「未来がどうなろうが知ったことか!!俺は叶えてみせる…。ギーツが目指した、誰もが幸せになれる世界を!!目の前の小さな幸せを守らないで…何が"守れる"だ!?」
ベロバ「フフフ…さあミッチー、究極のジャマトになっちゃいなさい!アハハハ!」
英寿「バッファ、お前は"仮面ライダー"だ。お前の願い…貫いてみせろ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁあーーっ!!!!…これは…!?」
ベロバ「はぁ!?何よあれ…!?」
ドゥームズギーツ「…何?」
『SET LIBERATION』
「変身!!ハアアアアァァァァァーーッッ…!!」
『AWAKENING POWER』
『PLOSION RAGE』
『READY FIGHT』
概要
Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』に登場する仮面ライダーバッファの新たな形態。
正式名称は仮面ライダーバッファプロージョンレイジであり、デザイアドライバーにプロージョンレイジバックルをセットして変身する。
ベロバによって吾妻道長に眠っているジャマトの力が覚醒したことによりあわやジャマト化しかけたが、浮世英寿による創世の力と道長自身の願いが掛け合わされたことで誕生した。
2024年4月26日、レジェンドライドケミートレカ投票では第3位に入賞。バッファケミーの色違いだが、頭にフェイスガードが装着されている。
変身
プロージョンレイジバックルを分離して左右からドライバーに装填し、ゾンビレイズバックルのようにスロットレバーを捻ることで、バックル中央の爪のギミックが開いて変身シークエンスに移行する。
全身が紫色の禍々しい蔓に包まれ、上空の『PLOSION RAGE』のロゴがオレンジ色の爪が付いた銀色の手へと変化、変身者を握り潰す様に包み込むと砕け散ってアーマーを形成。その後、掲げた左腕に巨大な爪状の拡張武装を装着して変身が完了する。
変身音はシノビレイズバックル、ブジンソードバックルと同じくエフェクトが掛かっているがさらにジャマトバックルと同じように低くなっている。
外見
銀色を基調としたボディと、全身に茨を模した紫色のラインが散りばめられ、背中にはマントが付けられている。また、頭部にはギーツⅨに似たイヤリングのような装飾が施されている。左腕の肘から先にはバーサークローを連想させる巨大化した爪が装備されている。また、5本全ての爪にチェーンソーの刃が搭載されている。
全体的にジャマトフォームのデザインが加えられたゾンビフォームやフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)の強化版のようなデザインになっている。
なお、ボーイズトイフィギュアシリーズの「リボルブチェンジフィギュア」では劇中では見せなかったリボルブオンした姿も再現することができる。
後述するようにプロージョンレイジのスーツは下半身がモンスターフォームの流用であるためか、リボルブオン形態の上半身は灰色になったモンスターフォームという印象を受ける(なお、リボルブオンしても巨大な爪は変わらず装備される模様)。ただし、顎がエントリーフォームベース、爪を装備しているためにモンスターグローブに相当する部分がオミットされているなどの差異がある。
スペック
現時点では、詳細なスペックは不明だが、このフォームの最大の特徴は、かつてのジャマ神の力と異なり、仮面ライダー・ジャマト双方に対抗可能な力を備えたことにある。
道長のジャマト因子と英寿の創世の力を組み合わせた影響か、ライダーとしての単純な戦闘能力はギーツⅨと肩を並べるレベルにまで向上している。
劇中では、その力を存分に活かし、ギーツⅨと同一の力を持つ仮面ライダードゥームズギーツ相手にも、必殺技をゴリ押しする形で互角以上の接戦を繰り広げた。
仮面ライダータイクーン ブジンソードと仮面ライダーナーゴ ファンタジーフォームすら苦戦させたキングジャマト相手にも、単独で一方的にダメージを与えており、最終的には2人と共に撃破している。
もっとも変身者の身に宿った創世の力は別であり、劇中ドゥームズギーツはバッファに創世の力(空間破壊やギーツⅨ戦で見せた手足や武器へのエネルギー付与など)及びギーツテールナインは使用していない。そのため、やろうと思えばすぐさまプロージョンレイジバックルを創世の力で作り変えて無力化することができた。道長の想いの強さを目にしたドゥームズギーツはこれを実行しようとしたが、ギリギリで拘束を破ったギーツⅨの横槍が入り、未遂に終わっている。
爪状の拡張武装は、搭載されたチェーンソーの刃による強力な引っ掻き攻撃だけでなく、極めて高い防御力・防御面積を備えた盾の役割も備えており、ドゥームズギーツの持つ金色のギーツバスターQB9やキングジャマトの攻撃すら物ともしない頑丈さを誇る。
上記の攻撃力と防御力だけでなく、劇中では道長自身の高い戦闘センスも相まってか、拡張武装の「チェーンソーの刃を回転させ壁をよじ登る」という芸当も見せており、実は機動力と身のこなしも(公式スペックこそ不明だが)ゾンビフォームに比べて幾分か高いと思われる。
使用アイテム
起動前はバックル二つが一体化されており、変身する際にバックルを分離させてからドライバーに装填する。
変身ベルト。
バッファ専用のライダーコアID。
必殺技
- プロージョンレイジストライク
『PLOSION RAGE STRIKE』
「あらゆる憎しみは・・・、この俺がぶっ潰す!」
スロットレバーを1回回して発動。劇中では、巨大化した爪での切り裂き攻撃や爪を地面に突き刺すことで紫電を放った。
- プロージョンレイジビクトリー
『PLOSION RAGE VICTORY』
スロットレバーを2回回して発動。
劇中では、全身にエネルギーを纏いながら回転突進するスクリューアタックやライダーキックを発動した。
立体化
『リボルブチェンジフィギュア PB10 仮面ライダーバッファプロージョンレイジ&ジャマ神&フィーバー&コマンド&レイジングセット』で立体化された。
同商品のオプションパーツとしてフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)やコマンドフォーム用のパーツ、刃部分の造形が修正されたゾンビブレイカーが付属する豪華仕様になっている。
プレミアムバンダイの商品紹介ページでは、作例としてプロージョンレイジをベースに下半身をゾンビフォームに換装した形態、加えてハクビがプロージョンレイジをベースにコマンドフォームの下半身を装着した形態(いずれも名称不明)が紹介された。
装動でもブログ内のドゥームズギーツの先行レビューにて立体化が披露されている。装動ガヴGV1で収録予定。
余談
- 「プロージョン」は「破裂」、「レイジ」は「怒り」、「LIBERATION」は「解放」を意味する英単語で、本予告でも「怒りのバッファ」と紹介されている。
- これを示すように上記の仮面ライダードゥームズギーツとのやり取りでは大勢のために少数を犠牲にする身勝手な考えに対し激昂している。
- かつて「ジャマトより先にライダーを狩ることで命を救う」という目的(第36話)のためとはいえ、ベロバの誘いに乗ってフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)に強化した道長だったが、英寿との共闘(および本当の目的に対する理解)を経て「平和な世界を皆で願い叶える」よう考えと行動を改めるようになった。
- その道長がベロバの誘いも完全に振り切り、変わってしまった白髪の英寿を止めるために変身するこのフォームは、本編を経た彼の成長を体現する姿といえる。
- 「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」がフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)であるならば、このフォームは「あらゆる憎しみをぶっ潰す力」と言える。
- ちなみに、本編におけるジャマ神の力は「ジャマ神になった仮面ライダーバッファ自体に付随する能力」である為、理論上、本フォームの戦闘能力に対ライダー特攻を上乗せした「プロージョンレイジ(ジャマ神)」の構成も実現可能と考察できる(その場合、ギーツⅨや仮面ライダードゥームズギーツをも上回る戦闘能力となり得る)。
- スーツは頭部とマントがフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)(マントに関しては仮面ライダーカリバー ジャオウドラゴン)のリデコ(よく見るとマントの縁取りが金でなく銀色になっている)で、マスクの前面にフェイスガードのような新規造形バーツを付加することで既存のバッファとの差別化を図っている。
- バッファには二段階のパワーアップが構想されており、その二段階目のパワーアップ案がベースになっていることが『フィギュア王』(No.310)で明かされている(一段階目の案は最終的にフィーバーゾンビフォーム〈ジャマ神〉という形になった)。
- なお、当初ではゾンビフォームの延長線上ということでパープルカラー主体のデザインであったが、旧来のバッファからイメージを変えたい、そして武部直美プロデューサーからジャマトならではの植物由来の意匠も追加してほしいというオーダーから、銀色主体でかつジャマトのツタが模様として入れられている。
- 道長役の杢代和人氏は、「他のメインライダーのような専用強化フォームが本編で登場せず悔しい思いをしていた所に、今回の台本で専用強化フォームを貰うことを知りガッツポーズを掲げた」と語っている。しかし、実物を見た際は「思っていたのと違った」と語っており、本人はゾンビブレイカーを巨大化させたような武器を持った姿を想像していたとのこと。
関連タグ
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