『JACK POT HIT』
『GOLDEN FEVER』
概要
フィーバースロットレイズバックルと大型バックルをデュアルオンし、条件を満たす事で変身可能な特殊強化フォーム。
変身の際には、フィーバースロットのゴールデンレバーを倒し、スロットリールの絵柄をもう1つのバックルと一致させて「フィーバー」と呼ばれる機能を発動させる事が必要となる(ブーストなどの単独リールが存在しないバックルは「???」を引き当て、もう片方と同じ装備を出現させる)。発動に成功すれば上下半身に同じ装備を展開し、本来のフォームを数倍のスペックへ強化した形態で戦える様になる。
フィーバーブーストフォームの場合、エントリーフォームの13倍に強化されたスペック(パンチ力・キック力・ジャンプ力)が更に2倍に跳ね上がる。
それ以外の5つ(マグナム・ゾンビ・ニンジャ・モンスター・ビート)の場合も、各バックルの装着に伴って変動する数値が2倍となる。
なお、パワードビルダー、ファンタジー、ジャマト、コマンドジェット、コマンドキャノン、ブーストⅢのフィーバーフォームに変身可能かは不明。
- 例:マグナムフォームのパンチ力は単独だと0.6t増加し、フィーバー状態ではその倍の1.2tの増加となる
また、モンスターフォームとブーストフォームを除く4形態は拡張武装が2つ同時に使用可能になる。例えばマグナムシューター40Xで2丁拳銃になったり、ゾンビブレイカーの二刀流をしたりと、根本的に攻撃力が底上げされる。
このフォームになるとジャズチックなBGMと共に、各ライダーが保有するパーソナルアクセサリーが強化された金色のアクセサリー「バランサー」が追加される。また、この状態だと複眼は本来の形態の色とは関係無くイエローで統一される。
変身時のエフェクトは、「FEVER」と書かれたネオン管とスロット台から十字型の星がコインの様に大量に溢れて来る。レイズジャックポットの向きの関係上、右にフィーバースロットレイズバックル、左に他のバックルをセットする。
バランサー
各ライダーのパーソナルアクセサリーが強化された金色のアクセサリー(ナーゴ以外は元々のパーソナルアクセサリーも残っている)。
フィーバーフォームでは各種機能を最大限に発揮させるため、それに伴うエネルギー負荷や身体的ダメージなどの調整・安定を行う。
余談だが、ハクビはフィーバーフォームが未登場であるため、バランサーがどうなるかは不明である。
各ライダー | パーソナルアクセサリー | バランサー |
---|---|---|
ギーツ | ギーツテール | フィーバークロステール |
タイクーン | タイクーンバンデージ | フィーバークロスバンデージ |
ナーゴ | ナーゴバングル | フィーバークロスバングル |
バッファ | バッファムレータ | フィーバークロスムレータ |
パンクジャック | パンクジャックマント | フィーバークロスマント |
形態一覧
※上半身側は全てフィーバースロットレイズバックルで実装。
ギーツ
フォーム | スロットの絵柄 | 下半身側 | 初登場 |
---|---|---|---|
フィーバーブーストフォーム | ??? | ブーストレイズバックル | 第11話 |
フィーバーマグナムフォーム | MAGNUM | マグナムレイズバックル | 第12話 |
タイクーン
フォーム | スロットの絵柄 | 下半身側 | 初登場 |
---|---|---|---|
フィーバーニンジャフォーム | NINJA | ニンジャレイズバックル | 第12話 |
ナーゴ
フォーム | スロットの絵柄 | 下半身側 | 初登場 |
---|---|---|---|
フィーバービートフォーム | BEAT | ビートレイズバックル | 第12話 |
バッファ
フォーム | スロットの絵柄 | 下半身側 | 初登場 |
---|---|---|---|
フィーバーゾンビフォーム | ZOMBIE | ゾンビレイズバックル | 第12話 |
フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神) | ZOMBIE | ゾンビレイズバックル | 第33話 |
パンクジャック
フォーム | スロットの絵柄 | 下半身側 | 初登場 |
---|---|---|---|
フィーバーモンスターフォーム | MONSTER | モンスターレイズバックル | 第12話 |
立体化
リボルブチェンジフィギュアシリーズ
『リボルブチェンジフィギュア PB04 仮面ライダーギーツ マグナムブースト(重塗装ver.)&フィーバーセット』、『リボルブチェンジフィギュア PB10 仮面ライダーバッファプロージョンレイジ&ジャマ神&フィーバー&コマンド&レイジングセット』としてリリース。
こちらでは装動よりもギーツのフィーバーブーストフォームがリリースされ、バッファの方が遅くリリースされたという逆転現象が発生している。
フィーバークロステールは後述するFiguarts版同様に別パーツとして造形されているため、装動よりもカスタマイズ性は高め(シールで複眼をカスタマイズする必要性がないというメリットもある)。
加えてバッファの方にはバーサークローに装着する補助パーツが同梱されているので劇中で披露したゾンビブレイカーの二刀流も可能。
反面、それ以外のライダーのフィーバーフォームは立体化されていないのが難点である。
S.H.Figuarts
ギーツ版は『仮面ライダーギーツ ブーストマグナムフォーム&フィーバーフォームパーツセット』と題してリリースされ、マグナムブーストフォームや同梱されているフィーバーフォーム用のオプションパーツを装着すればフィーバーフォーム各種が再現可能。
その後もフィーバービートフォーム(ナーゴ)、フィーバーゾンビフォーム(バッファ)、フィーバーモンスターフォーム(パンクジャック)が立体化。
塗装・造形共に高品質なのが最大の特徴で、特にフィーバービートフォームは二連ビートアックス、フィーバーゾンビフォームはゾンビブレイカーの二刀流が可能である(特に前者ができるのはFiguartsだけである)。
装動
フィーバーブーストフォームは該当記事参照。
『ID3』でフィーバーマグナムフォーム(ギーツ)、『ID4』でフィーバーニンジャフォーム(タイクーン)、フィーバービートフォーム(ナーゴ)、フィーバーゾンビフォーム(バッファ)、フィーバーモンスターフォーム(パンクジャック)、『ガッチャード→3←』にてジャマ神版フィーバーゾンビフォームが立体化した
バランサーと接合する形で造形されているパーツを除けば、バランサーを取り外して元になったフォームのパーツとしても使いまわしたり、逆にバランサーを取り付けてオリジナルのフィーバーフォームを組めるのが最大の魅力(※1)。『ID4』のオプションセットと組み合わせればデザイアドライバーもより細かくカスタムできる。
また、ガンスリンガーレッグの「アーマードガン」展開ギミックは『ID3』のフィーバーマグナムフォームを、チャージ状態のゾンビブレイカーは『ID4』のフィーバーゾンビフォーム、ツインブレード状態のニンジャデュアラーは同弾のフィーバーニンジャフォームでしか手に入らない。
では、ナーゴには二連ビートアックスが付くのか…と思いきや武器は一切付属しないので『ID3』のビートフォーム(リボルブオン)の購入を推奨する(ギーツも同様に手持ち武器は必然的に過去弾から流用する事になる上、二丁拳銃を再現するとなれば、『ID2』の「ギーツ ブーストマグナムフォームB」を二箱(シールを含めれば「ギーツ ブーストマグナムフォームA」も)買わなくてはならない)。
以上の仕様から結果として皮肉にも主人公であるギーツのカスタマイズ性は低いが、そこに目を瞑ればアクションフィギュアシリーズの中ではカスタマイズ性は突出している方である。
- (※1)取り外しできるのはフィーバークロスバングル、フィーバークロスムレータであり、フィーバークロスマントも一応は別パーツとして造形されているものの、フィーバーモンスターフォーム用の肩パーツ専用となっている。
- なお、タイクーンのオリジナルフィーバーフォームを作りたい場合、フィーバークロスバンデージのシールを左足に貼り付ける必要がある。
- また、ギーツ以外のライダーでフィーバーマグナムフォームを作りたい場合は上半身を、タイクーン以外のライダーでフィーバーニンジャフォームを作りたい場合は下半身を過去弾から流用する必要もあるので注意。
余談
- 公式HPでは各フィーバーフォームの頭部ページは作られておらず、詳細を開くと各バックルで単独変身した時のページに飛ぶ。この為フィーバーブーストフォーム以外は移動前と移動後で複眼の色に相違が発生している。
- バックルシミュレーターでは作中に登場したフォームしか収録されておらず、「フィーバーパワードビルダーフォーム」などは再現出来ない。
- 6年前のハンターゲーマーや、2作前のワンダーコンボと同じく、強化形態相当でありながら中間フォームとして扱われないフォーム群となっている。そのため正真正銘の中間フォームへすぐに移行してしまい、フィーバーフォームは1回限りのフォームがあるなど出番はかなり少ない。何ならモンスターの下半身はフィーバーバックル使用時にしか見られていない。
- メイン4人の中で唯一中間フォームが用意されなかったナーゴは、ビートブーストフォーム及びファンタジーフォームが出るまで長らくフィーバービートフォームが最高戦力となっており、劇場版を含めて計3回変身している。
- ジャマ神となり新たな力を手に入れたバッファの強化形態はフィーバーフォームの強化版となっており、番組が終盤に差し掛かったタイミングで思わぬ復活を果たした。