「僕が新世界のジャマ神となるのさ。全人類の記憶を宿してね……」
データ
- 身長:223.0cm
- 体重:109.7kg
- 特色/力:無機物の微粒子分解/格闘
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する怪人・ジャマトの1種であり、アルキメデル/ダンクルオステウスジャマトに替わるジャマトの根源的存在。
マーレラの化石を彷彿させるブロンズの生体装甲を持ち、頭部から長く伸びた突起や触角が特徴で、遠目で見るとまるで三葉虫や枯れた植物を思わせる姿をしている。
他のジャマトと異なり、かつて仮面ライダーナッジスパロウとして戦ったクイズ王・五十鈴大智が、アルキメデルの遺した研究データを基に、自分の身体に古生物種ジャマトの遺伝子を取り込ませ変工させた(ジャマトバックルの効果を応用したのだろうか…)存在。
つまりIDコアを基にジャマトを人間に擬態させた例とは逆に、人間からジャマトに変貌した存在である。
彼の理想である「全人類の記憶」を手に入れると共に、「新たな世界のジャマ神となる」野望を抱き、人間を無差別に自分と同じくジャマトに変貌させようと動く。
能力
元の大智(人間)の姿も取ることができ、使い分けることが可能。またジャマトを捕食して記憶を引き継ぐことが可能であり、この能力を応用して全人類の記憶を取り込み、自らの願いを叶えようと目論む。
手先から発射する光弾のほか、オステウスの無機物液状化能力を応用したのかあらゆる無機物を微粒子=砂状へ分解する固有能力を持ち、壁や床を砂状に変えて潜るように移動することが可能。
大智がデザグラで培った戦闘技術や戦略的な立ち回りと相性の良い能力により、これまで戦いの経験を積んできたタイクーン・ニンジャフォームを翻弄し、ギーツⅨやプレミアムケケラにもある程度の善戦できるだけの侮れない立ち回りを見せている。
防御力は反面あまり高くはないのか、ブジンソード相手には序盤こそは前述の能力で翻弄したものの、それを見切られてからは全く歯が立たず必殺技2発を食らって病院送りに遭った。なお、プレミアムケケラの「レーザービクトリー」でも変身解除されている。しかし生命力はかなり高く、先述の病院送りにされた大怪我も数日でほぼ完治に至っており、ケケラによる攻撃でも変身解除にこそなったものの、その後は普通に歩けている。
また、マーレラ本体の能力とは厳密には異なるが大智が育成した品種のジャマトを意のままに操る能力も持っており、47話ではこの力が意外な方法で使われることとなる。
余談
- 創世編で最初に大智の姿が現れた39話では、ベロバがナッジスパロウコアIDを奪取していたのもあり視聴者からは「コアIDから大智の要素を吸収したジャマトであり、本来の大智と別個に存在している」と考えられていた。しかし前述の通り、続く40話でその予想は覆され「自ら人間を辞めた大智本人」である事が判明する。
- なお当の大智はコアIDの返還を拒絶。コアIDが残っていた事そのものが、大きなミスリードになっていたのだった。
- 公式のキャスト一覧などでは三葉虫ジャマトの別名を持つが、モチーフであるマーレラは三葉虫とはバージェス動物群の節足動物である点が共通というだけで、近縁かどうかもわからない全く別のグループ(マルレロモルフ類)に属するものである。
- スーツアクターの蔦宗正人氏は仮面ライダーナッジスパロウのスーツアクターでもあり、変身者が大智であるため、こちらも担当することとなった。
- 下半身のスーツはオパビニアジャマトの流用。更に元を辿るとオパビニアジャマトはダンクルオステウスジャマトの流用である。
- その後、こちらへと改造された。
- 大智を演じた後藤氏は過去に『仮面ライダージオウ』で遠藤タクヤ/アナザー電王を演じているが、こちらは姉を失った原因を誤解して憎悪に飲まれているという運命を感じずにはいられない過去を持つ。
関連タグ
イマジン:16年前に登場する体を砂に変化する能力を持つライダー怪人。
ラフレシア・デッドマン←マーレラジャマト→アノマロカリスマルガム(ケミー因子)