データ
身長 | 210.0cm |
---|---|
体重 | 117.0kg |
特色/力 | 異空間に物体を収納する能力、伸縮自在の触手による攻撃 |
進化元 | ロイミュード106 |
融合進化の相手 | ??? |
人間態のコピー元 | - |
人間態/CV | ???(???)/勝杏里(106)⇒松島庄汰(ブレン) |
概要
第34話より登場。真影やブレンの協力者にして、12年前に泊英介を殺害した真犯人が当時の事件の証拠隠滅の為にバット型ロイミュード106と融合して誕生した、融合進化態第4号。
融合した人間は正体判明まで言葉を発しなかったが、融合進化を果たしているだけあって一般人を巻き込んでおきながら上機嫌で逃げようとするなどかなり悪辣な様子。
唐草模様のフードを被った赤い身体に青い蔓や触手が無数に絡み合ったような不気味な顔を持つ。
右手はフック状となっており、ワイヤーのように伸縮自在となっている他、ブーメラン状の光弾を放つことも可能。
106
「仮面ライダーだ!逃げろ!」
真犯人と融合するバット型ロイミュードで、首元がライトグリーンになっているのが特徴。
「人間の屑」と称されるほどの人物と融合しているだけあって本性は狡猾かつ悪どいが、ドライブの登場に焦り散らかすなど何処となく小悪党染みた雰囲気を持つ。
本人は私情に走ることなく動いていたのだがブレンに八つ当たりされたり、霧子の強化された蹴りを叩き込まれたりとやや不憫気味だった。
能力
盗んだ物を体内の異空間に取り込む能力を有している。戦闘時においては右手をムチやブーメランのように操り、打撃攻撃や相手の武器を強奪するといった、シーフ=泥棒の名を冠する怪人に相応しい能力を持つ。また、体を透明化して姿を消すこともできる。
動向
106と共謀し、自分が犯人に繋がる証拠を隠蔽するべく科捜研に潜入して盗み出すことに成功するも、反応を察知したシフトカーたちの妨害にあったことで犯行が露呈。現場に駆け付けたドライブとの戦闘に突入。
ハンドル剣を奪ったり周囲の人間を巻き込んだ破壊活動で動きを止めるも、現役の警察官かつ戦闘経験を積んだ彼に通じるはずもなく逆に追い詰められるも、渋々協力することになったブレンの横槍によって逃走には成功する。
融合者の正体と事件の真相が明らかになるも106は再度融合進化を果たし、ブレンと共に戦闘へ突入。
最終的にはタイプトライドロンの必殺技によって分離させられ、その後融合していた106も撃破されてしまった。
ネタバレ注意!
融合者の正体にして真犯人は泊英介の同期だった刑事・仁良光秀。彼の比類なき嫉妬心を自身が超進化態へと至る為に利用できると考えたブレンによって救出された。
仁良「今度はアンタが俺を脅迫するのか!?」
ブレン「嫉妬……泊英介への激しい嫉妬……ああ、やっと分かりましたよ。あなたに力を貸そうと思ったその理由が!」
そして仁良はブレンと融合することにより再びこの姿を手に入れ、ブレンは仁良の激しい嫉妬心を吸収したことで、目論み通り超進化態へと覚醒した。
続く第35話にも引き続き登場。前述の様にブレン・ロイミュードと融合している為、胸のプレートのナンバーが「003」になり、ブレン同様に猛毒を操る能力を獲得した(例:左手から緑色の毒霧を噴射して敵をかく乱する、首元から毒を帯びた緑色の触手を複数伸ばして敵の動きを封じるetc)。
その上ブレンが超進化を果たしている為、ドライブとチェイサーの必殺技を同時に受けても撃破されず、すぐさま分離したブレンが強力な攻撃を仕掛けられる等のメリットも獲得している。
そして、第36話にも上記のブレンと融合した個体で登場。
赤い唐草模様の風呂敷を生成する能力が明らかになり、ベルトさんやシフトカーをこの中に閉じ込めた。また、前述の猛毒について、マッドドクターでも治癒不可能・遠隔操作で毒の進行具合をコントロールしたり時限式に出来る等の強力な特性がある事も判明した。
劇中では、上記の能力をフル活用して進ノ介を追い詰めるも、ディメンションキャブの空間操作能力・蛮野博士の秘められた能力・剛やチェイスの奮闘で形勢が逆転。苦し紛れにこの姿になりトリプルライダーとの戦闘に突入するが、タイプトライドロンのコウジゲンバーによって撃破されて「こりゃないわ〜!お母さ〜ん!」と叫びながらブレンと分離、シーフ・ロイミュードとしての活躍は終わりを告げる。その直後仁良はブレンに助けを求めるも、
「仲間?冗談じゃない。貴様は超進化のための道具だ!」
と切り捨てられた。
第47話では、意識が朦朧としていた進ノ介の前の現れた幻影として、ソードとフリーズ超進化態と共に登場。突如現れた仮面ライダーゴーストと交戦するも、ゴーストの攻撃を受けて倒された。
余談
スーツはボイス・ロイミュードを改造したもの。
ロイミュード106の声を演じる勝氏は今作が平成ライダーシリーズ初出演となった。
デザインを担当した竹谷隆之氏の元へ、知人の怪人に拘りがあるデザイナー韮沢靖氏から「今回のはサザエの怪人だろ?」と電話がかかってきた。
監察医役でゲスト出演した三上哲氏は後に『memory of heroez』に恐竜グリードとバイオレンス・ドーパントの役で出演することとなる。
関連タグ(※ネタバレ注意)
ダイナマイティングライオンレイダー:警察官という立場でありながら、悪事に手を染めていた怪人繋がり。
仮面ライダーシザース:こちらはダークライダー。彼もまた警察官という立場でありながら、悪事に手を染めていた。