曖昧さ回避
- 特撮番組『仮面ライダーBLACK』に登場するゴルゴム怪人の一人。この項で解説。
- 特撮番組『バトルフィーバーJ』に登場したエゴス怪人の一人。→コウモリ怪人(バトルフィーバーJ)
- 漫画『アイドルマスターミリオンライブ! Blooming Clover』第24話(第7巻)のヒーローショーに登場する、悪の組織「くらやみ団」の幹部。「曾祖父から4代ずっと闇で世界を支配しようとしてる」らしい。スーツアクターを百瀬莉緒、声を北沢志保が演じた。
- 小説『仮面ライダーEVE』に登場するショッカー残党怪人の1人。詳細はこちらで。
概要
第1話から登場するコウモリの怪人。
主に偵察や誘拐を得意とする。人語を話せるので、人間界やゴルゴム神殿内の情報に通じている。
武器は鋭い爪と牙による攻撃で、数十トンは有りそうな家屋を丸ごと引き千切って持ち去れる程の力を有し、目から放つ赤い光弾も強力である。上記のとおり偵察向けの怪人なので他の怪人より戦闘能力が低く、他の怪人と共闘することが多い。
宇宙空間を飛行可能で、第3話でゴルゴムメンバーの大宮会長が飛ばした人工衛星を持ち去った。
活躍
偵察任務が得意な為、他の怪人に比べて出番が多い。
第4話、第37話では誘拐をしたり、第11話では怪人の食料となる植物ゴルゴメスの種を蒔く作業を行ったり、第46話ではクジラ怪人の裏切りをダロムに伝えたり、第47話、第48話、第49話では大怪人ダロムと共に東京を襲撃する等。
全編を通して12話程登場している。
最期
第49話でダロムと組んでクジラ怪人を始末しようと出現。機動力では上回っているらしく、爪でダメージを負わせた。
さらにクジラ怪人だけでなく、それを捕らえてきたゴルゴム親衛隊を用済みと見なして処刑しようとしたところ、仮面ライダーブラックが出現し、交戦する。ダロムの念力と触角で思うように動けないブラックを痛め付けようとしたその時に、クジラ怪人の超音波攻撃で感覚が一時的に狂ってしまう。
ゴルゴム親衛隊を今度こそ殺害せんと飛び掛かろうとした所にブラックの飛び蹴りを一発、さらに起き上がった所に回し蹴りを受け、クジラ怪人の粘液を浴びてしまう。
その後、瀕死の状態でゴルゴム神殿へ帰還。シャドームーンに大怪人ダロムの死を報告した後、力尽きて爆死した。
萬画版
石ノ森章太郎の萬画版にも登場。こちらでは一般怪人として登場する。
人間体はアランという男で、オペラ座で役者になる事を夢見ていたが、長年オペラ座で下働きをして多くの役者を見てきた父親に才能がないと反対され、家出した過去を持つ。
家を出た後、経緯は不明だが改造されてゴルゴムの一員となった。
後述の作戦遂行中も役者を志した過去の夢が忘れられないのか、オペラ座の地下に潜み夜な夜な無人の舞台に上がっていたことから、オペラ座の怪人と言われて来た。
父親が舞台に上がる自分を盗み見している事には気づいていたが、相手が父親であるせいか知らぬふりをしていた。
主な武器は、噛みついた相手の全身の血液を蒸発させてミイラにする毒が仕込まれている牙。しかし、この毒は彼自身の肉体も蝕んでおり、かつては街を歩けばすれ違う女子が皆振り向くほどの美貌だった顔が別人の様に変貌した。
飲み代欲しさに光太郎たちに情報を持ち込んだ父親を殺害し、カメラマンのサムにゴルゴム怪人が何故変身できるのかと、手下であるアリ怪人達を使って美術館の地下から美術品を盗み出しすり替える作業をしている事を話した。
人質にしていたケイトを連れて戻ってきたブラックにアリ怪人達をけしかけ、地下トンネルをふさぐための地下水で押し流したが、ブラックたちを殺すことは出来なかった。
その後はパリに向かっていた光太郎たちの乗っている飛行機を襲撃。ブラックを翼の上におびき出し、飛行能力を活かし、風圧で自由に動けないブラックに対し優位に立った。
しかし、空港に着く前に始末をつけようと不用意に攻撃を仕掛けた隙に避雷針を突き立てられ、直後に落雷で黒焦げになり翼から落下。
それでも何とかエンジンの噴射口に引っかかって生きていたが、光太郎の指示で機長によって発射されたジェット噴射の直撃で焼死した。
仮面ライダーBLACKSUN
「長い逃亡生活、ご苦労さまです。」
演:音尾琢真
護流五無の一員だがコウモリの伝承よろしく様々な勢力に内通し、保身を図っている。だが根っからの悪人では無い為、卑劣漢には徹し切れず情に流された行動をとる事もある。善人としても悪人としても中途半端だが、それ故に人間的な人物。
法螺吹きな面もあり、ふとしたきっかけで親しくなったニックに「護流五無は実質俺が作った」「四神官として迎えると言われていたけど断った」と大法螺を吹いていた。
怪人態の際には人間態時の皮膚が前掛けのようになっている。人間態とほぼ同じ右足に対して左足はコウモリの性質が露見したアンバランスな形状のため、片足で「ケンケン」をするように歩く必要があり、飛行した場合も着地が不安定となる。
なお、同年に放送されていた『仮面ライダーリバイス』には、音尾氏と同じ劇団である『TEAMNACS』所属の戸次重幸氏が五十嵐元太/仮面ライダーベイル、仮面ライダーデストリーム役で出演していた。また、翌年に公開されたシン・仮面ライダーには、同劇団所属の安田顕氏が通り魔事件の犯人役として出演している。
小説版では大森浩一郎という名前が設定されている。上記のホラ話に加えて「『護流五無』の名前は俺が考えたんだよ」という話をしているが、どうやらこれは本当らしい。
関連タグ
ズ・ゴオマ・グ:同じくコウモリの怪人で、序盤に登場した怪人の中で終盤近くまで生き延びた。