概要
戦闘員的立場の怪人であるポーンジャマトがディスコアIDとデザイアドライバーを共に用いることでジャマトライダーへと変身する。
外見・機能
バックル本体の植物活性装置「グロウエクスポージャー」によってデザイアドライバーの反応炉「トーラスリアクター」から発生する再生可能エネルギーを植物を急成長させる特殊光線に変換し、バックルを侵食するように覆う「メタモルアイビー」がこれを受けて急成長しジャマトの全身を覆い尽くしてジャマトライダーへ変身させる。
横にはボタンがあり、変身後に押し込むことで必殺技が発動する。
拡張アイテムである「レイズバックル」の一種ではあるもののこれまでの技術体系とは大きく異なる来歴を持っており、基本的に人間のライダー達が向かって右側＝上半身側からバックルをセットして変身するのとは逆にこちらは左側にセットして変身する違いがある。
また、通常のバックルとは違い「SET」という音声がない、ドライバーにセットするだけで変身シークエンスが始まる(ボタンは前述の通り必殺技発動にしか使わない)という点も異質さを目立たせている。
一応人間も使用可能ではあるが(使用したライダーが破損したIDコアで変身していて本調子では無かったとはいえ)セットした途端凄まじい負荷に苦しみ、初変身時は数秒程度しか保たなかった。変身を繰り返せば慣れるのか負荷が弱まり、長時間の維持は出来るが今度は少しずつ肉体がジャマト化してしまうという危険さが表出する。
道長はジャマーガーデンにてジャマトライダーを撃破して入手、使用したことで肉体がジャマト化しつつあることをベロバが逆手に取り、ジャマトグランプリに道長をジャマト側のプレイヤーとして出場させるのに利用した。
最終的に道長のジャマト化がどこまで進行したのかは不明だが怪人態に至るまではいかず、道長のジャマ神到達に伴い世界改変によってジャマト化も回復し、完全なジャマト化には至らなかった。
後に人間のジャマト化は新たなるジャマトの開発者となった五十鈴大智/マーレラジャマトによって完成・悪用されることになった。
なお道長のジャマト化が回復したものの、その因子は体内に残っており……
余談
- 使用者や状態によってフォーム名の有無が異なる。
- 描写的にアルキメデルが関与していると思われるが、最後まで開発者や経緯は不明のままだった。とはいえ、大智が人間の完全なジャマト化を成し遂げたことから少なくともジャマーガーデンに開発データ等は存在していたものと思われる。
演出について
今までのバックルと違い装填するのみで変身音が発動するため、再現された玩具版ではよく見るとベルトは待機状態になっている。
ジャマトフォーム変身時には律儀に道長がポーズを取り、「変身」と詠唱するまで変身シークエンスがスタートしない。当然玩具版では再現不可能である。
無論ゾンビジャマトフォームも劇中での流れは完全再現できないため、それっぽく再現するにはゾンビバックルとジャマトバックルを同時に装填した後素早くゾンビバックルを起動しないといけない。
しかも音声面に関してもこれまた特殊であり、劇中では通常のゾンビフォームのトーンで「ZOMBIE」と鳴っているが、実際は玩具版だと必殺技発動時のトーンの「ZOMBIE」で鳴る(これはジャマ神verのフィーバーゾンビフォームでも同じ現象が発生している)。
また劇中ではバッファが25話でコマンドジェットバックルを用いたのを除き直接デュアルオン変身に用いたフィーバースロットバックルだけであるが、これは玩具版だとジャマトバックルがフィーバースロットレイズバックルやパワードビルダーバックルと同じ系統のピンの“バックル側から全ての変身音が鳴り、ドライバーから音が鳴らない“タイプのバックルの共通点として、反対側にマグナムやモンスター等通常のバックルを追加した場合はそのバックル名のみが流れ効果音はカットされ、且つ1度特殊なバックル側で必殺技を発動するまでは何度操作しても必殺技発動時のトーンでバックル名が繰り返され、必殺技の音声が発動されず絵面が地味になってしまうために同じくドライバーから音が鳴らないタイプのフィーバースロットを採用したためだと思われる(何故かMOVIEバトルロワイヤルにおけるフィーバースロットを用いたブーストフォームからチェンジした変則的なマグナムブーストフォーム変身の際は普通に流れていた他、コマンドジェットの場合は変身音の「GREAT」自体は鳴るので玩具版で再現するのも問題はない)。
