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ジャマトライダー

じゃまとらいだー

特撮番組『仮面ライダーギーツ』に登場する仮面ライダー。本記事ではジャマトライダーのデュアルオン形態についても解説する。
目次 [非表示]

ジュラピラ!


「ジュラピラ!」

「ジュラピラ」「ジュラピラ」

バッファ「何喋ってんだ……?」


ナーゴ「え? 今喋った!?」


「「ヘンシン……」」

JYAMATO


ナーゴ「どーなってんの…!?」

パンクジャック「おいおいおい……ジャマトが変身しやがったぞ!?」


概要編集

仮面ライダーギーツ』に登場する仮面ライダー。初登場は第11話。

ポーンジャマトデザイアドライバーディスコアIDジャマトバックルを装填して変身する、本作では初となる人間以外が変身した量産型ライダー


本来仮面ライダーに変身するのはデザイアグランプリに参加する人間、もしくはデザイアグランプリの運営に属する者や未来の世界に住まう者だけだが、このライダーは人の形をしていないジャマトデザイアドライバーディスコアIDジャマトバックルを使用して変身する。


変身時には「ジュラピラ」(“変身”という意味のジャマト語)か「ヘンシン」と言っている。


変身エフェクトと素体は無く、茨の生えた蔓が直接全身に巻きついて装甲に変化する(この蔓そのものがエフェクトともいえる)。

右側にバックルを装着して上半身が武装される他のライダーと違い、左側に装着して上半身が武装されるのが最大の違い(ただし腕部は素体のまま。左足にも申し訳程度だがツル状の装飾がある)。


また、ドライバーの左側にバックルを必ず装着するためかエントリーフォームに該当する形態を持たない(というよりはジャマトフォームが素体の形態であるため、事実上この姿が彼らのエントリーに等しい)。

他のDGPライダーの名前の法則に従うならばジャマトライダー・ジャマトフォームということになる。

 

劇場版『ガッチャ大作戦』においては変異種のジャマトを使役できるウィザードマルガムの力により複数体が召喚されており、魔法使いジャマトとともに人海戦術でギーツ・ガッチャード勢に猛威を振るった。


公式サイトではジャマトとライダー、両ページに掲載されており、仮面ライダーとしても怪人としても扱われる模様。



スペック編集

ライダーの邪魔斗

身長211.4cm
体重66.7kg
パンチ力2.8t
キック力7.0t
ジャンプ力13.5m(ひと跳び)
走力7.4秒(100m)

ポーンジャマトの頭を金属化させたような頭部の「ジャマトライダーヘッド」はDGP参加者と遜色ない性能を持ち、右側の頭部アンテナ「バドセンソリー」によって他のジャマトライダーと情報を並列化・共有できる。

また。頭部左の破損したかのような穴から覗く、ひび割れた緑色の複眼「レギュームアイ」には、視覚で得た情報を有機的に統合し、最適化する役割を持つ。


胸部の布飾りのようなパーツ「エングレスチェスター」はジャマトの細胞を超活性化させてポテンシャルを引き上げ、全身に備わる棘のようなユニット「ブロイアームズ」を操作する。

ブロイアームズは全身から放たれる伸縮自在の茨となって敵を捕縛したり攻撃力を爆発的に高めたり、果てには防御にも使用可能で、あらゆる応用が効く厄介な仕様となっている。


一見するとスペックは普通に見えるが、ジャマトバックル一個の時点で仮面ライダー達のブーストフォームモンスターフォームを除く大型バックルを一個使用した各フォームを上回るほどのハイスペックとなっており(モンスターフォームには機動力で勝っている)、バックルの無いエントリーフォームアームド装備で対処するのは容易ではない。


元々人間以上の怪力を持つジャマトが仮面ライダーのパワーを得て能力を底上げされているため、前回大会を生き残ったタイクーンやナーゴたちを圧倒し、フィーバーフォームでようやく倒せる程度の強さを誇っている(ただし英寿/ギーツは初見ながら互角以上に立ち回れている)。


ただ「ブロイアームズ」を発動させていない素の能力は大型バックル形態とそう変わらないので、熟練の仮面ライダーが1対1にまで持ち込めればエントリーフォームでも勝機はある。


その他の基礎性能はエントリーフォームに準ずるが、逆に言えば他のライダーと同様バックルを追加するデュアルオンを使用することも理論上は可能ということでもあり、公式サイト内でも「各種レイズバックルの機能によりカスタム可能。」「拡張装備の装着により、さまざまな機能が付与される。」と記載されている辺り、まだ進化の余地が残されている事は示されていた。


更に、ジャマトライダーはドライバーを完全に破壊するか、回収しなければ無力化ができないのも厄介な点であり、ジャマトの生存に特化した性能に仕上がっている(ある程度なら撃破されてもゾンビの如く蔦になって再生するし、完全に撃破されてもバックルとドライバーが無事なら、別のジャマトが拾って再び変身できてしまう)。


ジュラピラ・ハッキングオン

ライダーシステムを流用しているため、仮面ライダーグレア、グレア2などが持つヒュプノレイにも対応している。

また、DGP参加者のドライバーを奪う形でも変身できる。


使用アイテム編集

変身ベルト


【ジャマトライダー】ディスコアID

ドライバーに装着されたひび割れたコマID。


変身、必殺技に使用。

左側に装填する。


レイズバックルの携帯に使用。


必殺技編集

  • ジャジャジャ・ストライク

『JYA-JYA-JYA STRIKE』

ジャマトバックルを押し込んで発動。

腕に茨の生えた蔓を巻きつけてパンチを放つ。もしくは足に巻き付けて回し蹴りを放つ。

必殺技としては割と地味な挙動ではあるが威力はかなり高く、実際これをまともに食らった仮面ライダーケイロウは(多人数との戦闘で消耗していた状態ということもあり)一撃でノックダウンされ、しっかりと防御の体制を取っていた仮面ライダーパンクジャックモンスターフォームでさえ吹っ飛ばされてしまっている。

更に基本スペックで大差をつけられているフィーバーブーストフォームのパンチ(46.8t)と相殺し合うなど、その威力は侮れない。


他にも地面に目掛けて足を叩きつけて、巨大な茨の蔓を敵に仕掛けることも。


デュアルオン編集

どの形態もギーツ達と違い頭部は変化しない

複眼は緑のままであり、顎部分の強化装備も未実装となっている。

この部分は拡張機能の付与が行なわれ、各バックルの能力を扱う際の補助になる技能や機能が備わっている。この有無が大きな差になるかもしれない。


下記の形態は通常のデュアルオンや、同じジャマトバックルと併用したゾンビジャマトフォームとは違い、上半身と下半身で数値が分かれておらず、通常のライダーにおける単体仕様と同様のジャマトライダーの数値+バックルの上がり値のため、通常のデュアルオンよりもスペックが高い数値となっている。


これは元々ただの人間である道長と、一から育ったジャマトの肉体レベルの違いと評せる。


ブーストジャマトフォーム編集

ジュラピラ

身長211.4cm
体重73.2kg
パンチ力22.4t
キック力56.0t
ジャンプ力108.0m(ひと跳び)
走力2.6秒(100m)

第25話で「???」からブーストフォームを引き当てたフィーバースロットレイズバックルと併用した形態。

性能が以前のジャマトライダーから遥かに向上し、ただでさえ接近戦に向いた性能もあってとてつもないパワーを誇る。ナーゴ・ゾンビビートフォームとの対決では互角以上の対決を披露し、タクティカルブレイクで吹き飛ばされた際にブーストパンチャーによる噴射攻撃を浴びせる応用も見せた。

ギーツ達はスペックの上昇値がエントリーフォームの13倍なのに対し、ジャマトライダーは8倍となっている。



モンスタージャマトフォーム編集

ジュラピラ

身長211.4cm
体重77.5kg
パンチ力9.8t
キック力21.0t
ジャンプ力14.0m(ひと跳び)
走力7.2秒(100m)

第25話「MONSTER」を引き当てたフィーバースロットレイズバックルと併用した形態。

ブースト程ではないがパンチ力が以前のジャマトライダーから三倍近く上昇しており、他のジャマトと連携してタイクーン・ニンジャフォームを苦しめている。

GMライダー(グレア2ver.)

第27話・第28話ではベロバが変身したグレア2のアップグレードアセンブルにより変身させられ、こちらは公式サイトでは第2のモンスタージャマトフォームとして紹介されている。フィーバーバックルではなく本物のモンスターバックルで変身している点、ヒュプノレイを装着されたためにほぼ見た目がGMライダーと瓜二つになっている点で25話版と見分けられる。


必殺技

  • モンスターストライク

『MONSTER STRIKE』

モンスターレイズバックルを起動して発動。

モンスターグローブのエフェクトで相手を殴りつける。

玩具版と音声が異なっており、そちらでは『ハイパーモンスタービクトリー』と鳴る。


マグナムジャマトフォーム編集

ジュラピラ・ハッキングオン

身長211.4cm
体重70.9kg
パンチ力3.4t
キック力8.3t
ジャンプ力16.1m(ひと跳び)
走力7.0秒(100m)

第27話・第28話でグレア2のアップグレードアセンブルにより強制的に変身させられた形態。

ヒュプノレイを装着した状態でマグナムを装備しているため、ジャマトライダーの頭部がそのままの状態でこの形態になった場面はない。

遠距離攻撃に弱いジャマトライダーにマグナムシューター40Xが装備され、遠近両方の戦法が可能となり、余計に手強くなった。


立体化編集

装動仮面ライダーギーツID6弾』にて商品化。

ギーツ規格のため頭部の分割が可能で、劇中では不可能だった顎パーツの装着ができる(モンスターフォームは可)のだが、パーツ同士の物理的な干渉により、ゾンビフォームの組み合わせは不可能である(筆者調べ。他のパーツ情報を求む)。


余談編集

  • ジャマトライダーのライダーコアIDに相当する「ディスコアID」は乾いてひび割れた土を象っており、退場したライダー達のコアIDを想起させる(一部視聴者からは、ドライバーに装填したジャマトバックルの蔦パーツが、ディスコアIDから生えているように見えるとも)。
    • 更にジャマトを養殖(?)しているジャマーガーデンには大量の破損したライダーコアID(シロー・ギンペン・レターの物を含む)が集められており、視聴者間ではジャマトライダーは退場者がジャマトにされて変身しているのではないか?(要約)」とする考察が飛び、あまりにも謎を呼んだせいか初登場回放送後はトレンド1位に「ジャマト」と入った
      • 第14話では「ワタシハ……カタナキャナラナインダ」と話す個体が登場している。こちらは第2話で消滅した仮面ライダーギンペンと同じ台詞だが……?。
      • その後の第19話にてギーツの攻撃を受けた2体のジャマトが、2体とも仮面ライダーシローの変身者・豪徳寺武の姿になる事態が発生。「ジャマトとなって生きていた」と思われた豪徳寺だったが、実際はジャマトの擬態である事実が判明し、ギンペンと同じ台詞を発した個体もコアIDから得た情報を模倣しているだけと推察される。

  • 無機質さを出して差別化するためか、ジャマトライダーが使用するデザイアドライバーはベルト装着時の起動音とコアIDを装填する際の『ENTRY』の音声が鳴っていない。但し玩具版では鳴る。

  • 基本的に変身音声は大文字固定のギーツにおいて大文字+小文字(ある意味本来の文法)が使われた。これもまたジャマトライダーの異質さを際立たせている要素の一つになっている。
    • ……のだが商品ページでは今まで通り大文字固定になり、後に本編の字幕表示も大文字に修正された。

  • 怪人が変身したライダーであるが、戦闘員ポジションの怪人が主人公サイドの仮面ライダーと同じベルトで変身する珍しいパターンとなっている。当初は2体登場したがその後も登場しているため、フォームチェンジも可能な量産型ライダーとも評価できる。


関連タグ編集

仮面ライダー ジャマト

サブライダー 量産型ライダー ダークライダー 怪人ライダー

ジャマトフォーム


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