「世界を滅ぼす元凶は…俺が倒す」
『DOOMS GEATS』
『SET JUDGMENT』
「変身」
『JUDGMENT BOOST』
『DOOMS GEATS』
『READY FIGHT』
CV:簡秀吉
スーツアクター:鍜治洸太朗
変身者
・エース
概要
Vシネマ『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』に登場する仮面ライダー。
1000年後の浮世英寿本人であるエースがドゥームズギーツレイズバックルと仮面ライダードゥームズギーツコアIDを使って変身する。
レーザーブーストフォームと同様、変身音はデザイアドライバーのシステムボイスとヴィジョンドライバー・レーザーレイズライザー・ジリオンドライバーと同じシステムボイス(CV:松岡禎丞)が1音ずつ交互に再生される。
なお、変身後は若干ではあるが、ブーストフォームマークⅡと同じくエースの声にエコーが掛かる演出がされている(メタ的には事実上敵対する浮世英寿/仮面ライダーギーツⅨと差別化するためと思われる)。
変身者が未来の浮世英寿であるという事実からも分かる通り、この姿は言わば1000年後の仮面ライダーギーツⅨと思われるが、なぜ金色に染まったのかは不明。
2024年4月26日、レジェンドライドケミートレカ投票では第2位にランクイン。こちらでは金色のギーツケミーが描かれているが、通常のギーツケミーより目付きが鋭くなっている。
変身
ドゥームズギーツレイズバックルを二つに分離し、デザイアドライバーの両側にセットした後、ギーツⅨと同じ手順でドライバーとバックルを操作することで変身が完了する。
バックルからは激しい炎が吹き出し、同時に「DOOMS GEATS」のロゴと黄金のレジェンドキュウビが現れ、エースの周りを駆け上がると共に「DOOMS GEATS」のロゴが分解され、それとは別にアーマーが出現し、一瞬のみブーストフォームマークⅢに似たアーマーに展開され、すぐさま下半身に移動し変形する。
1000年前と比べると回転の必要があった円盤状のエフェクトが消滅しており、ロゴはバックルの真ん前に出現している。これによりギーツⅨからより変身の手間が簡略化された形になる。
エースの身体にはエントリーフォームの素体が形成され、黄金のレジェンドキュウビはエースの周りを駆け上がり、上半身のアーマーとマスクに変化し、エースの周りに9本の光の柱を立てながらねじるように囲み同時にアーマーが装着され、右手に金色のギーツバスターQB9を手に取って変身が完了する。
変身時のキツネのフィンガーポーズは英寿とは異なり、中指と薬指を曲げて親指で抑えたような状態になっている。
なお、荘厳な雰囲気を出すためかフィンガースナップやレジェンドキュウビの鳴き声のSEはギーツⅨやクロスギーツのものより低めになっている。
外見
黄金・銀・黒の三色を主体としたカラー、複眼部分は赤へと変化しているが、頭部はギーツⅨ、全体的なシルエットは仮面ライダークロスギーツに酷似している。厳密にはレジェンドキュウビの変形時には金色のギーツⅨのボディと同型だが、素体へ装着された瞬間にクロスギーツと似た姿に変化する。
なお、ボーイズトイフィギュアシリーズ「リボルブチェンジフィギュア」では、リボルブオンした姿も描かれており、リボルブオン状態では本来は太腿に当たる部分が胸、肩に当たる部分が膝に移動し、複眼も黒くなるっている(上半身がドゥームズギーツ版のブーストフォームマークⅢということになるが、少なくとも劇中では一切マークⅢに変身していない)。
武器として使用するギーツバスターQB9はギーツⅨ時の白・銀・赤を基調としていた時と打って変わり、金・銀を主体としたカラーリングに変更されており、刀身の途中から剣先まで白のグラデーションがかかっている。
スペック
公式から詳細なスペックに関する情報は明かされていないものの、創世の神の力を宿すギーツⅨと同一の存在で、創世の力が伴っていないライダーでは最早相手にならない程の隔絶かつ強大な戦闘力を持つ。
劇中ではタイクーン、ナーゴ、バッファを同時にまとめて圧倒し、過去の自分自身であるギーツⅨとも互角の死闘を繰り広げている。
創世の力なしでも戦闘能力が極めて高く、既存の大型バックルを使用したフォームを歯牙にもかけず、ジャマト因子を覚醒させたバッファの最強形態であるプロージョンレイジにも互角以上に立ち回る姿を見せた。
防御力も当然ながら高く、ギーツⅨ側のレジェンドキュウビの突撃攻撃(この攻撃はスエル/仮面ライダーリガドΩを打ち破ったダイナマイトブーストタイム発動時と同じもの)やプロージョンレイジの超必殺技である「プロージョンレイジビクトリー」を受けてもなお変身解除に至らない程の耐久力を見せた(Vシネマに登場するダークライダーとしては珍しく、劇中ではドゥームズギーツがオーバーダメージで変身を解除する場面は一度もない)。
マントの変色した「ギーツテールナイン」を使用すればギーツⅨと同様空中も意のままに飛行可能で、劇中では度々マントが炎のように発光するという描写もされている。
創世の力も発動させれば地面が破壊される程の衝撃波や金色の光弾を発射したりと最早手が付けられず、劇中では未遂に終わったとはいえプロージョンレイジを作り替えて無力化しようとする場面すらもあり、かつてのギーツⅨと比較してもより一層容赦のない戦法で旧時代の人間達と敵対する。
ギーツⅨとは時代が違うだけで変身者が全く同じ力・戦法のため創世の力をもってしても実力は全くの互角で千日手に陥って勝負が付かず、異次元に飛ばして変身解除後に不意打ちで拘束するという手段に出ている。
英寿が自力で異次元から脱出後の2戦目でも相変わらず決着はつかず、両者の戦闘力と創世の力がぶつかりあった結果、現場のダムが崩壊して水が流れ出す程の壮絶な戦いと化した。
使用アイテム
変身する際に使用。こちらもブーストマークⅨレイズバックルとの関連性は不明だが形状・性能は全くの同一であり、リデザインか新造されたものと思われる。
変身ベルト。
ドゥームズギーツ専用のライダーコアID。
レイズバックル・拡張武装の携帯に使用可能。劇中では装備するのみで使用していない。
変身と同時に展開される拡張武装。劇中では一貫してブレードモードを使用していたが、レールガンモードへの変形も可能と思われる。
現状正式名称は不明で、雑誌『仮面ライダーギーツ特写写真集 創世』でも単に「金色のギーツバスターQB9」と呼称されていた。
必殺技
- ドゥームズギーツストライク
『DOOMS GEATS STRIKE』
レバーを1回引くことで発動。
金色のギーツバスターQB9から強力な斬撃を放つ。
強靭な耐久能力を持つバッファ・ゾンビフォームを一撃で変身解除に追い込む威力を持つ。
- ドゥームズギーツビクトリー
『DOOMS GEATS VICTORY』
レバーを2回引き「ジャッジメントブーストタイム」発動後、更に引くことで発動。
変身シークエンスで現れる黄金のレジェンドキュウビを使役して突撃させる。威力はギーツⅨの「ブーストナインビクトリー」と互角。
- ハイパーブーストビクトリー
『HYPER BOOST VICTORY』
ハンドルを1回回すことで発動。劇中未使用。
- ハイパーブーストグランドビクトリー
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』
ハンドルを2回回し「ブーストタイム」発動後、更に回すことで発動。劇中未使用。
- ブーストタクティカルビクトリー(ブレード)
『BOOST CHARGE』
『BOOST TACTICAL VICTORY』
金色のギーツバスターQB9のブーストチャージャーを引いてブーストチャージし、ギーツテールナインから黄金の炎を噴出され、刀身に纏わせて斬撃を放つ。タイクーン・ナーゴ・バッファを一撃で変身解除させた。
なお、この時はクロスギーツのギーツバスタークロスとは違い、元のギーツバスターQB9と全く同じシステム音声が流れている。
立体化
リボルブチェンジフィギュアシリーズとして「リボルブチェンジフィギュア PB11 仮面ライダードゥームズギーツ&ギーツIXオプションパーツセット」が発売され、ドゥームズギーツのフィギュア化は今回が初となる。こちらでは劇中では使用されたなかったリボルブオンギミックが搭載されているほか、ギーツⅨ専用手首なども同梱されている。
装動シリーズでは第六弾で立体化され、ブーストフォームマークⅢのパーツなども同梱されている。
余談
- 「仮面ライダーギーツ公式完全読本」によると、モチーフは「リアルなキツネ」で、耳や首元、手足の配色はキタキツネを参考にして配色されている。
- 名前の「ドゥームズ」や「ジャッジメント」の由来はドゥームズデイ(最後の審判)と思われる。
- 『復活のコアメダル』や『パラダイス・リゲインド』を除き、Vシネマで主人公の新たなフォームが登場するのは初となる。
- スーツは仮面ライダークロスギーツ、変身アイテムはブーストマークⅨレイズバックル及びⅩギーツレイズバックル、武器もギーツバスタークロス(型はギーツバスターQB9)のリペイント。
- スーツアクターを担当する鍛治氏はドゥームズギーツで初めて仮面ライダーのスーツアクターを担当した。
- その後、『最強ケミー★ガッチャ大作戦』(撮影時期は『ジャマト・アウェイキング』が先)ではヴァルバラドと共闘した際のギーツⅨの代役を演じている(ヴァルバラドのスーツアクターが中田裕士氏であるため)。
関連タグ
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