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キングジャマト

きんぐじゃまと

Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』に登場するジャマト。
目次 [非表示]

「その奇跡の力は俺のものだァー!!」


CV:萩谷慧悟(7ODER)

スーツアクター:小森拓真


概要編集

Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』に登場するジャマト。

人間態は蒼斗という若い男性で、普段は正体を隠すためか顔全体を包帯でぐるぐる巻きにしている。


五十鈴大智が育成した個体だが悪い意味でジャマトの性質を強く引き継いでおり、人間に対する敵対心と嫌悪が強い。

彼の人間嫌いは明らかに度を越えており、例えジャマトであっても人間の遺伝子が入っていれば排除し、同胞であっても人間に与するといった自身の意に沿わない行動をすれば簡単に切り捨てるなど潔癖と呼べるほどの冷酷さを持つ。


キングという個体名は本来ならクイーンジャマトと共に大智が人間とジャマトが手を取り合うため、人間で言うアダムとイブになって欲しいという願いが込められていたが、人間と同等の自我と知能を得たためか、それとも生来の気質だったのか、彼の思いに反した行動を取っていた。

創造主の教えを悉く拒絶する中、やがて「ジャマトだけの世界を作る」という狂気染みた願いを叶えるために暗躍する。


容姿・能力編集

全身真っ黒で甲冑のような装甲を纏っている。また、頭の形状は昆虫のヘラクレスオオカブトのように上へ尖ったものとなっている。


専用の武装こそないものの、戦闘能力においては作中に登場したジャマトの中では最高峰。

肉弾戦や頭突きといった攻撃も可能だが、特筆すべき点としてマーレラジャマトのように手から赤い光弾を発射する能力や上位種ジャマト共通の蔦で攻撃する能力を持っている。

赤い光線の破壊力は高く、近距離から放った光線はタイクーンとナーゴを吹き飛ばしている他、クイーンジャマトに致命傷を与えている。蔦は防御に応用することも可能。

また、タイクーン・ブジンソードとナーゴ・ファンタジーフォームのタッグの攻撃と必殺技を受けても大きく怯むことなくカウンターに出るなど、耐久面においても優れていることが窺える。


劇中における動向編集

大智から教わった「慈愛の精神」をきっかけに人間への愛が芽生え人間との間に子供を授かった葉月を取り戻すため、警察官に扮してわざと騒ぎを起こし、「正当防衛」として清春を殺害


その後、自身のアジトへ逃げてきた葉月と春樹を匿い、人間への憎悪を散々語ることで葉月を懐柔しようと試みる一方、「人間とジャマトの愛の結晶」たる春樹を邪魔者扱いして部下のナイトジャマトビショップジャマトを差し向け、暗殺させようとした(だが、間一髪で吾妻道長にその目論見を阻止され両者ともに撃破されている)。


しかし、桜井景和鞍馬祢音によって自身の計画が暴かれたことで二人にポーンジャマトを差し向け、自身はクイーンジャマトを散々痛めつけた。


その後、ポーンジャマトを突破した景和と祢音が変身した仮面ライダータイクーンブジンソード仮面ライダーナーゴファンタジーフォームと交戦するが数的不利をものともせず、「ブジンソードストライク」と「ファンタジーストライク」を耐え切り、カウンターで反撃することで彼らを圧倒。


「俺が人類を滅ぼす、創世のジャマトとなるのだァ!」


しかし、仮面ライダーバッファプロージョンレイジの参戦により一転、防戦一方となるだけでなく強烈な一撃を叩き込まれた勢いで吹き飛ばされてしまう。

その際に「(お前のような)誰かを傷つける奴がいる限り、人間もジャマトも幸せになれない」と、自分が願った理想の世界すらも見下していた人間に真正面から反論されたことに激昂。


「黙れぇぇぇーーーーーっ!!」


自分が追い詰められている事実に苛立ち、ヒステリックにエネルギー弾を放つも呆気なくバッファに弾かれ、カウンターの「プロージョンレイジストライク」を防ぎきれず、遂に致命的なダメージを受けてしまう。

最終的にタイクーン、ナーゴ、バッファのトリプルライダーキックを喰らい爆散。


人間も同胞すらも拒絶した「王」の名を持つジャマトは、不幸を振り撒く単なる小悪党としてアダムになることもなく、幸福を願う仮面ライダーの手によって玉座から転げ落ちるように世界から退場した。



余談編集

  • モチーフはこれまでのジャマト達同様にチェスの駒であるキングから来ている。
    • 当初はチェスのキングの駒モチーフではなく、種子モチーフで話が進んでいたらしく、検討稿では「始祖ジャマト」「オリジンジャマト」「花粉まきちらし」「種子」と書き込まれていたとのこと。そこから、始祖/オリジンというイメージを入れ込むために指先と首の周りにオシベを付けることにしたため、そこからチェスのキングの駒をモチーフに取り入れた。


  • 演じた萩谷慧悟氏は情報公開の際、あくまで"警察官"・蒼斗とされていたため、完成記念の舞台挨拶にも正体を隠して登壇。この際「ただの警官役ならここには居ませんよね」「これがどういうことかは…まあ皆さんおわかりでしょう」と冗談めかしく場を和ませつつも複雑な表情であった。

  • 後にクイーンジャマトの起源が明らかになったことで(一応クイーンジャマトのデータを参考にした可能性があるとはいえ)彼こそが大智が一から生み出した上位種ジャマト第一号となる。それでもまだ実験段階にあった可能性が高く、だからこそ精神的な未熟さが大きく出てしまい上述の動向に繋がったものと思われる。

関連タグ編集

仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング ジャマト

小物 人間嫌い だいたいこいつのせい


クローバージャマト:知能が高く、人間への強い憎悪を持ち、「ジャマトだけの世界の創造」を目的としていたジャマト繋がり。


キング(仮面ライダーキバ):過去作に登場するチェスのキングが名前の由来のキャラクター。

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