サボテンナイトジャマト
さぼてんないとじゃまと
「ヴォテチャ〜?」 (どこだ〜?)
「キョトチャケロ〜ア!」 (いただきま〜す!)
「ロットア〜ブ!」 (まったね〜!)
『仮面ライダーギーツ』第7話「邂逅Ⅵ:ラスボスと缶けり」〜第9話「邂逅F:Wake up! モンスター」に登場するナイトジャマトの派生種。
第2話より行われ始めた邂逅編におけるデザイアグランプリのラスボスで、運営側からは「ラスボスジャマト」と呼ばれている。
サボテンで構成された騎士のような厳かな容姿とは裏腹に、やや子供っぽい言動を繰り返しており、人間を見つけるや否や嬉々として笑うなど残忍な性質を秘めている。
尚、同一個体かどうかは不明だが、かつて行われたデザイアグランプリでは参加者であるライダー達を全滅させてゲームオーバーに陥らせたらしい。
自分の分身となる巨大植物が捕らえた人間を動力源となる特殊な「缶」に取り込み、それを貪り食う事でその生命エネルギーを吸収し、巨大化して力を蓄えて行くという性質を持つ。
個体の攻撃方法としては、身体から棘状の光弾を広範囲に多弾で発射することが可能。
撃破するには足元にある缶を「缶蹴り」の要領で『ジャマーウォール』の外まで蹴り飛ばさないといけないが、高い動体視力に360°あると思われる視覚範囲、それに加えて極めて高い攻撃力を誇る為、並大抵の攻略法が通じない。
また、ジャマト自身も缶が弱点であることを理解しているため、上手く蹴れたとしても途中でキャッチするなどの妨害も行う。
一度はギーツ・ニンジャフォームのタクティカルフィニッシュに斬り伏せられるも、上述の通り蹴飛ばされた缶を右手でキャッチして撤退するという驚愕の行動を取ってきた。
第8話では覚悟を決めたタイクーンのニンジャブーストフォームに翻弄された挙句人質を全員救出され、更にギーツやバッファ(正確には何もしてないが)、ナーゴらによって缶がエリア外へ遂に蹴飛ばされ消滅した。
……だがしかし、外まで蹴り飛ばしたはずがエリアの方が拡がってしまい、なんと復活してしまった。
これにはツムリやゲームマスターも想定外だったようで、緊急ミッションを発するほど。
脅威にも程があるしぶとさで蘇ったあとは缶を飲み込んで直接パワーアップ、弱点を喉元当たりに隠して蹴られないようにしつつ自らはさらなる巨大化を行った。
ナーゴ・アームドプロペラとバッファ・アームドドリルをたやすく返り討ち、駆けつけたギーツのブーストフォームさえ大きく吹き飛ばす程のチートぶりを見せつけたが、英寿により覚醒したモンスターフォームには特効フォームだった故に一撃ノックアウトされ、缶ごと大爆発、ついに撃破された。
サボテンをモチーフにしたライダー怪人はカクタスオルフェノク以来19年ぶりであり、登場した作品は元号上4番目の仮面ライダー作品である。
この回で桜井景和の両親が事故で亡くなった話が明らかになったが、ライダー達が全滅したデザイアグランプリの存在から、実は事故と言うのが表向きで本当はデザイアグランプリに参加させられて亡くなったのではないかと言う考察もあった。
その真相はライダーが全滅した際のデザグラで沙羅の目の前で二人の両親がジャマトの攻撃で死亡、その際のデザグラがゲームオーバーとなった事で景和と沙羅の両親を含めた他の人々が復活する事がなかったという(DGPルールそのⅦより)。
サボテグロン、サボテンバット、サボテン怪人、アッチペッチー、カクタスオルフェノク:サボテンをモチーフにしたライダー怪人。
サボテンダー:サボテンをモチーフにしたゲームの敵キャラと言えばこの方を浮かべた人もいただろう。こちらもパーティを全滅に追い込む程の攻撃を放つ。
人食いキラーサボテン:同じように人々を襲うサボテン。但しこちらには水に弱いという弱点がある。
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