真犯人とは、犯罪を企てた張本人を指す言葉である。
概要
犯罪を企てて影から操作したり、見知った第三者を犯人に仕立て上げたりなど、事件を起こして影に隠れている当事者のこと。
推理小説をはじめ、いわゆる『サスペンスもの』と言われるジャンルでは、今や鉄板ネタの一種であり、実行犯と切り離されて「真犯人は別にいる!!」といった展開になることが多い。
いわば推理モノにおける『全ての元凶』『だいたいこいつのせい』といった意味合いで使われる言葉であり、直接犯罪に手を染めていなくとも犯罪を遠隔操作していればだいだい凶悪犯みたいな性格にされることが多い。……まぁ、確かに外道っちゃ外道なんだがな。
むしろ、最近ではあまりにこうした展開が多いため、実行犯・真犯人・黒幕・元凶がバラバラなっていることもあり、物語が事件を解決して終わらないケースも出てきている。
実行犯よりも犯罪を実行するよう指示、強制したもの(教唆犯)の方が罪が大きい事が多く、フィクションでたまに描写される「自分が手を下した訳じゃない」「最終的に実行する選択をしたのは実行犯」などは決して言い訳にならない。