概要
『仮面ライダーBLACK』第11話「飢えた怪人たち」に登場するサボテンのゴルゴム怪人。
コウモリ怪人と協力して不足している怪人たちの食料「ゴルゴメスの実」を地上で繁殖させる事を目的としている。三神官の口振りでは前文明を滅ぼす際にゴルゴメスの実の生成に関わっていたようで、胞子カプセルの製造を行っていたと思われる。
奥多摩にあるタカガミ山に出現し、ゴルゴメスの実の胞子が入ったカプセルを持って飛行するコウモリ怪人を目撃した登山客の前に現れ、証拠隠滅のために崖から突き落とした。
その後、胞子が入った雨に濡れた人間の体から次々と植物が生えてくる事件の調査のためにタカガミ山を訪れた南光太郎の不意を突いて地底から襲い掛かる。
全身に棘が生えた頑丈な体はライダーパンチやライダーキックも通用せず、溶解性の棘や背中から伸ばした蔦で絡めとってBLACKを苦しめたが、過度の水分に弱いというサボテンの弱点を突かれて川に投げ落とされ衰弱し、ライダーパンチとライダーキックを受け消滅した。
作戦が失敗したことでゴルゴムはゴルゴメスの実が地底で生成できるようになるまで怪人の3分の2を凍結させねばならず、被害に遭った人達は紫外線を照射することで全身の草を枯らして元に戻る事が出来た。
その後、第42話ではハエ怪人が復活させた亡霊怪人軍団の一体として登場。キノコ怪人と共にオフィス街の人々を襲撃し、他の怪人たちと共に光太郎を襲ったが、神野ユウキからハエ怪人が分離すると消滅した。
余談
ゴルゴム怪人の中では初めて人語を話した怪人。もっとも「腹減った、腹減った…」「ライダー…ライダー…」くらいしか話していないが。なおアジトにて勝手にゴルゴメスの実を食べて大神官バラオムに二度も怒られている。
この回でゴルゴメスの実を巡って争っていたのは、カミキリ怪人、カニ怪人、マンモス怪人、イラガ怪人、ツノザメ怪人、トゲウオ怪人の6体。
作戦失敗により前の2体以外は大神官ダロムによって凍結させられたが、なぜか次の回でマンモス怪人以外はまだ起きている状態で登場した。
光太郎は植物に関してからっきしで、序盤でサボテンに水をあげて秋月京子と紀田克美に注意されていたことがサボテン怪人打倒につながったのだが、RX第9話でも相変わらずサボテンに水をあげようとしていた。進歩無いな光太郎さん…(なお同話で登場したサボテンモチーフのアッチペッチーは特に水が弱点というわけではない。補足しておくと光太郎は植物に関してはからっきしだが動物や細菌には詳しいのはカニ怪人の回を見るとわかる)。
第11話にゴルゴメスが発芽したアベックの男・大野勇作役でゲスト出演した田村円氏は昭和ライダー第1作第80話、第2作第32話以来(当時の芸名は田村まろし)の昭和ライダー出演となった。
ライダー怪人の餌となり人間に発芽する植物の果実は平成二期第5作にも登場している。