できりもみ回転を加えたバージョンを披露。同じく強化されたマッハのキックマッハーと共にトルネード・ロイミュードに叩きつけ、撃破した。
本編第45話では、トライドロンを使用する場合のもので仮面ライダーマッハと仮面ライダーチェイサー及び彼らの専用マシン(ライドマッハーとライドチェイサー)と協力して放つトリプルライダーキックver.も披露した。
『仮面ライダージオウ』第41話ではオーマジオウに操られたドライブが使用。グランドジオウを変身解除に追い込んだ。
また、同作品の第45話ではグランドジオウがドライブと共に使用し、アナザードライブを撃破した。
ただし、第41話については「トライドロンを呼ぶ音声とタイプトライドロンのSEしか流れない(「ヒッサーツ!フルスロットル!」の音声もない)」「シフトレバーを動かしていない」「連続キックが妙にゆっくり(グランドジオウはその場に静止状態)」「トドメの一撃が無くそのまま退いている」など、原典のスピードロップとは相違点が多いため、「(オーマジオウなりのアレンジがされた)ただの連続蹴りでは?」という意見もある。
『シティウォーズ』ではトライドロンを蹴って反射した勢いを利用した単発蹴りとなっている。
他のフォームのキック技も「◯◯ドロップ」という名称。
関連項目
仮面ライダードライブ ドライブ(仮面ライダー) タイプスピード トライドロン
マックスフレア(MOVIE大戦フルスロットルにて、このシフトカーを使用したver.を使用)
ミッドナイトシャドー(スーパーヒーロー大戦GPにて、このシフトカーを使用したver.を使用)
クリムゾンスマッシュ、ゴルドスマッシュ:同じく破壊力に定評のあるキック。オルフェノクは粉々さ。
仮面ライダーファイズ・アクセルフォーム:ただでさえ敵を一撃で倒せるのにそれを連続で叩き込んだ仲間。前述のクリムゾンスマッシュを、10秒間に5発叩き込んでいる。
無頼キック → スピードロップ → オメガドライブ オレ