『SET』
『zzz…』
「変身!」
『MONSTER』
『READY FIGHT』
「Foo!カマすぜ〜!I’m パンクジャーック!」
「ヨソ見してる場合かよ~、カモ~ン!!」
もしかして→モンスターファーム
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する形態。
デザイアドライバーにモンスターレイズバックルをセットして変身する。
第9話でギーツが初変身。以降はパンクジャックやナッジスパロウの実質的基本形態となる。
通常の大型バックルの中で唯一変身待機音がデザイアドライバーのデフォルトではなく、ファンシーなBGMにいびきという拍子抜けしそうな特異なもの(必殺待機音も兼ねる)。
変身エフェクトは巨大な2つの拳。
本作のサブライダーの面々に使用されることが多い。
スペック
ギーツ
「こんな世界は、一発KOだ!」
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 88.8kg |
パンチ力 | 8.8t |
キック力 | 18.5t |
ジャンプ力 | 6.5m(ひと跳び) |
走力 | 7.7秒(100m) |
パンクジャック
身長 | 207.6cm |
---|---|
体重 | 99.7kg |
パンチ力 | 8.5t |
キック力 | 18.0t |
ジャンプ力 | 5.8m(ひと跳び) |
走力 | 8.1秒(100m) |
ナッジスパロウ
身長 | 194.8cm |
---|---|
体重 | 88.4kg |
パンチ力 | 8.3t |
キック力 | 17.3t |
ジャンプ力 | 5.1m(ひと跳び) |
走力 | 8.3秒(100m) |
手待ち武器の拡張武装やブーストライカーのような拡張車両が存在しない代わりに、全体的に高めなスペックと手足に纏う拡張装備に高い攻撃性能が備わった、基本能力が優れた形態。劇中ではほぼ上半身側で運用されており、下半身側が使用されるケースは稀。
さすがにブーストフォームには及ばないが、同じパワー型のゾンビフォーム以上の出力を持ちながら機動性も強化されている。
作中では英寿もブーストフォームからスペックの劣るこの形態を優先してチェンジすることもあった。
両腕または両足のパンチorキックによる近接格闘特化型のフォームといえるが、ナッジスパロウは敵を公園の砂場に誘き寄せてからモンスターグローブによる衝撃波で埋め立てて倒す、埃を巻き上げて撤退用の撹乱に利用するなどの応用も見せている。
最初期のデザイアグランプリにおける大型バックル形態の中でトップクラスの攻撃力を持つ形態であり、小型バックル形態程度ならば通常攻撃数発で変身解除させてしまう程。使い手次第なら格上の仮面ライダーにすらある程度対抗できる性能を誇る。接近戦においては無類の強さを発揮する反面、遠距離戦はかなり不得手なため、生半可な打撃はいなしてしまう仮面ライダーグレア、ベクトル操作を得意とする仮面ライダージーン相手には苦戦を強いられることもあった。
また、高速移動能力やバフ掛けと言った特殊能力が少ないからか単純な格闘戦一辺倒になりがちで、大智が使用した最後の仮面ライダーバッファ戦では逃走も許されず怒濤のラッシュを受けて惨敗している。
バイス
身長 | 199.8cm |
---|---|
体重 | 89.7kg |
パンチ力 | 10.4t |
キック力 | 12.2t |
ジャンプ力 | 10.7m(ひと跳び) |
走力 | 6.8秒(100m) |
ギロリから渡されたデザイアドライバーとバイスコアID、モンスターレイズバックルを用いてバイスが変身した特殊形態。一時的な復活で消えかかっていたバイスの存在を繋ぎ止めるためのギロリの計らいでもある。バイス本人はドライバーを受け取った際に「これ、イカしてんな!」と好意的なリアクションを見せていた。
変身エフェクトはデザイアドライバー系列の共通エフェクトとアルティメットバイスを組み合わせたもので、背後に出現したギファードレックスが地面に叩きつけられると変身が完了する。パンチ力以外の性能はアルティメットどころかレックスゲノムと比べても大きく落ちているが、元々バイス本人が肉弾戦が多いだけあり相性は悪くなかったようで、仮面ライダー王蛇にもある程度善戦している。
恐らくバイスにこの形態がチョイスされた理由としては、
- バイスとモンスターフォームの複眼の色が青系統と近い
- モンスター=怪物→悪魔という連想
- 専用の手持ち武器が無い形態
という共通する要素があるからだと思われる。
なお、バイスが使用したモンスターバックルは英寿から譲渡されたものであり、直前の戦闘でギーツが使用していたためギロリが用意した訳ではない。
映画の時系列ははっきりしないものの、道長が消滅した15話とギロリがゲームマスターの座から引きずり下ろされる16話の間と思われ、この間はモンスターバックルを別のライダーが使っていた。終盤でビートバックルの使用者二人が同じ場所に居合わせていたため、単にどこかのタイミングで別のバックルを手に入れていたと考えるのが自然か。
チュータ(GMライダー)
第22話で、「鬼ごっこゲーム」の妨害役としてグレア2に洗脳される形で、最初からこのフォームで登場。同じく洗脳された仮面ライダーゲッシーと共にギーツ達の行方を阻んだが、エントリーフォームのナッジスパロウに倒され、バックルを奪われてしまった。
モンスターフォーム単体への変身経験があるため便宜上ここに記載したが、スペックは不明(というか、ジャマトライダーを洗脳した個体を除き、GMライダー自体のスペック記述が『ギーツ』公式サイトにない)。
機能・外見
青と黄色のツートンカラーで、金色の星の意匠が各所に散りばめられている。
上半身
胸部の「キラボシチェスター」がドライバーのエネルギーを星型の打撃力に自動変換。腕部の「モンスターグローブ」による攻撃力を大幅に引き上げる。グローブには打撃密度を高める機能が備わっており、モンスター級の特大パンチを放つ事ができる。ちなみに打撃がヒットすると「ォンギャー!」というバックル作動時と同じような音声が流れるほか、星形のエフェクトが出てくる。
また、肩の「スターアーマー」は腕部柔軟性を引き上げて伸縮自在とし、予想もつかない方向からの攻撃を浴びせてビックリさせる事ができるらしい。
見た目からパンチ技特化の形態と思われがちだがキック力はマグナムやゾンビのざっと3倍であり、この状態でもキック時には星型のエフェクトが発生している描写も確認されている(モンスターグローブの特性上中々足技を使う機会はないが)。
「攻撃は最大の防御」と言われる通り、グローブ自体の耐久力も高く、事実上の盾としても利用可能。レーザーレイズライザーの光弾を受けても破損しない程の高い強度を持つ。武器が腕に直接装着されているので、敵の攻撃で紛失し丸腰にならないという利点もある。
モンスターらしく、クラッシャー部分は牙を思わせる形状。
青く変化した複眼には攻撃を放つタイミングを見極める為の優れた動体視力と、対象のウイークポイントにマーカーを表示する機能が付与されている。
ちなみに、ギーツ作品の形態で唯一寒色系の複眼である。
下半身
大腿部にエネルギーを打撃力に変換する「パワフルサイ」が、足先にグローブと同様の超打撃力を生む「ビッグブーツ」が装備される。
「スターアーマー」は膝に実装され、同じ様に脚部柔軟性を高め予想も付かないキックを繰り出す事を可能としている。
デュアルオンする形でしか登場しておらず、モンスターフォーム単体では劇中未登場。
必殺技
- モンスターストライク
『MONSTER STRIKE』
モンスターレイズバックルの帽子部分を2回押し込むことにより発動。
決して引っ張って遊ぶ某人気スマホアプリの方では無い。
第9話でギーツが上半身で使用。右腕のモンスターグローブに星型のエネルギーを集め巨大な腕の幻影を作って伸ばし、巨大化したサボテンナイトジャマトを殴り飛ばした。
第19話・第35話ではナッジスパロウが上半身で使用。拳型のエネルギー弾を発射した。
公式媒体、商品では基本形態扱いされているパンクジャックは現状未使用。その為ガンバレジェンズでパンクジャックが参戦した際には35話のナッジスパロウのモーションが宛てがわれている。
デュアルオン
パンクジャック
フィーバーモンスターフォーム
ドライバー左側にモンスターレイズバックル、右側に「MONSTER」の絵柄を引いたフィーバースロットレイズバックルを装填したフィーバーフォームの一種。
ジャマトライダー
モンスタージャマトフォーム
ドライバー左側にジャマトバックル、右側に「MONSTER」の絵柄を引いたフィーバースロットレイズバックルを装填した形態。
バッファ
モンスターゾンビフォーム(ジャマ神)
「ただ目の前の敵を、ブッ潰すだけだ!」
身長 | 221.9cm |
---|---|
体重 | 111.2kg |
パンチ力 | 8.6t |
キック力 | 5.3t |
ジャンプ力 | 4.1m(ひと跳び) |
走力 | 9.1秒(100m) |
第36話にてゾンビバックルを取り付けた状態でフィーバースロットレイズバックルの「MONSTER」を引き当てたデュアルオン形態の一種。
ゾンビフォームの力はもちろん、変身者である道長の手に入れた「ジャマ神」の力による「ゴッズホーン」、「ゴッズウォール」も引き続き搭載(詳しい解説はフィーバーゾンビフォームを参照)。
ジャマ神の対仮面ライダー能力の適用外に当たるダンクルオステウスによる攻撃で上半身のゾンビの装甲が破壊され、咄嗟に分が悪いと判断した道長の意思でチェンジし、巨大魚をモンスターグローブの一撃で撃破した。
なお、ジャマ神ではないモンスターゾンビフォームは他ライダー含めて映像上では一度も登場したことがない。
バンダイキャンディスタッフブログでは「フィーバーモンスターフォーム(ジャマ神)」と誤記されていた。
タイクーン
ブジンモンスター
ドライバー右側にモンスターバックル、左側にブジンソードバックルを装填した形態。
ギーツ
モンスターマグナムフォーム
『SET』
『SET』
『DUAL ON』
『MONSTER』 『MAGNUM』
『READY FIGHT』
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 93.0kg |
パンチ力 | 8.8t |
キック力 | 5.8t |
ジャンプ力 | 8.6m(ひと跳び) |
走力 | 7.5秒(100m) |
劇場版『最強ケミー★ガッチャ大作戦』にて登場する、ドライバー右側にモンスターバックル、左側にマグナムレイズバックルを装填した形態。足のアーマードガンとモンスターグローブによる攻撃的な組み合わせで敵を縦横無尽に倒してしまう。劇中では同じパワー型の青いフォームでもあるガッチャード・アントレスラーとも共演している。
必殺技
- モンスターマグナムストライク
巨大化したモンスターグローブのエフェクトで複数の敵を吹き飛ばす。劇中では特殊個体のジャマトを一網打尽にした。
余談
- フォームのカラーリング的に、一部ファンからは某玩具店の限定キャンペーンで出そうなフォームだと声が上がったとか。
- 他の形態と異なり、パッケージのイメージが写真では無くイラストになっている。本編に登場する形態としては一応前例がある。
- 比較的登場期間の長い(空白はあるが17話~35話)ナッジスパロウだがエントリーフォームを除くとこのモンスターフォーム以外の形態になった事が無く、その影響で彼のメイン形態として扱われる事が多い。
- 現状通常の大型バックルの中でファンタジーレイズバックル共々ブーストレイズバックルとのデュアルオンが確認されておらず、モンスターブーストフォームは未登場となっている。
- 主要ライダーがあまり使わない大型バックル形態=サブライダーの使用率が高い強力な形態、ということで白羽の矢が立つことが多く
- …と言った具合に強敵にぶつけられがちで、それが災いして退場率が高い(この辺りは「小型バックル形態に勝っても箔が付かない」などの演出上の都合があると思われる)。
- 多くの場合は対戦相手が運営・新強化フォーム・ジャマ神と言った「(メタ的な事情を抜きにしても)単純なスペックや技量だけでは勝てない相手」ばかりであり、またギーツやバッファが使用した際は巨大な敵を一撃で粉砕する戦果を挙げているため、モンスターフォームが弱いという訳ではない(ナッジスパロウがデザグラ決勝に進出する程の実力者とは言え、エントリーフォームにあっさり敗れたGMライダーは流石に擁護しようがないが)。
- 一度しか登場しなかった下半身のスーツはブーツを除いてプロージョンレイジに改造された。
関連イラスト
関連タグ
劇場版限定フォーム:バイスの場合はこれに該当する。またギーツの場合も、デュアルオン形態「モンスターマグナムフォーム」として見ればこれに該当する。
- 仮面ライダーグレア:同じく変身・必殺技時に目が開くベルトを着けたライダーで、正体はデザグラのゲームマスター。奇しくもグレアの初戦の相手となったのだが(その後はグレアの記事を参照)、今となっては皮肉な組み合わせともとれる。
- キードラゴンフォーム:青と金のカラーリング、格闘戦が得意、序盤で登場している他のフォームとは頭一つ抜けた強さを誇る等共通点が見られる。
- ガルルフォーム:ジャック・オー・ランタンモチーフのライダーがモンスターの力によって青い複眼になるフォーム。
劇場版限定フォーム
五十嵐/トリケラゲノム → ビートフォーム(リバイ)/ビートアームドプロペラ/モンスターフォーム(バイス) → ギーツワンネス
ギーツワンネス → モンスターマグナムフォーム/アームドプロペラ(ギーツ)/スターガッチャード → ミラクルガッチャード/ガッチャードシャイニングデイブレイク/ドレットルーパー軍式/(サイクロンスカル)